留守宅防犯|空き巣に狙われやすい家の特徴と必要な防犯対策

あなたのお住まいは空き巣に狙われやすくはないですか?

空き巣に狙われにくくするためには、まず「狙われやすい家の条件・特徴」をよく知っておくことが重要です!

留守宅の防犯対策集

Ⅰ.警察統計に見る空き巣の目の付け所

「警察庁のすまいる110番」では、空き巣の発生状況や手口、犯行に及ぶ動向などを統計的に把握して注意を呼び掛けています。

日ごろの防犯対策上で留意すべきポイントがより明確に見えてきます。

空き巣の習性(狙い目のつけどころ)

下表の統計から空き巣は以下の様な状況の家に狙いをつけることがわかります!

◎家の周辺が次の状況にある家を下見で物色しています。

①人通りが少なく人目が少ない
②入りやすく逃げやすい
➂周りの家に留守が多い


◎家の状況が次の状況にある家を確認します。

①留守であること
②入りやすく逃げやすい
➂隣近所から死角がある
④庭木など死角になるものがある
⑤足場になるものがある
⑥窓のクレセント錠の位置が開けやすいところにある
⑦犬がいない

◎侵入を実行する際は次の状況を確信できることが決め手になります。

①無施錠
②クレセントを外せば侵入できる

Ⅱ.空き巣に狙われやすい家の特徴

1.家の立地が空き巣に狙われ易い環境にある

次の様な環境にあると空き巣に狙われ易いので注意が必要です。

環境 状況 空き巣の狙い目
家の密集度 ①自宅の周辺は、家がまばら 隣近所の目が乏しい
人通り多寡 ②自宅前道路の人通りが少ない 通行人の目が乏しい
集会場有無 ③公園、集会場等人が集まりやすい 混雑に紛れて
騒音の有無 ④鉄道、工場等の騒音発生源がある 音にかきけされて
逃げ場有無 ⑤駅や裏林等逃げ込める場所がある 逃げやすい

[対策]

このような周辺環境にある場合は、狙われやすい環境にあるので、一層の防犯措置が必要 ⇒ 防犯カメラ、人感センサーライトなど

2.住人の防犯意識が低い

1)普段から門や扉を空けている。(人目を忍べば簡単に浸入できる)

[対策]

門扉がある場合は、普段から閉じるようにする。留守の時だけ閉めておくのは、留守を悟らせる原因になる。

2)身を隠せる高塀や庭木、ベランダがあり外部から知られずに侵入できる

[対策]

庭木は極力低く手入れし見通せるようにする。ベランダの腰板は極力透明か、隙間があるものにする。または、人感センサー付きフラッシュライトや防犯カメラを設置する。

3.二階などに上がりやすい塀や物置、樹木、雨樋など足場になるものがある

[対策]

足場になるものを撤去又は使用できないよう固定する。または、人感センサー付きフラッシュライトや防犯カメラを設置する。

4.格子戸のない窓や木製雨戸など家屋に浸入しやすい入り口がある。

[対策]

侵入できるほどの間口がある窓には格子戸をつける。木製雨戸を金属製雨戸に変える。又は、人感センサー付きフラッシュライトや防犯カメラを設置する。

5.防犯意識が乏しく留守がまるわかり

[対策]

防犯意識を強く持ち、留守を悟られない対策を講じるべき。

6.防犯カメラ、ライトなどの防犯設備が乏しく侵入しやすい。

[対策]

空き巣に対する抑止力効果が高くなる防犯カメラを数か所設置する。

7.犬がいない

[対策]

人感アラームやセンサライト、防犯カメラ等を設置する。

3.周囲の人達との防犯に対する連帯意識が低い

空き巣が留守を確認するため下見を繰り返しても近隣の関心が薄い。
特に、
留守確認のためドアホンを何度鳴らしても近隣は無関心。

[対策]

極力近所の人と日ごろから親しくし留守時には注意を依頼する。

Ⅲ. 最後に

ご自宅が空き巣にとって狙いやすい環境にある場合は、より一層の防犯対策が必要であります。

従って、できるだけ防犯意識を高く持って環境を改善するとともに、環境改善が難しい要因の場合は、防犯カメラやセンサーライトなどを空き巣が目に付くよう設置して抑止力を高めましょう!

重要なのは、置かれた自宅の環境や条件を理解して抑止力を強めることです。

なお、「自分でできる「留守時の防犯対策」」もご参考にしてください。

なお、以下に、防犯対策に最も威力を発揮する防犯カメラのおすすめ製品をご紹介します

決して高価で不必要な機能をもったものは必要ではありません。

防犯カメラは、できれば死角のない配置ができる台数を設置することをおすすめします。

ワイヤレスは、フリーズなどの恐れがあるワイヤレスカメラは万一の際に役立たない恐れがあるのでおすすめできません。

以下は、全て、平らなネットコード有線を使用できるため窓の隙間を利用して簡単に設置できます。

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