「アポ電強盗」や「オレオレ詐欺」は、電話を使った犯罪です。
「電話の応対」が、被害を招くもとになっています。
特に、老人は、騙されやすい(きちんと応対するのが礼儀との潜在意識が強いため?)ので犯罪者からの巧みな電話には応対すべきではありません。老人はついつい子供や孫には甘いので付け込まれやすいのです。
従って、「犯罪者からの電話には一切関わらないようにする」ことが、「アポ電強盗」や「オレオレ詐欺」から身を守る最大の防犯対策となります。
このため(アポ電強盗やオレオレ詐欺の電話に応対せずにするため)には、家の固定電話を「未登録番号着信拒否設定」(相手には「恐れ入りますがこの電話はおつなぎできません。」とメッセージが流れる。)にするか、「非通知電話・ファックス拒否設定」(あなたの電話番号は通知されていません。恐れ入りますが、電話番号の前に「186」を付けておかけ直しください。)とメッセージが流れる。)にするべきです。
もっともいいのは、前者の「未登録番号着信拒否設定」です。
老人は、誰かからの連絡を心のどこかで待っているようなところがあるので、この「未登録番号着信拒否設定」を「不安視」しがちです。
しかし、身内や知り合い以外の電話には、ほとんど必要のある電話はないはずです。むしろ、不必要な売込みや勧誘などが大半のはずです。
そのような中に、「振り込め詐欺」や「ワン切り(相手にかけなおさせ高額な通話料を請求する)詐欺」、「ストーカー」などからの迷惑電話などが入ってくるのです。
迷惑電話は、大抵「非通知」ですので「非通知拒否設定」もある程度有効ですが、中には、「番号通知」の犯罪者からの場合もあります。これが急増しています!
従って、これら一切の災害から身を守るためには、「未登録番号着信拒否設定」が最適と考えます。
どうか老人の身内や関係者は、「アポ電強盗」や「オレオレ詐欺」、その他の迷惑電話の被害から守るために、この固定電話の「未登録番号着信拒否設定」をご指導ください!
それでは、電話設定をする方法をご案内します。
いずれにしても、「登録者以外拒否設定」及び「非通知電話・ファックス拒否設定」の対応ができるようにするためには、
①NTTのナンバー・ディスプレイに加入していること
②ナンバー・ディスプレイに対応したディスプレイがつき着信拒否機能が付いた電話機であること
必要です。
「ナンバー・ディスプレイ」とは、NTTのオプションサービスの1つで、電話をかけてきた相手の電話番号を、電話機のディスプレイに表示させるというものです。電話機に登録してある電話番号からの場合は、誰からかかってきた電話なのか音声で知らせてくれます。しかし、相手が非通知でかけてきた場合には、相手の電話番号は表示されません。
「ナンバー・ディスプレイ」を利用するには、NTT(116通話料無料)への申し込みが必要です。
そして、初回の工事費と月額利用料が必要です。ライトプランの場合はは、工事費は2,000円(税抜)、毎月の使用料は住宅用は400円(税抜)がかかります。
設定方法は電話機の取説をみれば簡単に設定できます。
どうか老人の身内や関係者は、「アポ電強盗」や「オレオレ詐欺」、その他の迷惑電話の被害から守るために、この固定電話の「未登録番号着信拒否設定」をご指導ください!
最後になりますが、「自分でできる「長期間留守時の防犯対策」」をご参考に願います!