国税庁e-Taxを装う「納付督促状」は詐欺メール!要注意を!

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国税庁e-Tax名で『【督促状】滞納した税金がございます』との督促状は詐欺メールです!

迷惑メール

Ⅰ.国税庁を装った督促状詐欺のメールが横行

1.メールの内容

メールは、『【督促状】滞納した税金がございます』という通知で、送り状の差出人は、国税庁となっています。

メール本文

文脈は、「差し押さえするぞ」といった脅しに加え、「本日中に対応しろ」と慌てさせる口調で、メール上の「URL」にアクセスさせるのが狙いとなっています。

-詐欺メールの本文ー

このメールは、繰り返し内容を変え送りつけてきます。

例えば、期限と支払いの為のURLを変えたりして煽ってきます。

このメールは、ヤフーサーバーにおいて、「迷惑メール報告」を都度行い、サーバーでの登録をしていてもくぐり抜けてきます。

このため、Outlookでも迷惑メール対策を行う必要があります。

Outlookでの迷惑メール対策は、「Outlook迷惑メール対策|迷惑メール設定と受信拒否設定の強化」をご参考に願います。

2.メール上にアクセス求めるURLがあれば詐欺メール

メール上に口座情報などの個人情報を記入させるURLを設置するのは詐欺の手法です。

従って、このようなメール上のURL等にアクセスを求めるメールは、全て詐欺と見て、決して、アクセスしないのが鉄則です!

3.注意喚起の内容

e-Taxのホームページでは、このメールに対して下のような「緊急のおしらせ」を掲載し、注意を呼びかけています。

ここでは、注意を促すために、「メール上にURLを貼り付けることはあり得ない」と明示しています。

また、下表の通り「e-Tax(国税庁)からメールを発信する場合の事由と送り方のルール、形式、事例を紹介」しています。

さらに、「要件別に決められた全ての種類のメールのひな形が見られるように一覧表を作成」しています。

また、送信元表記は、次のように統一されていることも示しています。

⇒【e-Tax(国税電子申告・納税システム)<info@e-tax.nta.go.jp>】

(1) 「税務署からのお知らせ」メールの発出ルール

e-Taxでは、メールアドレスを登録している方へ、メッセージボックスに情報が格納された場合や、 暗証番号の再設定のための秘密の質問と答えなどの登録を受け付けた段階で、登録しているメールアドレスあてに 「税務署からのお知らせ」又は「国税庁からのお知らせ」メールを送信しています。

事前にメールに表示する宛名をe-Taxに登録することで、「税務署からのお知らせ」等メールの件名や本文に登録した宛名が表示されます。

また、「税務署からのお知らせ」等メールは、以下の送信元から送信されます。

送信元表記:e-Tax(国税電子申告・納税システム)‹info@e-tax.nta.go.jp›

①e-Taxが送信するお知らせメールは、定型文で「税務署からのお知らせ」等のメールの種類に掲載している件名や本文のみとなります。

②送信元表記や件名、本文を「税務署からのお知らせ」等メールに偽装又は内容が酷似したメールは、e-Taxから送信したものではありませんので、取り扱いには十分にご注意ください。。

③「税務署からのお知らせ」等メールには、 添付ファイルを添付することはありません ので、添付ファイルが添付されている場合は、取り扱いには十分にご注意ください。

(2) 「税務署からのお知らせ」等のメールの種類

詳細は⇒e-Taxホームページ『「税務署からのお知らせ」等のメールの種類』をご覧下さい!

「申告に関するお知らせ」等、税務署からのメール文例が網羅されています。



Ⅱ.詐欺メールを見破るポイント

今回のe-Taxを騙る詐欺メールの特徴や、注意・取り扱い、及び、国税庁の注意喚起のお知らせをご紹介しましたが、今や、大手通販や銀行、役所等あらゆる名を騙る詐欺メールが横行しています。

このため、詐欺メールを見抜くための一般的な留意点を下記しますので、手を変え形を変えて送られる詐欺メールの対応の参考にしていただければと幸いと存じます。

1.送り付けたメール上でアクセスを求めるメールは詐欺!

繰り返しになりますが、通常、銀行にしろ大手通販にしろ、本人宛のメールで個人情報の入力や確認入力を求めることはありません。

必ず、別途、銀行や通販サイトログイン画面からログインして、手続きを求めることになっています。

2.差出名やアドレスは何とでも書けるものと知っておくことが必要!

差出人の名称やロゴ、及びアドレスが本物とそっくりであれば、本物と信用しがちになります。

しかし、メールの差出名やアドレスは、下記の通り何とでも作れるものであることを知っておく必要があります。

⦿「メールの差出人アドレスは何とでも書けるもの」

メール送受信の仕組みは、メール本文とそれを配達する封筒から成り立っています。メールが配信されるのは封筒に記載の送信者メールアドレスと宛先メールアドレスに基づき配信されます。
封筒そのものは、届いた瞬間に破棄され、受け取側ではメール本文記載の送信者アドレスを目にするだけになります。
このため、受け取り側には本物からのメールのように見せることができるのです。

詳細は、「有害情報対策ポータルサイト」の「迷惑メール対策編」の「なぜ、嘘のメールアドレスが書けるの? (中級)」をご覧ください!



Ⅲ.最後に

e-Taxの利用者に国税庁e-Tax名で『【督促状】滞納した税金がございます』との詐欺メールが送りつけられています。e-Taxのホームページでも注意を呼びかけていますが、メール上のURLにはアクセスしないよう注意しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

ーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーーー

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