宅配業者からのSMS(電話番号宛てメール)は詐欺メール、開封厳禁!

宅配業者から携帯電話にSMS(電話番号を宛てのメール)で「持ち帰りました」のメッセージが届いたら詐欺です!

宅配業者はSMSで連することはありません、無視し、削除しましょう!

SMSメッセージ

1.宅配需要の拡大で宅配業者を騙るSMS詐欺が急増

通販などの宅配需要が拡大していることから、宅配業者を装った※SMSメールによる詐欺犯罪が急増しています。

※SMS:Short Message Serviceの略で、スマホの電話番号宛てにメールが送れるサービスです。

SMSは、電話番号でメールが送れるので、詐欺グループは、無差別に携帯電話番号に片っ端から送りつけて獲物を狙っています。

SMSは詐欺グループにとって格好の獲物探しツールになっています。

【SMS手口】

大手宅配業者名で携帯電話にSMS(ショートメッセージ)を送りつけ、偽サイトへ誘導したり個人情報をフィッシングする手口です。

「住所をもう一度教えてください」「保管期限が過ぎてしまうので連絡してください」などですが、なかでも多いのが「不在連絡と称して、確認(再配達)の為のアクセスを求めるもので緊急性を持たせる形でアクセスを促すものです。



2.詐欺の狙いは、SMS上のURLにアクセスさせることです!

詐欺は、送りつけたSMSメール上に設置したURLにアクセスさせ、偽サイトへ誘導したり個人情報をフィッシングすることが狙いです。

【SMS文例】

SMSメッセージには、「お荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。ご確認ください。URL(https://・・・・)」などと、必ずアクセスさせる「URL」が記載されています。。

再配達連絡票は不在にした時にはよくあることなので、宅配業者なら電話番号を知っているのでSMSは不自然なことではないと思い込み、「URL」にアクセスしてしまう方も多いのではないでしょうか?

しかし、宅配業者は決して、SMSメールを使って連絡することはありません。

3.SMS上のURLに仕掛けられた罠

SMS詐欺メールの目的は、不正アプリをインストールさせたり、別サイトへ誘導し個人情報を入手し、高額通信費請求や物品の購入費負担を肩代わりさせることなどです。

国民生活センター:消費者庁によると、「URL」にアクセスすることによって次のようなトラブルに巻き込まれる恐れがあると指摘しています。

1)アクセスと同時に不正アプリのインストールが実行されて、勝手にその携帯から他者へSMSメールが発信され、受け取った他者から問い合わせ来る。

2)勝手に海外向けに大量のSMS発信がなされ高額の国際通信料の請求が来る。

3)サイトの指示どおりに氏名などの個人情報を入力すると、携帯の決済を使って高額の電子マネーが購入される。



4.宅配業者ではSMSは連絡手段に使わないことを表明している

大手宅配業者は、このような被害を防ぐため、SMS(電話番号でメール)を連絡には一切使わないことを表明しています。

各社では登録会員制により、事前に配送予告や配送状況がメール通知を受けられる制度がありますが、不在連絡は紙ベースで郵便受けに投函することになっています。

【各社のSMSに対する方針】

ヤマト運輸 弊社では、ショートメールによるご不在連絡やお届け予定のお知らせは行っておりません。
佐川急便 当社ではお荷物の集配についてショートメール(SMS)によるご案内は行っておりません。
日本郵便 当社ではショートメールによるご不在連絡のお知らせは行っておらず、また、Webサイト等に掲載するURLにおいて「.com」および「.top」を使用しておりません。
西濃運輸 弊社ではショートメールによるご不在連絡やお届け予定のお知らせはおこなっておりません。
福山運輸 最近、当社の社名もしくは類似名称を名乗るメールが増加しております。あたかもお届けの荷物を預かっているかのような内容になっており、出会い系サイト等に誘導しております。このようなメールは福山通運とは一切関係のない迷惑メールですので、返信や本文にあるURLへのアクセスをなさらないようご注意ください。

以上から、宅配業者は一切SMSメールを連絡で使用しないことをしっかり頭においておきましょう!

5.宅配業者からのSMS上のURLへのアクセスは厳禁!

したがって、宅配業者からのSMSメールには決して反応せず削除か無視しましょう

なお、迷惑設定や携帯電話会社への通報は必要を感じればしておきましょう。



6.最後に

宅配業者はSMS(携帯電話番号でメッセージが届けられる機能)を使った連絡は一切しないルールになっているため、宅配業者からのSMSは詐欺メールと判断し、無視、又は削除をし、決してSMS上のURLにはアクセスしないようにしましょう。

また、親などの年寄りにも注意喚起しておきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーーー

なお、下記の関連記事もご覧いただければ幸いです。