楽天メール「あなたのアカウントは異常行為で制限されている」は詐欺!

相変わらず猛威を振るう楽天を騙るフィッシング詐欺メール!

楽天を騙るフィッシング詐欺メールの特徴と一目で見破る方法をご紹介します。

Ⅰ.楽天を騙る詐欺メールの特徴

大手通販AmazonやLineを騙るフィッシングメールが後を絶ちませんが、楽天を騙る詐欺メールも増加の一途です。

何らかの形で入手したメールアドレスに無差別に送り付けていれます。

楽天も、ホームページで「多発している詐欺メール等への注意」と注意を促していますが、楽天の公式メールとそっくりなので勘違いして被害者も増大しています。

楽天を騙る詐欺メールの代表的なパターンは以下の通りです。いずれも、メール文にあるURLからアクセスを求めるものです。

1.差出人(アカウント)と要件名

1)差出人(アカウント)

送信者名及びアカウントは次のようになっています。

楽天の偽ロゴを使い、楽天に登録している個人IDまで記載されているので、初めての方は楽天からの本物と錯覚してしまいそうです!

rakuten.co.jp」に騙されないようにしましょう!

2)要件名

要件名は、【支払いを更新する必要があります】、「アカウントを制限している」などとしてアクセスを催促しています。

2.本文(内容)

要は、「ボタンを押して、個人情報を入力しろ」ということです!

「あなたのアカウントは異常行為で制限されています」とい訳のわからない警告文が大きくマークされています。

普通ここで、顧客に使う表現ではないので詐欺メールとわかるのですが、慣れない人は不安に駆られ術中に嵌ることになりかねないのです。

脅しで動揺させアクセスを誘い個人情報を騙し取るフィッシングの常套手口なのです。

決して、相手の指示に従ってアクセスしないようにしてください!

楽天等大手通販では、取引に必要な個人情報を入力させるような要件はメールで要請することはありません。「楽天サイトで手続きしてください」と指示されるはずです。



Ⅱ.大手通販のアクセス求めるメールへの対応

1.メール上のURLにアクセス求めるは、詐欺と心得よ!

大手通販や銀行を含めて、送りつけたメールのURLにアクセスして確認を取ることはありません。(確かな相手であることを確認できた上ではありえますが)

従って、普段利用している通販や銀行から、「あなたのアカウントが・・」といった要件で送りつけたメールにアクセスを求めるメールは、全て詐欺と心得て対処しましょう!

決して、慌てて詐欺メールにアクセスないようにしてください!

2.心配な場合は、ネットで検索し同様の事例の有無を確認する!

メールの放置が心配であれば、すぐに、ネット検索で類似の詐欺メールが取り上げられていないか確認しましょう!

例えば、「あなたのアカウントは異常行為で制限されています」)を検索すれば、詐欺メールであることが紹介されています。

3.それでも心配なら当該企業サポートセンターに確認する!

検索で確認できなければ、当該通販のサポートセンター等に問い合わせて確認する。

楽天カスタマセンターの場合は、次の電話で確認されることをおすすめします。

電話番号 :050-5838-4333



Ⅲ.トラブルが発生しした場合の対応

1.トラブルの恐れがあれば、下記へ連絡相談しましょう!

実際に詐欺からの脅しを受けたり被害を受ける可能性が生じた場合は、その内容により以下の窓口に相談しましょう!

インターネットトラブル・犯罪の相談窓口

○インターネット・ホットラインセンター(警察庁)
http://www.internethotline.jp/
個別の対応(被害届や捜査)が必要な場合、ここでの通報と併せて、各都道府権警察の相談窓口に連絡をすることをお勧めします。
○警察本部サイバー犯罪相談窓口
基本的に何でも相談できます。しかし、警察が捜査を始めるには、被害届けが必要す。
○消費者ホットライン -局番なし「188」(いやや)
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html 
インターネットトラブルの中でも、物品の購入、サービスの授受、悪質な商法、詐欺行為などの商取引に関係する全般的な相談を受け付ける最も間口の広い窓口です。
○フィッシング詐欺メールの通報窓口
https://www.antiphishing.jp/consumer/rep_phishing.html
フィッシングメールを転送、もしくは、フィッシングメールの情報を転送通報します。

2.トラブルとなった場合、冷静に対応し相談窓口へ相談する

下記の各ケース別に対応する。

①不当あるいは身に覚えのない金品を請求された。

⇒無視し、メールに返信したり、電話にでない(登録者以外拒否設定をする)
よほど、しつこく不安であれば消費者庁か最寄りの警察署に相談する。

②督促や脅しがある。

⇒無視し、消費者庁や最寄りの警察に相談する。

③実際に被害(お金を振り込んでしまったなど)が出た。

⇒被害の証拠を揃えて最寄りの警察署に相談する。

④パソコンに迷惑画像を貼りつけられ金品を請求される。又は、セキュリティソフトでウイルスを駆除できない。

⇒要求には応えず、駆除ツールなどで画像等を削除する。

ワンクリックウェアというソフトウエアが侵入したもので、セキュリティソフトで駆除できない場合は、無料のダウンロード駆除ツールで削除する。どうしても削除できなければ、リカバリーして初期化しましょう。なお、リモート業者に依頼する方法もあります。

無料のダウンロード駆除ツール

・マカフィー・ウイルス駆除サービス

⑤銀行口座から身に覚えのない引き落しなどがあった。

⇒銀行やカード会社の窓口へ連絡し、最寄りの県警に相談する。

速やかに窓口に連絡し被害の事実確認を行う。また、最寄りの県警の「サイバー犯罪相談窓口」でも、相談できます。

⑥フィッシングで銀行口座情報を盗られた。

⇒パスワードを変更し銀行等に連絡して取引を停止する。

⑦パソコンがウイルスに感染してしまった。

⇒インターネット接続を遮断し、パソコンに導入中のセキュリティソフトでウイルススキャンを実行します。ウイルスが発見されたら、セキュリティソフトの指示に従ってウイルスを駆除します。

なお、ウイルスと同時に偽のセキュリティーソフトを配置している場合は、絶対に、それを使わないようにしましょう!

⑧偽セキュリティソフト等のインストールでPCが動かない。

無料セキュリティソフトを装ったウイルスに感染すると、パソコンの操作ができなくなったり、有料版へのアップグレードを強要しますが、従うと、カード情報等が盗まれたりします。この場合は、パソコンを初期化する方が確実に復旧できる場合があります。



四.最後に

楽天等の大手通販を騙る詐欺メールの横行が一向に耐えません。

身近の人が、これらの被害を受けないためには、ある程度の情報を把握し、防衛の為の知識を見につけ、お互いに気をつけるよう注意喚起が必要です。

今回は、楽天の詐欺メールの事例を取り上げ、用心するべきところや、万一、被害を受けた場合の対処方などについて整理してみました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーー

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