自分でできるインターホン(ドアホン)の交換方法と留意点(リニュアル)

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ドアホンの交換は、配線に問題がなければ、大抵は、素人でも簡単にできます!

従って、ドアホンの交換は、電気店に依頼するよりも自分で交換した方がお得です。

電気店等に依頼すれば出張費を含む工事費だけで1~4万円のコストがかかります。

配線工事や電源直結式などで電気士資格がなければできない場合はやむを得ませんが、それ以外は、素人でも簡単に交換できるので挑戦してみてください!

目 次

Ⅰ.素人でもできるドアホン交換の工事領域

次の場合を除いたドアホン交換は素人でも簡単にできるものです。

1.電気工事士の資格が必要な工事内容

以下のような場合は、電気工事士の資格が必要になるため、電気店等に依頼するしかないと思われます。

1)配線の敷設や取り換え工事を含む場合

2)現在のドアホンが「電源直結式」であったり、新たなドアホンを「電源直結式」にする場合

3)オートロック・電気錠あるいは熱感知器やガス警報器と連動している場合

2.素人ができる工事領域

配線工事を含まず、また、電源がコード式か電池式の場合は、自分で交換できます!

Ⅱ.ドアホンの電源方式の確認方法

ドアホンの電源方式を確認する方法は、「室内親機」を壁にある台座から上にスライドさせ台座から外し親機の裏側を見ます。

そして、配線が4本以上(電源2本、※チャイムコード2本、防犯システムその他)あればコード式でも乾電池式でもなく「電源直結式」であることが確認できます。

インターホンの配線はチャイムコードといい、コード2本が親機と子機を繋いでいます。
チャイムコードは弱い電流しか流れていないため、触っても感電することはありません

Ⅲ.電気屋に交換を頼むと費用はどれくらい?

1.工事費

配線工事(配線の敷設、延長工事)が伴う場合とそうでない場合に分けてみます。

1)配線工事がいらない場合  1万円位(ドアホン機器除く)

現在が「チャイム」(音のみ伝える)ではなく「インターホン」(通話・モニター式)を使っていた場合は、「配線」はそのまま使えます。

この場合の費用は、新しいドアホン機器代を除き、取り付け工事代5千円、出張代3千円合わせて約8千円(税込みで9千円)
但し、「ワイヤレスドアホ」にする場合の工事代は3千円位で済みます。

2)配線工事が必要な場合  1~2万円位(ドアホン機器を除く)

配線工事が必要な場合は、新設、取り換えいずれも配線作業代や開口費、コーキング費等がかかり約2万円程度加算されます。

2.ドアホン機器代 電気屋にもよりますが、ほぼ定価(希望小売価格)

材工共で電気店等(量販店除く)からの購入の場合は、ほぼ定価購入になります。

Ⅳ.ドアホン交換(購入)は親子セットでの交換がお得!

子機のみ或いは親機のみの購入は、適合機種を探す必要もありますが、あったとしても、割高な買い物になります。

子機だけを購入しようとすると、ネット販売でも最低18千円位となり、同機種を親子共で買う値段に匹敵します。

しかも、新しい機種で性能も数段向上した親子共を交換した方が得策で長持ちします。

Ⅴ.ドアホンの選び方

1.機能面:防犯対策に繋がる「録画機能」及び「スマホ直結機能」は必須!

防犯対策を考慮するならば、ドアホンは、モニター(テレビ)付きドアホンで録画できることが必須、更に、外出時でも応対できるスマホ連携がひいところです。

私の場合、ドアホンに専用のアダプターを後付けで取り付け、固定電話につないでいます。これにより、ドアホンが鳴るとスマホに転送され応対できます。このため、私の場合は、ドアホンは、録画機能付きテレビドアホンを使用しています。

そうでない場合は、スマホ転送機能付き、録画附きドアホンが好ましいと思われます。

2.電源方式:コード式が望ましいが、現状の電源事情が優先!

ドアホンの電源の取り方には、「電源直結式」と「コード式」の2タイプがあります。

「コード式」の方が、素人でも交換が簡単にできるので望ましいと思われます。(価格は若干高くなりますが)

しかし、現状が「電源直結式」ならば、交換は、そのままの形で交換でき、価格も安いので「電源直結式」が望ましいかも知れません。

現状が電源方式の場は、電源コードを壁裏から直接ドアホン本体に繋げているので、「コード式」に交換する場合は、その電源コードをコンセントにするか※「不使用処理」をしなければなりません。

私の場合は、現状が電源直結式であり、購入したものが電源コード式ドアホンだったので、ドアホン本体(モニター)にセットされていた電源コードを外して、電源直結式のままに接続させました。

※「不使用処理」についてのQ&A
Q:コード式はモニター本体からコードが出て コンセントに繫げるのですが、直結式は電気の配線がモニターの端子にねじ止めされています。
インターホンを電源コード式のものに替えたいが、もとあった電源コード(黒と白の2本)は先に絶縁テープでも何重かに巻いて放置していてもかまいませんか?A:黒と白の線を離し接触しないようして、絶縁のビニールテープで、白と黒の線を個々に、通常より多めに巻きUの字に上向きに曲げておきます。

3.おすすめドアホン

1)「電源コード式」(親機モニターから出たコードを電源コンセントに差し込む方式)

2)電源直結式(親機のモニターに電源コードを直結させる方式)

Ⅵ.ドアホン交換手順(配線工事なし)

ドアホンには、子機と親機をコードで繋ぐ有線式と、無線で繋ぐワイヤレス方式があります。ドアホンの交換手順を、「有線式ドアホン」と「ワイヤレス式ドアホン」に分けて説明します。

1.有線式ドアホンの取り替え手順

ドアホン交換の手順(配線の取り換えを含まない交換)を、我が家のドアホンの交換事例でご紹介します。

親機は、パナソニック「VL-MV-190K」、子機は同「VL-V564-K」から、パナソニック「VL-SZ35KF」に交換しました。

パナソニック「VL-SZ35KF」

手順1.玄関子機の取り外し

子機のケースの取り外し

壁に固定している玄関子機を外すため、下部にあるネジ隠しの小蓋を指で下へひっくり返す。(機種によって異なります
蓋が空いたら、真ん中にあるネジをドライバーで取り外す。

子機ケースにねじ止めされている2線をドライバーで緩めて外す

子機ケースは2線で繋がっているので、二つのネジを緩めて2線を外します。

2線は、青色と白色ですが、劣化して色が見分けづらくなっているかもしれません。どちらが右側かを記しておきましょう。また2線が接触しないようどちらかの先端部に絶縁テープを念の為巻いておきましょう!

ケースを固定していた台座を取り外す

・壁についている台座のネジを緩めて外す。

手順2.室内側親機(モニター)の取り外し

【古い親機が電源コード式の場合】

①電源となるプラグを抜く(電気を切る)

②親機を引き上げ固定金具から外し、裏側でチャイムコードを繋いでいるネジを緩めて、チャイムコードを外す。

➂壁についている台座金具が落ちないように押さえながら、ネジを緩めて親機(モニター)を外す。

④ネジで台座金具を外す

【古い親機が電源直結式の場合】

①電源元で電流を遮断する。(ブレーカーのところで該当電流を切る)

②親機を引き上げ固定金具から外し、裏側で、まず、電源線(黒と白)2本をネジを緩めてマイナスネジで線留めを抑えて電源線を外す。次いで、チャイムコード2本もネジを緩めて親機から外す。
なお、新しい親機がコード式の場合は、②で外した電源線(黒と白2本)は不要になるので、不使用処理(黒と白の線を離し接触しないようして、絶縁のビニールテープで、白と黒の線を個々に、通常より多めに巻きUの字に上向きに曲げる)をして壁の中に納める。

➂壁についている台座金具が落ちないように押さえながら、ネジを緩めて親機(モニター)を外す。

④ネジで台座金具を外す

手順3.新しい室内親機の取り付け

室内側親機を次の手順で取り付けます。

【新しい親機が電源コード式の場合】

①親機の固定用台座金具を壁の開口部の内外から挟んで、ネジで固定する。

②親機の裏側にある接続部分に、チャイムコードをマイナスネジで線留めを抑えて差し込み固定する。

➂台座に親機(モニター)をセットする。

④電源コードは未だコンセントに繫がずにおく

【新しい親機が電源直結式の場合】

①親機の固定用台座金具を壁の開口部の内外から挟んで、ネジで固定する。

②親機の裏側にある接続部分に、電源線(黒、白の2本)とチャイムコード2本をそれぞれマイナスネジで線留めを抑えて差し込みネジで固定する。

➂台座に親機(モニター)をセットする。

④ブレーカーの電源元はまだ遮断のままで良い。

手順4.玄関子機の取り付け

子機一式から台座(露出ケース)をネジで緩めて取り外す。

②台座(露出ケース)を玄関の元の台座設置場所にネジで固定する。

➂子機裏側の接続部分に、チャイムコード2本を繋いで固定する。

④子機を台座にセットしネジを締める。

手順5.親機に電源を入れる

親機と子機の交換が終われば親機の電源をオンにしてモニターが正常に作動すれば完了です。

後は、親機で時刻設定や種々の設定をマニュアルを見ながら設定します。

【新しい親機が電源コード式の場合】

コードをコンセントに差し込み電気に繫ぐ。

【新しい親機が電源直結式の場合】

ブレーカーの電源をオンにする。

2.ワイヤレスドアホンへの取り換え手順

ワイヤレスインターホンは、取り付けが簡単です。

手順1.玄関子機の取り付け

①台座を取り付ける前に、元のチャイムコードの先端をビニールテープで巻きつけ絶縁し、チャイムコードを壁の中に押し込む。

②子機をの台座を、ネジで固定する。

手順2.室内側親機の取り付け

親機は壁に固定するか好きな場所に置けるようにする。

最後に

ドアホンも永年使うと故障が多くなります。特に、庇がないところに設置された室外子機は劣化が進み、スピーカーや配線等に色々とトラブルが多くなります。

故障の多くは、配線に問題が無ければ、大抵、自分で直せますが、やはり手に負えなくなる時が来ます。

親機、或いは子機に故障がおきて、最早、修理がきかないと判断されれば、親機子機共の交換を自分で行うのがもっとも得策と考えます。

ドアホンの選択に当たっては、有線式にするかワイヤレスにするか、スマホ連携可能なものにするかは別として、交換は、自分でされることをお勧めします。

ーーーーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーーーーーー

おすすめドアホン

【機種選びの着眼点】

① 相手確認にはカメラ、モニターは必要

② 防犯上、録画、スマホ連動型が望ましい

➂ ワイヤレス子機は家庭状況、住宅状況次第

④ ワイヤレスか配線方式かは住宅事情次第

⑤ 電源コードか電源直結式か電池式かは住宅事情次第

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