ドアホントラブル|室外子機に室内からの声が伝わらなくなった故障修理方法(リニュアル)

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ドアホンの室外子機からチャイムや声は聞こえるが、室内親機からの声が子機に伝わらない

この現象は、子機の「スピーカー」に問題がある可能性があります。

経年劣化でスピーカが機能しなくなった可能性が高いのです。

スピーカーの交換方法をご紹介します。

目 次

Ⅰ.ドアホン室外子機はスピーカー故障が多い!

1.室外子機スピーカーは外気に接していて劣化しやすい

ドアホンの玄関子機、特に、戸建ての室外子機は、屋根のない塀や壁・門扉などに設置されていることが多く風雨にさらされているため、劣化で故障し易い状態にあります。

このため、インタホーンの声を受け入れる部分に位置する子機スピーカーは、隙間から外気に接しているため、早ければ6~7年で故障する可能性があります。

スピーカーが故障すると室内からの声が聞こえなくなります。

今回は、素人でもできる外部子機のスピーカー交換の方法をご紹介します。

2.室内から応答も来訪者は無反応なので異変に気づく!

チャイムが鳴ったので応答するも、訪問者に反応がない!

訪問者の声が聞こえ顔も見えるが、こちらの応対に反応がない!

そういうことが2~3度続いたのでおかしいなと気づき、外側の子機からチャイムを鳴らし確認すると、押したチャイムの音も内側からの応対の声も聞こえなくなっていました。

室内親機ではチャイムも声も画像も全て正常ですが、室内親機からの声が室外子機に伝わらない不具合が生じていたのです!

3.子機からの画像音声が正常なのに親機からの声が伝わらないのは子機のスピーカー故障が原因!

原因は、子機のスピーカーが劣化したことによる故障でした!

ドアホンの室外子機本体は、風雨等にさらされているため子機の内部にあるスピーカーも劣化でしやすく、このスピーカーが故障すると、たとえ親機ではチャイムも声も画像も正常であっても、親機からの声が子機に伝わらないことがことが判明しました。

従って、このような場合は、子機スピーカーの故障を疑ってみることをおすすめします。

Ⅱ.子機のスピーカー故障への対応策(修復策)

1.子機のみを修復する場合の修理方法選択肢

以下のような修理方法の選択枝がありますが、自分で子機のスピーカ部品を購入して修理以外は、2万円近くの費用がかかり、親子とも新品に交換するほどの費用になります。

1)修理を依頼する

・スピーカー部品代や出張費等含めて2万円位掛かるようです。(ネット情報)

2)代替可能な子機を購入して交換してもらう

・子機の購入費や設置費等含めてやはり2万円位掛かるようです。(ネット情報)

3)代替可能な子機を購入し自分で交換する

・子機の購入費だけですみますが、安い子機でも15千円位(カメラ付き)はかかるようです。

4)自分で子機スピーカーを購入して交換する

子機スピーカー代(送料込みで約1千円以内)

2.まずは、自分で子機スピーカーを交換してみることをおすすめします!

スピーカー交換は、以外と素人でも簡単にやれます!

ひょっとしたら故障は他の原因かも知れませんが、「スピーカー」の購入費が1千円でできること、「ドライバー」と「はんだゴテ」さえあれば約1時間程度で交換できるので試してみる価値はあります。

・おすすめ「スピーカーはこちら

それでもダメな場合は、他の方法を選択するしかありませんが、経験のためにもダメもとで試されることをおすすめします。

3.子機スピーカーの交換手順

今回は、素人でもできる外部子機のスピーカー交換の方法をご紹介します。

1)我が家のドアホンはパナソニック製で10年ほど前の製品

10年ほど前に故障で交換した我が家のドアホンは次の機種です。

親機は、パナソニック「VL-MV-190K」で、室外子機は同「VL-V564-K」です。

室内親機 玄関子機

※親機にはアダプターを用いて固定電話と繋ぎ、室外に出かけていても携帯で応対できるようにしています。
このため、できれば親機をいじりたくないこともあり、今回の故障の原因をネットで調べ、結果して、同じような故障が多発することがわかり、子機のスピーカーを交換し簡単に修復できました。

2)子機スピーカー修理手順

次の様な手順で修理を行いました。

①[スピーカとはんだゴテセットの発注]

早速、スピーカーとはんだゴテセットを発注しました。

<スピーカー> 

:東京コーン スピーカー 28mm 0.5W 8Ω S28G10K-15

<はんだゴテセット>

(注釈)

・はんだゴテは、素人には難しいかなと思われましたが、ユーチュウーブを参考にしました。意外と簡単です。

②[玄関子機の取り外し]

発注後2日後に「スピーカー」と「はんだゴテ」が届いたので、早速、玄関子機を取り外し、スピーカーの入れ替え作業を始めた。
(ネットの交換手順を参考にしながら)

⦿玄関子機の取り外し

玄関子機を固定している壁のネジを外すため、下部にあるネジ隠しの小蓋を指で下へひっくり返す。
(機種によって異なります)
蓋が空いたら、真ん中にあるネジをドライバーで取り外す。
子機は2線で繋がっているので、二つのネジを緩めて2線を外します。

2線は、青色と白色ですが、劣化して色が見分けづらくなっているかもしれません。どちらが右側かを記しておきましょう。また2線が接触しないようどちらかの先端部に絶縁テープを念の為巻いておきましょう!

➂[子機の箱を開ける]

子機を作業台に置いて、裏蓋を開けます。

子機を裏返して、3か所のネジを外す
コードは繋げたまま裏蓋を横に置きます。
④[基盤を定位置から持ち上げる]
基盤の下にスピーカーがありますので、基盤を持ち上げ横へずらす必要があります。

両サイドに固定止めがありますので横へ倒すと基盤を外すことができます。

線は繋がったまま基盤を外して横へよけてください。
⑤[スピーカーを外す]
窪地にはめ込まれたスピーカーを外すため、まず両側のネジをドライバーで外します。
スピーカーに繋がれた2線は未だ外さず、そのままピンなどでこじ上げてスピーカを窪地から外す。

スピーカーをひっくり返すと表側に貼られていた保護フイルムが劣化して破損しています。(この防護フイルムは雨露の風化を防ぐ為のもので、スピーカーの機能とは関係ありません。また、交換しても不要です。)
⑥[スピーカーと2線の接合部分をはんだゴテで熱して外す]

いよいよスピーカーの交換にはいります。

まず、古いスピーカーから2線を外します。

外す時に、2線の配置(右左の位置)を忘れないようにしましょう(新しいスピーカでの配置を同じにする必要があります。)

スピーカーと線の接着部分(はんだ付け部分)に、350度位の熱っしたはんだごてをあてて溶かし外す(簡単に分離する)
⑦[新しいスピーカーに外した2線をはんだゴテで熱して接合する]

新しいスピーカーに2線を接着させます。

2線の位置は、外した2線と同一位置に接着します。

新しいスピーカ―には接着剤が塗布されているのではんだゴテで熱して2線をそれぞれの塗布部分に接着させます。
⑧[スピーカーを元の窪地に嵌めも元のネジで固定する]

いよいよ新しいスピーカーを元の窪地にはめ込みます。

はめる前に窪地の破損したフイルム屑など除去します。

スピーカーの2線がネジ閉めに邪魔にならないようはめる。

なお、スピーカーには防護フイルムがついていたのですが、下手に音を塞ぐ材質のものをおくとスピーカーの機能を妨げるので無しで良いと思います。(私は無しでやりました)

⑨[基盤を乗せて固定する]

ここからは、単純に逆の順番で進めればいいことになります。

まずは、配線基板を乗せて固定します。

基盤の固定は、④であった両サイドの固定ピンに落とし込む。(きちんと固定されたか基盤を持ち上げて確認しましょう。)

基盤を定位置にもってきます。
両サイドに固定止めに嵌めてコツンと収まれば固定されます。
(少し基盤を持ち上げて確認しておきましょう)
⑩[裏蓋をかぶせて固定する]

➂の逆で3か所にネジを戻してドライバーでしめて裏蓋を閉じます。

この際、ばねを外した場合は忘れずにばねを元通りに戻して裏蓋を閉めましょう!

⑪[玄関子機を定位置に設置する]

⦿玄関子機の装着

2線を元の通り子機の装着部分に繋ぎネジで締めます。

蓋を開け真ん中にあるネジをドライバーで締めて固定する。
ネジ隠しの小蓋をかぶせる。(機種によって異なります)
⑫[テストで見事修復!]

完成後、テストした結果、全て完璧に修復。

僅か千円ほどで、1時間ほどの作業量で故障が修復されました。

最後に

ドアホンの故障は、風雨にさらされている外部の玄関子機スピーカーの劣化によるものが多い。

親機では、室外子機からのチャイムや音声、画像は正常なのに、親機の方からの音声がつたわらなければ、子機スピーカの故障と見当がつきます。

交換作業はさほど難しくなく、また、新しいスピーカーは1000円ほどなので、とりあえずは、自分で交換にチャレンジされることをおすすめします。

なお、子機を交換する場合は、親機とも新しいものに交換されることをオススメします。

また、新しく設置する場合は、庇のある場所に移動させるか、室外子機カバーを取り付けることをオススメします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ーーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーーーーー

ドアホンの選び方とおすすめ製品

大切な家を守る守護神ともなるドアホンの選び方とオススメ製品

ドアホンは、訪問者を事前に確認できる便利な防犯ツールであり、また、留守中の来訪者対応も適切に行え、安心して外出できるツールともなり空き巣対策にもなります。

さらに、ビデを通話機能により、外出中の家族との顔を付き合わせた確認や、離れた親とのビデオ通話もできる便利なツールにもなります。

ドアホンは、単に、玄関口のツールとしてではなく、留守中の応対や防犯対策、さらには、ご家族等とのコミュニケーションツールとして利用できる機種を選ばれることをおすすめすいます。

Ⅰ.ドアホンの選び方

1.ドアホンの種類は?

種類(区分) しくみ
ドアホン 呼び出し機能と通話機能のみのセット
テレビドアホン カメラ付きの屋外子機とモニター(映像)付き親機がセット
スマホ連携型
テレビドアホン
スマホやセンサーと連携できるテレビ電話

2.ドアホンはどんな役割が果たせるか?

①来訪者の顔や声を夜間であってもしっかり認識できることが重要。そのためには、「テレビドアホン」であることが必要です。

②外出先でも来訪者とスマホで応対できることが安心と防犯に重要。このため、「スマホ連携型テレビドアホン」であることが必要です。

③安心と防犯のため、来訪者の録画確認ができることが必要。このため、「録画機能付きドアホン」が必要です。

ドアホンを選ぶ際は、是非共、これらの機能が果たせる製品を選ばれることをおすすめします。

3.ドアホンを選ぶ際の留意点

1)有線型にするか、ワイヤレス型にするか?

ワイヤレスのメリットとデメリットを知った上で、ご自宅の状況(室外子機と室内親機を繋ぐ2線式ケーブルの有無)を鑑みて判断することになります。

〈ワイヤレスのメリットとデメリット〉

◎メリット

①工事が不要 ・無線の為、親機と子機を繋ぐ配線工事が不要で、自分でも設置することができる。
・自分で取り付ければ工事費が掛かからない。
②場所を選ばずに使用可能 ・配線が不要なので設置場所を自由に決められ、また、移動も簡単にできる。
③配線トラブルの心配がない ・長年劣化等による配線不良が生じない

×デメリット

①電池交換が必要 ・玄関子機は電池式の為、半年から1年位で交換が必要になり、うっかりすると肝心な時に作動しないリスクがある。
②画質、性能が有線より劣る 有線に比べ画質や性能が劣る場合が多く、夜間は照明照度足りないと白黒画像になる 。
③電波状況の影響を受けやすい 親機と子機の距離が約100 M まで接続が可能だが環境により電波状態が悪くなることもある。

以上のメリット、デメリットと、現在の配線状況を踏まえてどちらにするかを決めなければなりません。安定性から言えば、有線が望ましいことは言うまでもありませんが・・。

2)有線の場合、電源式にするか、コード式にするか?

電源式というのは、壁裏からの電源を親機に直接繋いで電源を確保する方式です。

コード式は、親機に取り付けられた電気コードを部屋にあるコンセントに差し込んで電源を確保する方式です。

コード式の場合は、親機に取り付けられた電気コードをコンセントに繋ぐだけですから、ドアホンの設置は自分で行えます。しかし、電源直結式の場合は、一応、電気工事士の資格が必要となっているため、原則電気屋さんに頼む事が必要です(自分でもできますが)。

なお、工事屋に設置を依頼する場合は、次回の交換を頭において、できればコード式に変更してもらうべきと思います(設置場所にもよりますが)。

3)親機のモニター画面サイズは、3型、5型、7型のいずれか?

親機モニター画面サイズは、スマホ対応ドアホンの場合、3型~7型が主流となりますが、一般家庭では5型位が適切と考えます。

4)室内子機は、必要か?

室内子機は、あれば何かと便利に使えます。特に、普段、親機と離れた位置にいる場合や、お年寄りには、重宝です。

5)「ビデオ通話」機能は必要か?

ネット環境が必要ですが、親機から外出中の家族のスマホを呼び出し、お互いの顔を見ながら会話ができたり、スマホから親機モニターにビデオメッセージを残すことなどできます。また、ビデオ通話機能を備えた親機モニター間でもビデオ通話ができるので離れた親子間で設置すれば電話代が掛からなくて顔を見ながら話ができます(1回につき10分間が限度)

6)動画の録画は必要か?

殆どのスマホ連動のテレビドアホンには、動画の録画機能は備わっています。また、SDカーを挿入すれば、動画が1件約30秒、最大3,000件を保存することができます。

7)親機モニターの操作は、ボタン式がいいかタッチパネル式がいいか?

タッチパネルは、ボタンや文字などが大きく表示されるので操作がし易いし、広角レンズのワイドな撮影画角が簡単に指先で操作して見ることができるので便利です。

8)「解像度」や「ズーム機能」はどの程度必要か?

大抵のカメラは100万画素以上あり、はっきり顔を認識できます。従って、解像度やズーム機能に拘る必要はさほどありません。

9)「ボイスチェンジ機能」は必要か?

声色を変えて対応することで、訪問販売や不審者に対し効果があると言われます。女性の一人暮らしのような場合には、合った方が安心かも。

10)購入する製品の性能レベルや購入価格は高い方が良いの?

ドアホンの寿命は10年と言われるが、室外子機は環境によって故障しやすいものです。また、新機種がどんどん生まれている中では交換の必要性も高まる可能性は高いものです。従って、性能はそこそこで、価格は安いにこしたことはありません。

以上のような観点からおすすめ製品をご紹介します。

Ⅱ.おすすめテレビドアホン

第一位 全ての機能完備のパナソニック5型シリーズ

下記の機能を備えた下記のパナソニック5型シリーズをおすすめします。

①来訪者の顔や声を夜間であってもしっかり認識できる
②外出先でも来訪者とスマホで応対できる
③来訪者の録画確認ができる

保有する主要機能一覧 パナソニック製「テレビドアホン」
・スマホ連動 ・ビデオ通話
・広角レンズ ・動画録画
・5型のタッチパネルモニター親機
・コード式
(コードを外せば直結式で使える)
・VL-SWD505KF(3セット)
・VL-SWD505KS(3セット、埋込型子機)
・VL-SVD505KF(2セット)
・VL-SVD505KS(2セット、埋込型子機)

何れの製品も、機能や性能は同じです。

室内親機と露出型室外子機と室内子機の3つがセットになったものが「SWD」、
室内親機と露出型室外子機の2つがセットのものが「SVD」となります。
末尾の「KF」は室外子機が「露出型」、「KS」は「埋め込み型」となります。

従って、室内親機と露出型室外子機と室内子機の3つがセットになったものが希望であれば「SWD」を、室内親機と露出型室外子機のセットでよければ「SVD」を求めて下さい。

また、室外子機が露出形の場合は、末尾が「KF」のものを、埋め込み型が良ければ「KS」をお求めください。

従って、「VL-SWD505KF」「VL-SWD505KS」は、室内親機、露出型室外子機、室内子機の3つがセットになっています。また、「VL-SVD505KF」「VL-SVD505KS」は、室内親機、露出型室外子機の2つがセットになっています。

これらの製品の共通の機能・性能の紹介

★ 親機にカメラを搭載。外出中のスマホとビデオ通話ができる。
出先から、自宅の家族と顔を見ながら話せる。(ネット環境が必要)

★ 外出中でもスマホで来客や宅配便の対応ができる。(ネット環境が必要)

★ みまもりリモコン(別売:VS-WD100-K)で家族の帰宅や外出をドアホンが感知して、スマホにお知らせ。外出先でも家族を見守れます。

★ 親機は約5型ワイド液晶、子機は約2.4型液晶

★ SDカード録画(動画)

★ 玄関子機(露出型)には広角レンズ、LEDライト搭載

なお、オプション機器によって、次のような使い方も可能になります。
・開閉ドアセンサー接続やカメラ接続
・住宅用火災警報器連動
・電気錠制御

すべてのレビューを見る(59件)  ◎このショップのレビューを見る

おすすめの各製品は以下をご覧ください。

VL-SWD505KF(3セット型)

VL-SWD505KS

VL-SVD505KF

VL-SVD505KS

第二位 全ての機能完備のパナソニック7型シリーズ

パナソニックのVL-SWH705KL、VL-SWH705KSとVL-SVH705KL、
VL-SVH705KLがおすすめです。

これらは、7型サイズのタッチパネルモニター親機、スマホ連動、ビデオ通話、広角レンズ、動画録画、コード式(コードを外せば直結式として使える)のテレビドアホンで構成されます。

VL-SWH705KL

VL-SWH705KS

VL-SVH705KL

VL-SVH705KS

第三位 全ての機能完備のワイヤレス「SGZ30」

工事不要のワイヤレス多機能テレビドアホン「VL-SGZ30」がおすすめです。

ホームユニット「 VL-HB1000 」、ワイヤレス玄関子機 「VL-VD561」、モニター機 VL-MGZ30 がセットになっています。

モニター機と玄関子機をホームユニットに接続することで、外出先でもスマートフォン(専用のインストールが必要)で来訪者に応対ができます。

VL-SGZ30

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