旅行などで家を留守にする時に真っ先に気になるのは、「空き巣に狙われはしないか」ではないでしょうか?
旅行等で家を留守にする時にやるべき防犯対策を以下の4つの視点で整理しました。
長期間、留守にする際は、4つの視点で対策に洩れがないかをチェックしましょう!
①留守を悟られない為の対策
②侵入する気にさせない(抑止力)為の対策
③侵入を手間取らせる(防御)為の対策
④その他の対策
長期間家を留守にする時の空き巣防犯対策
目 次
- Ⅰ.「留守を悟られない」ことが最も重要!
- Ⅱ.「侵入する気にさせない(抑止力)」対策が重要
- Ⅲ.「侵入を手間取らせる(防御力強化)」に万全を!
- Ⅳ. その他の防犯対策
- Ⅴ.最後に
Ⅰ.「留守を悟られない」ことが最も重要!
空き巣は、入念に下見をして「留守にしていそうな家」に見当をつけ事を起こします。 このため「留守を悟られない」ための対策に万全を尽くことが「第一」です。
1.「郵便受け」に郵便物や新聞、チラシ、回覧板、宅急便の再配達状などが溜まらないようにする。溜まっていると留守が確認できるからです
1)「新聞」を停止する
新聞店に電話して、「留守にする前日の朝刊」から「帰宅する日の朝刊」まで止めてもらう。
また、「取り置き」か「不要(処分)」かも伝える。
※「前日の朝刊」から止めるのは、配達員の交代などで配達を止めることが配達員に伝わっていないことがあるので、徹底を確認するためです。
2)「郵便」を停止する
インターネットで「不在届※」を検索してプリントし、その用紙に不在期間等必要事項を記入し近くの郵便局に届けます。
郵便局で「本人確認書類」(免許証など)を見せれば受理されます。
なお、不在期間中の郵便物(ゆうパックも含む)は、郵便局本局で保管され、帰宅後に再配達してくれます。
また、依頼すれば「郵便局留め」も可能です。但し、最長30日と一応限定されています。
※「不在届け」はこちらから⇒「不在届」
3)郵便受けに「チラシお断り」を貼付しチラシ類を投函させない
郵便受けにチラシが溜まっていると空き巣に留守を感づかれます。
このため、「郵便受け」に〖チラシお断り〗のステッカーを貼り付け投函させないようにします。効果は抜群でピタッと入らなくなりました。(^▽^)
⦿おすすめ〖チラシお断り〗のステッカー
ステッカーは、自分でも作れますが、通販でも購入できます。
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※郵便受けに小さく貼り付けているだけで、それまで無造作に投入されていたチラシやビラの投函が皆無になったのは驚きです! |
4)留守中の町内会「回覧板」はパスしてもらう
自分の家に回覧板を回して頂いている方に、「うちは跳ばすように」頼んでおきます。
(できれば、親しい関係を築かれていることが望ましいです)
5)宅配業者に連絡して留守中の宅配便の配達をストップしてもらう
留守にする期間にもよりますが、長期間の場合は、宅配業者に連絡して留守中の配達をストップしてもらいましょう。なお、郵便局の「ユーパック等」は、「不在届」で郵便局に留め置きしてくれます。
「ヤマト運輸」及び「佐川急便」は、最寄りの営業所に電話で連絡すれば、「留め置き」してくれます。(「冷凍もの」でも営業所の冷凍庫で保管してくれます。)」
また、各宅急便各社の「インターネット会員登録※」に登録しておけば、配達前に「事前にメール※」が来ますので、外出先であっても、配達をどうするか伝えることが可能となります。
更に、事前に転送先を伝えれば転送もしてくれます。
(基本的に、転送費用はかかりません、私の場合は関東から関西へ無料転送を何度かしてくれました)
※会員登録はこちらからできます⇒「ヤマト運輸」、「佐川急便」
6)近所の親しい人に「時々、郵便受けをチェックして!」と依頼しておく
新聞店に「留め置き」を依頼しても、「配達員の手違い」で「郵便受け」に入れられることも(私の場合も時々あった)考えられるので、近所の親しい人に、時々、「郵便受け」をチェックしてもらうよう頼んでおけば安心です。
7)ドアホンを鳴らす来訪者と外出先でも携帯電話で応対できるようにする
ドアホンと携帯電話が繋がるようにすれば、留守中の来訪者と通話ができるので空き巣に留守を悟られずに済み防犯対策になります!
(1)既存ドアホンにアダプターを使って繋ぐ方法
私の場合は、「ドアホン」も「固定電話機」もパナソニック製でしたので、「ドアホンアダプター」で「室内モニター」と「固定電話」をコードで繋ぎ、「ドアホン」からの通話が、固定電話を介して携帯電話に転送されるようにしました。(光電話に変えた今もOKです)
〈アダプターで接続するやり方〉
ご自宅のドアホンが携帯に転送できるかをドアホンメーカーに問い合わせて、可能であれば、適合するアダプターを購入して「室内モニター」と「固定電話」を繋げば転送システムが構成できます。(パナソニックへの問い合わせ先はこちら⇒「パナソニック」) 最も、パナソニックでは、このアダプターの生産は中止されましたので、適当なアダプターが安く購入できなくなっています。むしろ、最新の転送付きドアホンに乗換えられることをおすすめします! 関連記事:「今お使いのインターホンとスマホを連携させる方法」 |
(2)スマホ対応ドアホンに切り替える方法
最近のドアホンにはスマホ対応機種がたくさんあり、ドアホンそのものを交換する方が安くつき、且つ、直に、スマホで来客応対できるので、便利で簡単です。
関連記事:「ドアホンの選び方|防犯・留守対策に役立つスマホ連動、ビデオ通話機能」
◎おすすめスマホ対応ドアホン
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※外出先でもスマホでリアルタイムに映像と音声で来客応対できます。
留守を悟られない為には必須のツール。
(無線LAN環境とスマホ専用アプリ「ドアホンコネクト」のインストールが必要)
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2.留守中の電話設定は「登録者以外拒否」の設定にしておく
電話機をそのままにしておいたり、「留守電」にしておくと、空き巣は何度も様子伺いの電話を掛けてて留守を確認します。
このため、電話機の設定は、「登録者以外は拒否」の設定をしておくと、相手に『恐れ入りますが、あなたの電話番号からはおつなぎできません』のアナウンスが流れて拒否できるので自然な対応となって留守を悟られずにすみます。
なお、この設定には、「ナンバーディスプレイサービス契約」(NTTの場合、月額400円)が必要で、NTTの場合は、「116」へ、光電話の場合は、光回線事業者へ連絡して申し込みます。また、電話機もディスプレイ付き電話機が必要です。
◎おすすめ「ナンバーディスプレイ付き電話機」
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※ナンバーディスプレイは、相手の電話番号を認識表示できる電話機です。 ナンバーディスプレイサービには、ディスプレイ機能付き電話機が必要になります。 |
3.主要な電灯は、タイマーで「普段通り」に点灯させる。「誰かが居る」と思わせるためです
主要電灯は、タイマー設定によって留守時でも普段通りに点灯させて、「誰かが居ると思わせる」ようにします。
1)「外灯及び玄関灯」をタイマー設定で普段通り点灯させる
スイッチを「留守番タイマー付き」のものに交換し、留守の時は、夕方から普段通り点灯するように設定しましょう!
※留守番タイマーには毎日数分くらい前後して点灯する機能が備わっています
なお、壁埋め込み式の場合は、パナソニックの「あけたらタイマー」スイッチがおすすめです。
◎おすすめ「あけたらタイマースイッチ」
自宅に合致したものを選びましょう。
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※壁埋め込みスイッチの交換は、電気屋さんに頼めばすぐ交換できます。 私は自分で交換しました。ブレーカーで電源を落として説明書きに従ってやれば30分で交換できる簡単な作業です。 |
2)透明ガラス部のある玄関ドアには「目隠しシール」を貼る
透明ガラス部分がある玄関ドアの場合、室内を覗かれないよう簡単に剥がれる「目隠しシール」を内側から貼っておきましょう!
◎おすすめ「目隠しシール」
いろんな柄、サイズのフイルムがあります。
ホームセンターでも調達できますが、通販でも購入できます。
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※ドアの一部に透明性が高いガラス部分があれば、室内の様子が察知されやすため、普段から簡単に剥がれる目隠しフイルムを内側から貼っておくと安心です。いろんな柄、サイズのフイルムがあります。 |
3)道路から見えるいくつかの室内灯は、「留守タイマー設定」で普段通り点灯させる
一階の「玄関内灯」と「リビング灯」、及び二階のいずれかの部屋の室内灯を夕方から普段通り「留守タイマー設定」で点灯させます。
◎おすすめ「タイマースイッチ付きLEDシーリングライト」
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※留守中の夜間照明は防犯上非常に重要であるので、道路等から見えるポイントとなる部屋等にはタイマーで室内灯が点灯するようにします。 従って、留守設定ができるタイマー付き室内灯に交換する必要があります。 |
4.雨戸・シャッターは全て閉め、一部雨戸は目隠しシートで覆い閉め切り状態を隠す
「雨戸・シャッター」の全てが何日も閉めっぱなしだと、留守が悟られやすいので一部を半開きにすべきとの考え方もありますが、空き巣に狙われた場合は簡単に侵入を許すことになります。
狙われた時に侵入を阻止する雨戸は、断固、全て閉めるべきです。
このため、全て閉めきった雨戸で道路側から見える一部の「雨戸・シャッター」には、外側に「日よけシート・遮光すだれ」を設置し、閉めていることがわからないようにします。
(風などで外れないよう紐で固定しておくことが必要です。)
※「日除けシートやすだれ」は、ウォーキングしていると、結構、窓全面を覆っている家が多くあり、違和感はありません。
◎おすすめ「日よけ遮光窓目隠しシート」
サッシ窓枠に外付けで取り付けるタイプが雨戸の目隠しに向いています。
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※日よけシートを雨戸やシャッターの外側に設置し、通りから、雨戸やシャッターが閉め切られていることがわからないようにします。 ベランダのある窓は、普段は巻き上げておきます。 |
5.「門やガレージなどの扉」は普段から閉めておく
表門やガレージ扉などにおいて、留守中は閉めるが普段は開けっ放しというところもありますが、留守を悟られないためには、普段から留守と同じように閉めておくことが大事です。
6.外部から見える所に倒れる物や不要物は置かない。放置されれば留守と感ずかれます
風などで自転車などが倒れたり、植木鉢がひっくり返ったりしたまま放置していると、留守を覚られるので、留守中に異変が生じないように物の固定や不要物整理をしておきましょう!
- 突風や振動などで倒れそうな物は、しっかり固定しておく。
- 風などで玄関先にゴミなどの「不要物」が散乱しないように整理しておく。
以上が留守を悟られないための対策です。
Ⅱ.「侵入する気にさせない(抑止力)」対策が重要
空き巣(泥棒)は、気づかれて騒がれたくないので防犯意識が乏しく、スキの多い家屋を物色します。
従って、空き巣に狙われないようにするためには、「侵入する気にさせない」抑止力を高める防犯体制を整えることが重要です。
1.「スマホ対応防犯カメラ」を死角なく設置する
侵入犯は、防犯カメラを極端に嫌うので、空き巣対策には、防犯カメラは、欠かせないツールです。
なお、防犯カメラは、設置するだけでも抑止力になるため、高価な製品よりも素人でも自分で簡単に取り付けや設定ができる手ごろな製品を死角なく設置することが重要です。
戸建ての場合は、「インタフォンに向けて一台」、「玄関ドア上近辺から玄関先に向けて一台」、「二階があれば上から下向きに一台」ぐらいは設置したいものです。これだけで非常に大きな抑止力になります。
◎防犯カメラ選択の留意点
- 留守中の防犯のため安定性が重視されるので有線が望ましい
- 1週間分の録画時間が必要。(録画容量)
- 機能以上にカメラ台数が重要。4台ぐらい増設できるタイプがいい
◎オススメの防犯カメラ
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2.出入り口に「人感センサーライト」を設置する。
侵入犯は、灯りを嫌うので出入り口となる間口に向けて、人が近づけば灯りが点灯する人感センサーを配置すれば抑止力になります。
◎人感センサーライト選択の留意点
人感センサーライトには、ソーラー式、電池式、電源式があります。
ソーラー式は、電池式よりも電池切れを気にせずに使えます。しかし、電源がとれるなら、電池切れや充電器切れを気にしなくて良い通電式が安心です。
なお、センサーライトの照射範囲は、あくまでも敷地に入れば照らすように方向に注意してください。外を歩く人が通るたびに照射すると不快感を与えかねません。
◎おすすめ「防犯人感センサーライト」
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3.高所に上り易くさせる脚立、はしご等を見える所に置かない
2階ベランダや1階屋根に簡単に上りやすくする「脚立」や「はしご」などは、外部から見える敷地内には置かない。あると、侵入する気にさせます。
以上が「侵入する気にさせない」抑止力対策です。
Ⅲ.「侵入を手間取らせる(防御力強化)」に万全を!
空き巣は侵入に時間がかかることを恐れているので、「侵入に手間取る」ことが侵入断念に繋がります。
空き巣は、侵入に5分を超えると断念すると言われるので、強固な侵入防御対策を講じましょう。
1.全ての扉、窓、雨戸等の鍵は完璧に施錠する
警察庁データーでは、空き巣の侵入口は、大半が無施錠の扉・窓からです。
無施錠の扉・窓は、空き巣にとって素早く仕事が終えられる最もおいしい侵入口となります!
従って、全ての扉や窓、雨戸等の鍵の有効性を確認しておくとともに、留守にする際は、全ての鍵を間違い無く施錠しましょう!
鍵のことは、
※空き巣の戸建て、集合住宅への侵入手段は無施錠扉・窓ガラス破りが圧倒的。 |
2.全ての扉、窓、雨戸等に施錠以外の防御力強化と防犯措置を講じる
全てのドアや扉、窓、雨戸等には、鍵を施錠すること以外に、簡単には侵入を許さない強固な侵入防御力の強化と撃退させる防犯措置を講じましょう!
1)玄関ドア
玄関ドアには、次の様な防犯対策を講じましょう。
- 「玄関補助鍵」
- 「サムターンカバー」
- 「目隠しシール」
- 「防犯アラーム」
- 「玄関ドアセンサー」
i.玄関扉には、二重ロックのほかに「玄関補助鍵」を取り付ける
玄関扉には、通常の二重ロックのほかに「玄関補助鍵」を取り付けましょう!
◎おすすめ補助鍵
内部 設置 |
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・ドアの内側のサムターンに取り付けて貼り付るだけなので工事不要です。 ・ドアが閉まれば自動でロックするので閉め忘れ防止に役立ちます。 ・スマホや別売の「Qrio Key」、スマートウォッチなど各種デバイスが共有できます。 ・内側に取り付けるので表通りに面している玄関に向いています。 |
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外側 設置 |
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扉の外側で施錠するタイプ。 簡単に取り付けられ意外と強固な補助鍵になります。 外側取り付けのため、取り付けが見えると留守を感づかれる恐れがあるため、表通りに面している玄関には不向きです。 |
なお、少しお金がかかりますが、簡単に取り付けられスマホで遠隔管理で施錠解錠できるスマートロックを使う方法もあります。
ⅱ.玄関扉の内側鍵ロックに「サムターンカバー」を取り付ける
外からのサムターンに対する不正解錠を防ぐために、内側の鍵ロックに「サムターンカバー」を取り付けましょう。
◎おすすめサムターンカバー
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※内側の鍵ロックは普段からよく使うので取り外しする必要のない開放型のサムターンカバーが便利。 |
ⅲ.ドアの一部がガラスで内部が見える場合は、「目隠しシール」を貼る
透明ガラスでは内部が見えるので簡単に剥がれる「目隠しシール」を内側に貼りましょう。
◎おすすめ目隠しシール
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※簡単に剥がれる目隠しフイルムを内側から貼ります。 いろんな柄、サイズのフイルムがあります。 |
ⅳ.扉の一部がガラスの場合、割れると鳴る「防犯アラーム」を貼る
扉の一部がガラス製の場合、ガラス破りを防ぐ上で、ガラスには、割れるとベルが鳴る「防犯アラーム」を設置しましょう。
◎おすすめガラスが割れると鳴る「防犯アラーム」
割れるとベルが鳴る「防犯アラーム」は、ガラス越しに「防犯アラーム」表示が見えるので抑止力効果も大きいと言われます。
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※防犯窓アラームには、窓が割れると反応するタイプと、窓が開くと反応するタイプ、両方に反応するタイプがあり、通常は、両方に反応するタイプが望ましい。 |
Ⅴ.ベルと通報機能付き「玄関ドアセンサー」を取り付ける
ドアには、開けられると警報ベルがなり携帯に通報がくる「玄関ドアセンサー」を設置しましょう。
◎おすすめ玄関ドアセンサー
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※固定電話と連結し、窓が開くと携帯に通報が来るシステムが構築できる。警戒レベルを調節できる機能あり。 |
2)勝手口
勝手口扉の鍵は簡易なものが多いので、それとは別に「補助錠」をつけましょう。
◎おすすめ勝手口補助鍵
勝手口扉の補助鍵は、外側から取り付けるタイプと内側から取り付けるタイプがあり、ドアの構造上、内側から取り付けるタイプは簡易型が少ない。
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・玄関ドアや勝手口に取り付ける補助錠で、ドア枠に挟んだ金具に本体を取り付けるので穴あけ加工や工事は不要です。 ・キーはピッキングが難しい「ディンプルキー」を使用しているので防犯性にも優れています。 ・キーは5本付属。 |
3)窓
窓からの侵入が圧倒的に多く、次のような「侵入を阻む対策」を講じましょう!
- 「補助鍵」
- 「防犯フイルム」
- 「アラーム」
- 「窓センサー」
- 「面格子」
ⅰ「補助鍵」
窓の開閉を阻止するため補助鍵を付けましょう。
◎おすすめ補助鍵は「サッシ引戸用補助錠ワンタッチシマリ」
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※ワンタッチシマリは簡易型補助鍵の定番。 |
ⅱ.「防犯フイルム」
窓ガラスには「防犯フイルム」を貼り、ガラスを割られにくくしましょう!
「防犯フイルム」は鍵周りのみ(A4サイズ)でも良いとする説もありますが、ほぼ効果がないと言われていますので、可能であれば全面貼りが推奨です。
◎おすすめ 「防犯フイルム」
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※強度の違いがあり、窓のサイズやタイプで選ぶ必要があります。 |
ⅲ.「防犯アラーム」
窓ガラスには、「振動」または「開閉」検知つきの「防犯アラーム」を設置しましょう!できれば両方備わったセンサーが望ましいでしょう!
◎おすすめ「振動アラーム」、「開閉アラーム」
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※防犯窓アラームには、窓が割れる(揺れる)と反応するタイプと、窓が開くと反応するタイプ、両方に反応するタイプがある。 通常は、両方に反応するタイプが望ましい。 ガラスに貼るので窓の開け閉めに妨げとならない薄い型を選ぶと良い。 |
ⅳ.「窓センサー」
ベランダの窓には、開けると警報ベルが鳴り室内電話を経由して携帯電話に通知がいく「窓センサー」を設置しましょう。
窓が開けられると、携帯電話やスマホに通報がきて異常を知ることができ、必要な対応がとれることになる。警察などへの連絡措置もとれる。
◎おすすめ「窓センサー」
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※固定電話と連結し、窓が開くと携帯に通報が来るシステムが構築できる。警戒レベルを調節できる機能あり。 |
4)小窓(トイレ等)
トイレ、浴室、キッチンなどの小窓、特に、一階にあるトイレの小窓は小さいからと言えども簡単に侵入される危険があるため、「面格子」などを設置しましょう。
特に、一階にあるトイレの小窓は、小さくても入られる事例が多くあります。
◎おすすめ「面格子」
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※面格子は、自分でも設置できますが、壁がパネルなどの場合は、業者委託が安心です。小さい窓の場合は1~2万円の工事費が相場です |
5)雨戸
雨戸の鍵がは、上下にロックしましょう!
雨戸は、下部に隙間ができれば、バールのようなもので簡単に持ち上げ外されます。
これは、雨戸のロックが上下のどちらか一方だけの場合に生じるので、持ち上げられないようにするためには、もう一方に対の雨戸錠を取り付けるか、固定用の補助鍵を取り付ける必要があります。
関連記事:
◎おすすめ「雨戸鍵」
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※雨戸の鍵は、雨戸を外せれば簡単に取り付けられます。 |
◎おすすめ「補助鍵」
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※雨戸の上下施錠ができない場合に固定用に使用します。 |
3.室内に侵入者威嚇の為の「スマホ対応IPカメラ」を設置する
留守中の我が家の状況が確認できる上、万一侵入された場合に、IPカメラからの信号がスマホ或いは携帯電話に入るのでいち早く対応できます。
例えば、カメラのスピーカーを通して威嚇することや、警察や近所への通報ができます。
また、犯人の画像をもとに犯人の早期発見につなげる可能性もあります。
◎IPカメラを選ぶポイント
- 安定性の面から有線が望ましい。
- 10日間は録画できるレコーダー付きが望ましい。
- 抑止力が最大の役割、従って過度の機能は不要。
関連記事:「防犯カメラ|ペット型ネットワークカメラのおすすめ!」
◎おすすめ「スマートフォン対応IPカメラ」
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Ⅳ. その他の防犯対策
1.玄関先で枯れた植木類が放置されないよう手入れ、又は見えない位置に移す。留守を悟られないために。
長期間、留守にする場合、外部から目立つ玄関先に置かれた植木や花が枯れたままで放置されていると留守を覚られます。
このため、「不在期間の長さ」を勘案して、枯れる恐れのあるものは、見えない所に移動させるか、枯れない、あるいは、倒れないようにする必要があります。
枯れない対策としては、「簡易自動給水」などが簡単で便利です。
◎おすすめ「簡易自動給水」
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※不在期間が10日ぐらいなら、水が浸透してチョロチョロと植木鉢に水分補給ができる左記のような装置を設置しておく方法もあります。 |
2.被害を最小限にするための対策
万一侵入を許した際の被害を最小限に食い止めるために、次のようなことに留意しましょう!
- 現金は極力自宅に置かない
- 宝飾品や現金は鍵付き金庫に保管
なお、金庫のことなら、金庫通販の「金庫テラス」をご参考にしてください!
3.万一の際の対応を考えておく
空き巣に入られた万一の場合を想定して対応措置を整理しておきましょう!
1)携帯に「侵入者あり」の通知があった時の対応
家に設置した防犯カメラや、窓やドアなどの各種センサーから携帯電話に「侵入者あり」の通知があった場合にどう対応するかを考えてメモしておきましょう。
◎対応方法事例
- カメラ等のスピーカで威嚇する
- 遠隔操作で家屋に取り付けた警報を鳴らす
- 最寄りの警察に通報する
- 親しい近所の人に連絡する
- その他
2)帰宅後の対応
(1)警察への通報と被害届け
帰宅後の対応は、空き巣に入られた事をいつ知ったかで対応は少し異なると考えますが、やることは以下のようなことになると思います。
まず、自宅が空き巣に入られたことを確認し、被害の状況をさっと把握して警察に通報する(事前に通報している場合は帰宅を連絡する)。
なお、状況証拠となる物には、できるだけ触れずにそのままにしておきましょう。
次に、犯人逮捕の手がかりとなる防犯カメラの録画画像をチェックして警察に示す。
(2)保険会社への被害報告等
損害保険を掛けている損害保険会社にも連絡して、保険金等の申請等を依頼する。
関連記事:「空き巣被害(物損、窃盗)に遭ったら火災保険会社に届け保険金を受け取ろう!
Ⅴ.最後に
旅行等で家を数日間家を留守にする時は、空き巣に狙われないよう万全の防犯対策を整え、安心して過ごせるようにしたいものですね。
数日家を空けるときは、是非、以下の視点で防犯対策に洩れがないかをチェックしましょう!
- 留守を悟られないようにする諸対策
- 侵入する気にさせない抑止力を高める諸対策
- 侵入を手間取らせる防御力強化諸対策
- その他の防犯諸対策
以上の私の実践している留守時の防犯対策をご紹介しました。ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。