家の固定電話に知らない番号から電話がかかってきた時は出るべきか?

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家の固定電話に見知らぬ番号からの電話がかかってきた時、あなたはどうされますか?出ますか?鳴り終わるのを待ちますか?

答えは、出る必要はありません。出るのはむしろ危険です。

従って、最もいいのは、固定電話に、出なくても済む「未登録番号受信拒否」の設定をしておくことです。

Ⅰ.知らない番号の電話に出るのは危険!

知らない番号から電話がくると一瞬、出るか出ないか迷い。そして、ベルが鳴り続けるので、大抵出ることになるのではないでしょうか?

1.電話の相手は大抵不要な相手、時には危険な相手

知らない番号からの電話に出ると、大抵、「外壁塗装の・・」「廃品回収の・・」「保険業の・・」や選挙シーズンの「放送局ですがアンケート・・」などの電話ではないでしょうか?

大抵、こちらにとっては不要な相手であり、中には、電話番号をネット検索すると、詐欺や迷惑電話と紹介されている危険な相手も含まれます。

また、この電話が使われている電話かを確認する電話の場合もあります。(この場合は、出れば相手はすぐに切りますが)

これらの電話に出て、話を聞くとどんどん情報を盗られるのに気がつき、「結構です」と断るのが一般的ではないでしょうか?下手に断ると難癖をつけられかねません。実にやっかいです。煩わしい限りですね。

2.特殊詐欺は大抵電話が発端となっています

横行し多大な被害を招いている特殊詐欺などは、大抵、電話での応対がきっかけとなっています!

従って、知らない番号からの電話に出なければ、被害に遭わずに済んだと言えます。です。

3.知らない番号からの電話は応対不要な要件大半

知らない番号からの電話は、大抵、売込みや勧誘等で、こちらには必要がないのがほとんどです。

役所や銀行など取引関係にある関係先からの連絡は、電話ではなく文書通知が原則です。

このように、関係先以外でかかってくる電話は、売込み、勧誘、留守伺い、嫌がらせ、振り込め詐欺、オレオレ詐欺、アポ電強盗等、こちらに不要な電話であると考えるべきです。

従って、一般的に、高齢者の世帯ほど、見知らぬ番号からの電話には応対しない方が安全と考えます。(最終的にはご自身で判断願います)

4.知らない番号の電話には出ないが一番!

以上の様に、知らない電話に出ると、大抵、こちらに不要な用件であったり、危険な相手であったりします。

従って、知らない電話には一切出ないのが一番です。

Ⅱ.電話の「未登録番号着信拒否」設定こそ究極の特殊詐欺対策!

特殊詐欺等や悪質業者による電話を使った被害を防ぐには、電話で接触しないようにすることが最善の防衛策で、その為には、電話の設定を「未登録番号着信拒否」にすることが一番です。

1.電話の「未登録番号着信拒否」の設定とは

「未登録番号着信拒否」の設定とは、電話機に登録している電話番号だけを受信し、登録していない電話番号からの着信には拒否をする設定のことです。

特殊詐欺や悪質業者は全て電話での会話を足がかりとして犯行に及びます。

不正に入手した固定電話番号に無差別に電話を掛けて言葉巧みに欺します。

特に、高齢者や一人住まいの女性は狙われ易く、電話で会話すれば簡単に欺される傾向があります(警察データー)。

従って、知らない電話に出ないようにすることが最善の防犯対策になります。

そのために、固定電話に「未登録番号着信拒否」の設定を行い、登録していない電話番号からの着信を拒否し話をする機会を作らないことが最善の特殊詐欺等の被害を受けない究極の方法と言えます。

私の場合、身内や親類、友人、銀行や関係先の電話番号は電話機の電話帳に全て登録済みなので支障はありません。

これにより、頻繁にあった「煩わしい売込みや勧誘、中にはオレオレ詐欺らしき電話」なども、一切電話対応せずに済んできました。

2.「未登録番号着信拒否」の設定方法

電話機に登録していない電話番号からの着信を拒否する「未登録番号着信拒否」の設定は、電話機のマニュアルをみれば簡単に設定できますが、この設定を有効にするためには、以下の様なことが必要になります。

1)NTTや光電話とのナンバー・ディスプレイ契約が必要

「ナンバー・ディスプレイ」は、NTT等のオプションサービスの1つで、電話をかけてきた相手の電話番号を、電話機のディスプレイに表示させるものです。

電話機に登録してある電話番号からの着信は、誰からかかってきたのを音声で知らせてくれます。(非通知の場合は、表示されません。)

「ナンバー・ディスプレイ」を利用するには、NTT(116通話料無料)への申し込み(有料、月額400~500円)が必要です。ひかり電話の場合は、その事業者のサービス申し込みが必要です。なお、NTTの場合、初回工事費2,000円です。

なお、NTT東日本及びNTT西日本では、70歳以上高齢者及びその同居家族名義の電話については、無料化することを検討しています。

2)電話機はディスプレイと着信拒否機能付の機種が必要

電話機そのものもディスプレイ機能がついており、拒否設定できる機能を備えた機種が必要になります。

3)拒否設定の方法

電話機のマニュアルをもとに設定します。

なお、私の場合は、在宅時も留守時も「未登録番号着信拒否」とし、在宅時に登録者以外から電話がありそうな時は解除しています。

◎留守時には「未登録番号着信拒否」を設定

長期間家を留守にする時に、電話に何も設定しないでいると、留守中に空き巣が電話をかけて来たときに留守を悟られます。かといって、「留守電」にすると、空き巣に留守を知らせるようなものでNGです。

このため、長期間留守にする時は、「未登録番号着信拒否」設定にすると、空き巣に留守を悟られずに済みます。

従って、長期間家を留守にするときは、「未登録番号着信拒否」の設定を防犯上おすすめします。

◎在宅時も通常は「未登録番号着信拒否」設定とし、未登録者からの電話がありそうな場合は解除する

在宅時には、「オレオレ詐欺」などの電話を受け付けないために「未登録番号着信拒否」の設定をするようにしています。

しかし、役所などに電話して返事をくれるような場合や、未登録番号の電話がかかってきそうな場合は、「未登録番号着信拒否」の設定を解除します。

4)必要な電話番号の登録

なお、この「未登録番号着信拒否」の設定をする場合は、電話が掛ってきそうな電話番号は、電話機に電話帳登録をしておく必要があります。

登録する電話番号が多いと、少し煩わしい作業となりますが、100件ぐらいであれば30分もあれば登録できます。

老親がおられる実家の場合は、是非、手伝ってあげて下さい。

3.未登録者からの着信対応は基本不要です

未登録者から着信があれば電話機に着信履歴ランプは点灯します。

従って、未登録者からの電話番号は着信履歴で確認できるので、気になる場合は、番号をネット検索して相手を確認します。

大抵は、詐欺や迷惑電話として照会されていますが、市役所などの登録された電話番号の場合は、こちらからかけ直して見ることも良いのですが、大抵、後日、ハガキ等で要件が通知されますので、それを待って対応すれば十分だと考えます。

Ⅲ.最後に

電話機に登録した以外の知らない番号からの電話には、全く出る必要はありません。

これらの電話は、大抵、こちらに不要な用件であったり危険な相手です。

被害に遭わない為には、電話を「未登録番号着信拒否」に設定するのが一番です。

ご高齢の方は設定が難しいので、身内や関係者の方がお手伝いをして設定してあげましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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