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PCR検査では、そもそも限界か?検査の網を大きく広げるためには抗体検査が急務!
PCR検査の1日平均件数は全国で7千件余り、保有検査能力の5割の稼働率
全国で1日当たり7千件のPCR検査が実施されていますが、PCR検査の保有能力は約1万3千件あり、約5割の稼働状態とのことです。
安倍首相は、1日2万件の検査能力とすることを方針に掲げていますが、1万3千件の能力を保有しながらも約半分の能力しか生かされていない状況となっています。
感染拡大を防ぐには、感染者の早期隔離が最重要課題!
もちろん、人材不足や立地条件などの処々の問題があり計算通り検査ができない難しい状況にあることはわかりますが、感染拡大を防ぐ上で、感染者の早期発見早期隔離が急務であり、そのためにも、一人でも多くの検査を実施することが求められている非常事態にあります。
個々の医療現場の対応では限界があり、束ねる司令塔が必要ではないか?
もちろん、現在も関係機関の司令塔が存在し対応されていることは間違いありませんが、もっと中央政府が積極的に関与して交通整理をするべきところがあるのではと、この稼働率の低さをみると思いたくなります。
厚労省、遅すぎた追認、「ドライブスルー検査 始動」
こう日経の朝刊に見出しがありました。
進まない検査件数を見て、名古屋市や新潟市では、ドライブスルーによる検査実施に踏み出したが、厚労省もはかどらない検査件数を見て、ようやく、ドライブスルーによる検査実施を認める事務連絡を出したのだと考えます。
ドライブスルーは韓国や米国などで実行され成果があったと思われるが、「感染経路の追跡を重視するあまり、柔軟な検査体制に二の足を踏んでいる」のではと記事に書かれています。いまになってドライブスルーを追認する形となったが、安倍首相の1日2万件の検査実施の方針をどう受け止めているのかと首をかしげたくなります。
早期発見、早期隔離が感染拡大を防ぐ最大の武器、1日2万件の早期実現を!
コロナの拡散を防ぐためには、感染者が隔離されることが一番、そのために、早期に保有能力の限度一杯に検査が実施できるよう体制を整えて頂きたいものであります。
早期現場復帰を実現するため、抗体検査実施の体制づくりが急務の課題!
「厚労省が感染の履歴があるかどうかを血液で調べる抗体検査を月内に実施する方向で調整に入った」と記事に記載されています。
欧米では、中国産の抗体キットが不評を買っているが、良い抗体検査キットが見つかったということか?
ともかく手軽にどこでも検査可能な抗体検査によって、幅広く検査を実施し、感染の有無と「抗体の有無」を確認できれば現場復帰の目安ともなり、コロナ騒ぎも終息に向かうのではと考える次第です。
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