感染者急増で一刻も早いコロナ治療薬が待たれる中遅い承認手続き(6)

コロナ感染者と死亡者が急増、一刻も早い治療薬の承認が急がれるが?

世界で感染者数と死亡者数が急増する中、命を救う治療薬の早期投与が急がれるが、有望視されていて、中国では有効性が実証されている治療薬の承認手続きの状況が一向に見えて来ない。

やれ首相の緊急事態宣言だとか都市封鎖がどうだとかの話で、実際の感染者の命を守る治療薬の早期承認を求める声が乏しいのが残念です。

アビガンの承認手続きを速める努力を求める記事に賛同

今朝のmsnニュースで

「新型コロナウイルス感染症がパンデミック(世界的流行)となった。世界中がパニックに陥っている。3月17日に開催された自民党両院議員総会で、安倍晋三首相は「世界において恐怖が拡大している大きな原因は決定的なワクチンや治療薬がないこと」と語った。正鵠を射た発言だ。

新型コロナウイルス感染症の克服は治療薬とワクチンの開発にかかっていると言っていい。世界は激しい開発競争の真っ只中だ。

アビガンについては、中国で実証されていることなどから、早く承認審査が進められるよう全勢力を投入すべきだ」

という記事を目にしましたのでご紹介します。⇒東洋経済

アビガンは世界を救うコロナ治療薬となれるか HIV治療薬「カレトラ」の治療効果は期待薄 上 昌広 2020/04/01 18:00 東洋経済オンライン

新型コロナウイルス感染症がパンデミック(世界的流行)となった。世界中がパニックに陥っている。

3月17日に開催された自民党両院議員総会で、安倍晋三首相は「世界において恐怖が拡大している大きな原因は決定的なワクチンや治療薬がないこと」と語った。正鵠を射た発言だ。

新型コロナウイルス感染症の克服は治療薬とワクチンの開発にかかっていると言っていい。世界は激しい開発競争の真っ只中だ。

本稿では注目すべき薬剤の開発動向を紹介したい。

「アビガン」の結果は期待の持てるものだった。ところが日本の状況はどうなっているだろう。アビガンはすでに国内で承認されている。厚生労働省が新型コロナウイルス感染に対して緊急で適応を拡大すれば処方は可能になる。ところが、厚労省にはその気はなさそうだ。

安倍首相は3月28日の記者会見で、薬事承認の取得を目的とした治験を開始した方針を明らかにした。安倍総理は「今後、希望する国々と協力しながら臨床研究を拡大するとともに、薬の増産をスタートする」と語った。

これは藤田医科大学が中心となって進めている臨床研究を念頭においたものだろう。同大学は軽症から中等症の患者を対象とした観察研究を3月2日から開始したところだ。8月に終了予定で、3億5000万円の予算がついている

厚労省は慎重、急がれる対応と決断

この研究はコントロール群を伴わない観察研究だ。完遂したとしても臨床研究としての意義は低い。

日本はPCR検査を絞ってきたと指摘されている。3月29日現在、国内で確認されたのはクルーズ船などを除き1846人だ。これでは症例不足で数百人規模の臨床試験の遂行は難しい。日本で中国レベルの臨床試験を遂行するのは、おそらく無理だろう。

中国で複数の臨床試験を終え、結果が公開されている点をどのように考えるか。橋本岳・厚生労働副大臣は、中国での結果について「(日本での)研究の結果がどうなるのか、予断を与えることを言うことも、我々は控えるべきだ」(3月19日・衆院農林水産委員会での答弁)と慎重な姿勢だ。

とはいえ、日本はこの新型ウイルスに対抗できる可能性のあるアビガンを200万人分も備蓄している。

有効性や安全性についての懸念は当然わかり、クリアする材料は欲しいだろうが、日本には可及的速やかな一連の対応と決断が迫られている。

私も、感染者が急増し亡くなる方も急増している中、有効性の可能性が高いとされる治療薬があるにもかかわらず、現状何もできないというのでは、「命第一、命を守る」という政府の言葉が嘘になってしまうのではないかと考えます。

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