Yahoo!メールを管理しているOutlookが、1月半ば、突然、受信・発信ができなくなった!(エラーメッセージ:0x800421010A)
OutlookでYahoo!メールを管理している方の中には、同様に、Outlookが使えなくなり戸惑われた方も多いのではないでしょうか?
送受信が不能になったOutlookの最下欄にある「送受信」をクリックすると、下のようなエラーメッセージが示されます。
文中にあるエラーコードは、受信が「0x8004210A」、送信が「0x80042109」と表示され、Outlookで「設定上の問題が発生した」ことを示しています。
このため、ヤフーメールのヘルプをみると、「非暗号化通信によるメールソフト送受信認証方式の提供を終了しました」とあり、それへの対応がOutlookでできていなかったことが判明しました。
☞「非暗号化通信によるメールソフト送受信認証方式の提供を終了しました」
実は、Yahoo!では、2021年1月19日付けでシステム変更を行う予定で、Yahoo!メール利用者に、半年前からアナウンスを繰り返していたのです!
私は見過ごしていましたのでOutlookでの対応ができておらず、1月19日に突然、エラーメッセージが出て送受信不能となりました。
多分、同様の方も多くおられると思い、ご参考になればと記事を書きました。
目 次
- Outlookのヤフーメール突然送受信不能はヤフー側のシステム変更が原因だった!
- ヤフー側のシステム変更内容
- ヤフーメールの「SSL」化に対応するためのOutlookの設定変更手順
- 【Outlook2013の設定変更手順】
- 1.Outlook2013を起動する
- 2.画面上部の[ファイル]をクリックする
- 3.表示された画面の[情報]から[アカウント設定]をクリックすると、[アカウント設定A]のタブが出るのでこれ(アカウント設定A)をクリックする。
- 4.[アカウント設定]画面が出て、「電子メールアカウント」を操作できる画面となる
- 5.[アカウントの変更]画面でユーザー・サーバー情報を入力
- 6.[インターネット電子メール設定]画面がでて送信サーバーの設定を行います
- 7.同じ「インターネット電子メール設定」画面にある「詳細設定」でSSL設定を行う
- 8.「アカウントの変更」画面に戻るので、ここで「次へ」をクリックする。
- 9.通信テストが行われ、「テストアカウント設定」画面で結果がでます
- 10.「アカウントの追加」画面が出て、「すべて完了しました」が表示
- 11.「アカウント設定」画面に戻るので「閉じる」ボタンをクリックで終了!
- 以上で全て完了です。早速、メールの送受信をお試しください!
- 【Outlook2016の設定変更手順概略】
- 1.Outlookを起動
- 2.「ファイル」を開く
- 3.「アカウント設定」をクリックし、「プロファイルの管理」をクリック⇒許可を問われるので「はい」をクリック
- 4.「電子メールアカウント」をクリック
- 5.「アカウントの変更」画面が出るので、ユーザー情報、サーバー情報を確認し「詳細設定」をクリック
- 6.「インターネット電子メール設定」画面が出るので、送信サーバー」タブをクリックし、「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」にレ点を入れ、その下の「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」に●を入れる。
- 7.同じ画面の「詳細設定」タブをクリックする
- 8.「アカウントの変更」画面が出るので確認して「次へ」をクリックする。
- 9.「テストアカウント設定」画面がされ通信のテストが行われる。全て「完了」となれば、「閉じる」をクリック
- 以上で完了となります。
- 最後に
- Outlook 2013手動設定変更手順
- 1. Outlook 2013を起動します。
- 2. 画面上部のメニューバーの[ファイル]をクリックします。
- 3. 表示された画面で[情報]→[アカウントの追加]を選択します。
- 4. 「自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする(手動設定)」に●チェックを入れて、[次へ]をクリックする。
- 5. 「POPまたはIMAP」にチェックを入れて、[次へ]をクリックする。
- 6. 表示された画面で、以下の情報を入力し、[詳細設定]をクリックします。
- 7.[インターネット電子メール設定]画面が表示されるので「送信サーバー」の設定を行います
- 8. 次に同画面にある[詳細設定]の設定を行います。
- 9.「アカウントの変更」画面に戻るので、ここで「次へ」をクリックする。
- 10.すると、通信テストが行われて、「テストアカウント設定」画面で送受信の良否結果が出ます。
- 11.「アカウントの追加」画面が出て、「すべて完了しました」の表示がでれば、「完了」ボタンをクリックする。
- 12.「アカウント設定」画面に戻るので「閉じる」ボタンをクリックして設定終了
- 【Outlook2016設定変更手順概略】
Outlookのヤフーメール突然送受信不能はヤフー側のシステム変更が原因だった!
2021年1月19日以降、OutlookのYahoo!メールが突然送受信不能になったのは、Yahoo!側のメールサーバーのシステム変更が原因となりました。
ところで、何も特別なことをしないのにもかかわらず、Outlookが突然「送受信共不能」になる原因は、主に、以下の3つが挙げられます。
1)メールのパスワード変更が原因
Yahoo!などのメールのパスワードを変更すると、Outlookでもパスワードの設定変更が必要になります。
2)Outlookメールソフトや通信環境の一時的混乱が原因
Outlookメールソフトが何らかの影響で混乱が生じたり、パソコンやインターネット環境の乱れによってで一時的に受発信が不能状態に陥りますが、時間をおくと正常に作動するようになります。
3)メールサーバー側のシステム変更等が原因
メールアドレス提供側(Yahoo!などのプロバイダ)でシステム変更などが行われると、Outlook側でも対応できるよう設定変更が必要になります。
今回の場合は、3)メールサーバー側のシステム変更、即ち、ヤフー側でシステム変更が行われたために、Outlookで対応する設定変更を行っていなかったことから生じた送受信不能でした。
ヤフー側のシステム変更内容
Yahoo!は、2021年1月19日付けで、メールソフトの認証を「SSL」化に全面的に切り替えました。
Ⅰ.Yahoo!は、Outlook等のメールソフトへの認証方式を「SSL」に変更!
Yahoo!メールは、昨年8月以降、下記の様なメッセージをYahoo!メール利用者に繰り返しメール発信していたのです!
「セキュリティー強化のため、2021年1月19日以降、Outlook等のメールソフトへの送受信に提供していた「POP(非暗号化ポート:ポート番号110)」、「SMTP(非暗号化ポート:25,587)」の非暗号化通信による認証方式を止め、暗号化された通信「SSL」方式に切替えるので、メールソフト側で設定を変更してください」
なお、SSL(暗号化)通信による「IMAP」「SMTP」「POP」は、引き続き提供します。 Yahoo!メールでメールソフトをご利用の場合は、下表に記載のようにSSL(暗号化)通信をご利用くださいますようお願いいたします。 メールソフトによって設定変更の手順は異なりますため、 ■ メールソフト設定(送受信認証方式)変更方法 受信認証方式を「POP」から「IMAP」に変更、送信認証方式「SMTP」のポート番号は下表をご参照の上、変更をお願いいたします。
なお、メールソフトの製品やバージョンによっては「IMAP」を設定できない場合があります。その場合は下表をご参照の上、「POP」の暗号化ポートに変更をお願いいたします。
※ 「POP」「IMAP」「SMTP」とは、Outlook や iOS 標準メールアプリ、Gmailアプリなどのメールソフトを利用してYahoo!メールを送受信する時に使う仕組みです。 |
つまり、Outlookの設定を変更するよう事前通知がなされていたのです。
このため、Outlookなどのメールソフトは、これに対応すべく設定変更を求められていたのです。
私は見過ごしていましたのでOutlookでの対応をせずにいたところ、1月19日に突然、エラーメッセージが出て送受信不能となりました。
多分、1月19日以降に、OutlookでYahoo!メールが送受信不能となって、修復に困っている方がおられるだろうと考え、記事を書きました。ご参考になれば幸いです。
Yahoo!メールでは、2021年1月19日にシステム変更が行われました。
このため、個人は、各々のOutlookメールソフトにおいて、対応する設定変更を行わないとYahoo!メールの送受信はできなくなります。
OutlookでYahoo!メール管理をしている場合は、2021年1月19日までにOutlookで設定変更しなければYahoo!メールの送受信はできなくなります(エラーとなる)!
ヤフーメールの「SSL」化に対応するためのOutlookの設定変更手順
ヤフーでは、1月より「POP」、「SMTP」の認証提供を止め、「SSL」方式に切替えたためヤフーメールをOutlookで利用するには、設定変更が必要となっています。
このため、Outlookの設定を「SSL」が利用できるよう設定変更しなければなりません。
Outlookにも様々なバージョンがありますが、Outlook2013での設定変更手順をご紹介します。(Outlook2016等も基本的には同様です。)
【Outlook2013の設定変更手順】
変更は以下の手順で進めれば設定できます。
(Outlookを操作しながら進めてください。)
1.Outlook2013を起動する
2.画面上部の[ファイル]をクリックする
3.表示された画面の[情報]から[アカウント設定]をクリックすると、[アカウント設定A]のタブが出るのでこれ(アカウント設定A)をクリックする。
・「アカウント設定」をクリックすると「アカウント設定A」が表示されます。
・この「アカウント設定A」をクリックします。
4.[アカウント設定]画面が出て、「電子メールアカウント」を操作できる画面となる
多分「電子メール」タブが開いていて、今お使いのメールアカウントが表記されていると思います。そうでなければ、「電子メール」タブをクリックすると利用するアカウント名「・・・@Yahoo・」が表記されます。 ・アカウントを選択(クリック)した後、「変更(A)」タブをクリックする。
5.[アカウントの変更]画面でユーザー・サーバー情報を入力
「POPとIMAPのアカウント設定」:「お使いのアカウントのメールサーバーの設定を入力してください」
と指示があるので以下のユーザー情報、サーバー情報等を入力することになります。
しかし、大抵は、全て入力されており、且つ「レ点」も所定の箇所に入っていると思いますので、確認して間違いがなければ、「詳細設定」をクリックします
6.[インターネット電子メール設定]画面がでて送信サーバーの設定を行います
・「インターネット電子メール設定」画面にある「送信サーバー」タブをクリックする
・「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」に「レ点(チェック)」を入れ、その下の「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」に「●」を入れる。
(ここで「OK」を押しても押さなくても良い、7.で押すため)
7.同じ「インターネット電子メール設定」画面にある「詳細設定」でSSL設定を行う
・「詳細設定」タブをクリックし、サーバーの各種設定(ポート番号等)を行います。
・恐らく、現在既に、受信サーバー(POP3)には「995」が入り、送信サーバー(SMTP)には「465」が入っていると思いますが、異なる数字の場合は入れ直してください。
・受信サーバーの下にある「このサーバーは暗号化された接続(SSL)が必要」にはレ点(チェック)を入れる。
・送信サーバー(SMTP)の下の「使用する暗号化接続の種類」には「SSL」を選択する。
・なお、配信の「サーバーにメッセージのコピーを置く」にレ点を入れる。
・以上で、下記の画面通りになっていれば、「OK」ボタンをクリックする。
8.「アカウントの変更」画面に戻るので、ここで「次へ」をクリックする。
・「次へ」をクリックする
9.通信テストが行われ、「テストアカウント設定」画面で結果がでます
・「受信メールサーバーへのログオン」及び「テスト電子メールメッセージの送信」のいずれも「完了」となれば「閉じる」をクリックする。
なお、万一、エラーがでれば、誤記入がなかったかを確認して、再度挑戦してください!
10.「アカウントの追加」画面が出て、「すべて完了しました」が表示
・この表示がでれば、「完了」ボタンをクリックする。
11.「アカウント設定」画面に戻るので「閉じる」ボタンをクリックで終了!
以上で全て完了です。早速、メールの送受信をお試しください!
【Outlook2016の設定変更手順概略】
基本的には、Outlook2013とほぼ同じなので、流れだけご紹介します。細部は、2013をご参考に願います。
1.Outlookを起動
2.「ファイル」を開く
3.「アカウント設定」をクリックし、「プロファイルの管理」をクリック⇒許可を問われるので「はい」をクリック
4.「電子メールアカウント」をクリック
・「アカウント設定」画面がでるので、該当するアカウントを選択して「変更」をクリック
5.「アカウントの変更」画面が出るので、ユーザー情報、サーバー情報を確認し「詳細設定」をクリック
6.「インターネット電子メール設定」画面が出るので、送信サーバー」タブをクリックし、「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」にレ点を入れ、その下の「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」に●を入れる。
7.同じ画面の「詳細設定」タブをクリックする
・受信サーバには「995」を入力し、その下の「このサーバーでは暗号化された接続(SSL/TLS)が必要」にレ点を入れる。
・送信サーバーには「465」を入力し、その下の「使用する暗号化接続の種類の□には「SSL/TLS(又はSSL)」を選択する。
・配信の「サーバーにメッセージのコピーをおく」にはレ点を入れる 最後に、「OK」をクリック
8.「アカウントの変更」画面が出るので確認して「次へ」をクリックする。
9.「テストアカウント設定」画面がされ通信のテストが行われる。全て「完了」となれば、「閉じる」をクリック
以上で完了となります。
最後に
メールで何度も事前に変更の案内があったようですが、多数あるメールの中で気づかずに 突然Outlookが使用不能になりました。
解決できたものの、このように、重大な通知がメールで行われると、つい見逃してしまうのではというリスクを感じますね。(つぶやき・・)
Outlook 2013手動設定変更手順
手動セットアップによる設定変更手順は以下の通りで進めてください。
1. Outlook 2013を起動します。
2. 画面上部のメニューバーの[ファイル]をクリックします。
3. 表示された画面で[情報]→[アカウントの追加]を選択します。
4. 「自分で電子メールやその他のサービスを使うための設定をする(手動設定)」に●チェックを入れて、[次へ]をクリックする。
5. 「POPまたはIMAP」にチェックを入れて、[次へ]をクリックする。
6. 表示された画面で、以下の情報を入力し、[詳細設定]をクリックします。
※最下段にある「メールサーバーがセキュリティーで保護された・・・・」の□は空欄のままで良い。
7.[インターネット電子メール設定]画面が表示されるので「送信サーバー」の設定を行います
・「インターネット電子メール設定」画面にある「送信サーバー」タブをクリックする
・「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」に「レ点(チェック)」を入れ、その下の「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」に「●」を入れる。
(ここで「OK」を押しても押さなくても良い、7.で押すため)
8. 次に同画面にある[詳細設定]の設定を行います。
「詳細設定」タブをクリックし、以下の情報を入力します。
• 受信サーバー(POP3):995
• 送信サーバー(SMTP):465
• 使用する暗号化接続の種類:SSL
• サーバーにメッセージのコピーを置くにチェックを入れる
※残したくない場合はチェックを外してください。但し、ヤフーメールボックスには表記されなくなります(以下のヤフーヘルプからの注意書きに留意してください!)。
以上で、下記の画面通りになっていれば、「OK」ボタンをクリックする。
9.「アカウントの変更」画面に戻るので、ここで「次へ」をクリックする。
10.すると、通信テストが行われて、「テストアカウント設定」画面で送受信の良否結果が出ます。
・「受信メールサーバーへのログオン」及び「テスト電子メールメッセージの送信」のいずれも「完了」となれば「閉じる」をクリックする。
なお、万一、エラーがでれば、誤記入がなかったかを確認して、再度挑戦してください!
11.「アカウントの追加」画面が出て、「すべて完了しました」の表示がでれば、「完了」ボタンをクリックする。
12.「アカウント設定」画面に戻るので「閉じる」ボタンをクリックして設定終了
以上で全て完了です。早速、メールの送受信をお試しください!
もし万一「サーバーに接続できません」と表示されても、一旦終了しパソコンを再起動させればOutlookは使用可能になっているはずです。
なお、「Outlook2016」についてもほぼ同手順ですが、変更手順の概略を下記します。
【Outlook2016設定変更手順概略】
基本的には、Outlook2013とほぼ同じなので、流れだけご紹介します。細部は、2013をご参考に願います。
1.Outlookを起動
2.「ファイル」を開く
3.「アカウント設定」をクリックし、「プロファイルの管理」をクリック⇒許可を問われるので「はい」をクリック
4.「電子メールアカウント」をクリック
・「アカウント設定」画面がでるので、該当するアカウントを選択して「変更」をクリック
5.「アカウントの変更」画面が出るので、ユーザー情報、サーバー情報を確認し「詳細設定」をクリック
6.「インターネット電子メール設定」画面が出るので、送信サーバー」タブをクリックし、「送信サーバー(SMTP)は認証が必要」にレ点を入れ、その下の「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」に●を入れる。
7.同じ画面の「詳細設定」タブをクリックする
・受信サーバには「995」を入力し、その下の「このサーバーでは暗号化された接続(SSL/TLS)が必要」にレ点を入れる。
・送信サーバーには「465」を入力し、その下の「使用する暗号化接続の種類の□には「SSL/TLS(又はSSL)」を選択する。
・配信の「サーバーにメッセージのコピーをおく」にはレ点を入れる
最後に、「OK」をクリック
8.「アカウントの変更」画面が出るので確認して「次へ」をクリックする。
9.「テストアカウント設定」画面がされ通信のテストが行われる。全て「完了」となれば、「閉じる」をクリック
以上で完了となります。
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完
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