留守宅防犯|窓や出入り口は「CPマーク・防犯建物部品」で万全を!

「CPマーク」って何かご存知ですか?

「CPマーク」とは、空き巣などの侵入犯罪を防ぐため、ドアや窓の侵入口に使われる鍵や窓ガラスなどの防犯能力を示すマークのことで「防犯建物部品」であることを示します。

家の防犯性能を高める上で是非知っておきたいマークです。

制度の概要を簡単にご紹介します。

「CPマーク」は防犯性能が高い建物部品であることを示す!

「CPマーク」は、平成16年4月1日に、警察庁から建物への侵入犯罪を防ぐ防犯性能の高い建物部品の目録が公表されました。

これら製品は「防犯建物部品」と呼ばれ、これらの製品に対し「防犯」を意味するCrime Prevention の頭文字CPを図案化した「CPマーク」の使用が認められました。

「CPマーク」の制定経過と適用基準

侵入犯罪を防ぐための「防犯性能の高い建物部品」の普及が目的

警察、国交省、工業会等で構成された「官民合同会議※」が、侵入犯罪を防ぐための「防犯性能の高い建物部品」の普及を促進させるために、侵入までに5分以上の時間を要すると評価された建物部品に「CPマーク」使用を認める制度を平成16年5月に制定しました。

※「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議

「防犯性能の高い建物部品」とは?

家屋への侵入に5分以上かかると大多数の侵入犯は諦めるという警察庁のデータ結果(「警察庁|すまいる防犯110番」)から、様々な侵入攻撃に対して5分間以上防御することができた建物部品を「防犯建物部品」と呼び「CPマーク」の使用を認めるというものです。

従って、この「CPマーク」が付された「防犯建物部品」は、あらゆる侵入攻撃に対して5分間以上防御できるかを実際に「試験※」して公認されたものです。

※試験は、実際に試験員が、「ドア」・「サッシ」・「ガラス」・「錠」などに対してピッキング用具やドリルで開錠を試みたり、バールでドアをこじ開けたり、ガラスを打ち破ったりするなど厳しい実験を行い、完遂までの時間を計測し侵入行為に対して建物部品が有する抵抗力を評価します。

「防犯性能の高い建物部品」目録

現在の「防犯建物部品」一覧は、「防犯性能の高い建物部品目録(2023年3月3日現在)」をご覧下さい。

この目録には、各種建物別部品ごとの構造や仕組みなども図解で説明されています。

最後に

空き巣の防犯対策は、自分でできる「長期間留守時の防犯対策」で詳細をご紹介していますが、万全を期すためには、「留守を覚られない対策」、「侵入する気にさせない抑止力対策」、侵入を手間取らせ諦めさせる侵入防御対策」が必要です。

今回の「防犯建物部品」は、空き巣は侵入に5分以上手間取ると諦めるという空き巣の習性に着目して制度化されたものです。

これから窓や出入り口のリフォーム等を検討される際には、是非、「CPマーク」を頭において防犯対策を検討されることをお奨めします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ーーーーーーーーーー 完 ーーーーーーーーーーー