塩野義導入予定のコロナ抗体検査キットの早期波及が日本を救う!

新型コロナは潜伏期間が長く発症して5~7日後に急速に悪化する

新型コロナは、潜伏期が数日~2週間程度と比較的長く、症状が出現してから約5~7日程度経過した後に症状が急速に悪化し肺炎に至るケースが多いとされています。

従って、早期発見、早期治療が早期治癒に繋がり蔓延防止に繋がる!

このため、潜伏期間に感染が判れば早期治療が可能となり治りやすいことがわかっています。

従って、簡便に検査ができ大量の人に検査ができれば、早期発見や早期治療に繋がり感染者の早期治癒と感染者の蔓延に歯止めがかかります。

簡便に検査でき短時間で判定可能な「抗体検査キット」の早期普及が待たれる!

大掛かりな設備や専門医でなければ検査できないPCR検査では、早期に大量の検査が不可能です。

抗体検査は、大掛かりな設備や専門技師は不要で、どこでも検査が可能であり、結果も10~15分で得られます。

従って、必要な場所で大量の検査ができるため感染者の早期発見と早期治療、早期治癒に繋がり、感染者の拡大を防止することが可能になります。

「抗体検査キット」と「PCR検査」の違いと使い分け

PCR検査は、検査制度が高く後退検査キットで不確かな場合は、この検査で確認する必要がある場合もありますが、検査設備や専門技師たちが必要で大量に検査が進められないのと、抗体検査と違って、感染の状況把握ができず、現在感染しているかどうかのみの判定材料となります。

従って、特別な装置を必要とせず 、簡便 、迅速 で大量の検査が可能になり、目視による判定が可能で15分で結果が判る「抗体検査」は、早急に実施されるべき必要な措置と考えられます

また、「抗体検査」は、無症状の方の検査も進められやすく、感染者の早期発見、早期治療、早期治癒の好循環が生まれ感染拡大の防止に繋がります。

ただ、現状、「抗体検査キット」の供給量はわずか、開発が急がれる!

ただ、抗体検査キットは、多くの民間企業や研究所で開発が進められていますが、クラボウが イムノクロマト法を用いて 15 分で判定が可能な研究用試薬キットが販売開始されたなど、現在承認されたキットの数量確保が難しいのが現状です。

塩野義のマイクロ社との業務提携による抗体検査キット製品の導入に期待!

塩野義製薬は、簡便な新型コロナウイルス抗体検査キットを導入し、必要とされる医療現場等へ一刻も早く供給することを目指すとして、3月14日付で、新たな検査法を独自に中国内協力企業から輸入しているMBS社と販売および取り扱いに関しての業務提携の協議を進めています。

塩野義製薬

「この抗体検査キットは、一滴の血液検体から極めて簡便に測定でき、10分で迅速に検査結果が得られることから、種々の現場での使用が可能。

また、本検査キットは、感度94%、特異度97%と高い性能を有している。

以下のような適応や使用現場を想定している。

1.「スクリーニング検査」として:①空港や港で入国者の検査、②コロナ患者が勤務、登校していた事業所や学校、その他、クラスターでの接触者等の検査

2. 亜急性期や回復期のコロナ患者の免疫獲得状態の把握

3. その他、疫学的調査や研究など

なお、本検査キットは、日本国内においては相川 直樹・慶應義塾大学名誉教授や感染症専門家の方々との協議を重ね、既に舘田 一博・東邦大学医学部 微生物・感染症学講座教授のもとで、日本での検査が試験的に進められている。

塩野義製薬は、新型コロナウイルス感染症の早期発見・治療とパンデミックの早期終息による社会の安心・安全の回復に貢献するため、当社はMBS社およびVazyme社との独占的供給契約が整い次第、必要とされる医療機関、検査施設、研究所等に対し本検査キットをお届けする体制を両社連携の下で構築していくと同時に、国や地方自治体などへの寄付を含む提供方法の検討も進めてまいります。

新型コロナの早期終焉には、早期発見、早期治療、早期治癒による感染者数の抑制が急務!そのためには、「抗体検査」の早期大量実施が急がれる!

国内薬品メーカーなどによる抗体検査キットの開発が、官民挙げて急ピッチで進められることを期待するとともに、塩野義製薬が一刻も早く、有用な抗体検査を国内に供給できることを期待したい。

一刻も早い「抗体検査」が日本中で実施されれば、新型コロナの蔓延は防げ、コロナの終焉が早まると考えます。