Googleドライブの使い方④|Androidスマホでの各種使い方

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スマホにとってGoogleドライブは、情報管理と整理のツールとしての利用を可能にしてくれる重要なアプリです。

スマホは、電話やメール、インターネット閲覧やカメラ、キャッシュレスなどのコミュニケーションや情報収集などの使い方が主となりがちですが、Googleドライブの利用によって、様々なデータの保存処理が可能となりパソコン同様のデータ処理が行なえ、かつ、場所を問わずアクセスできる貴重な情報管理ツールとなります。

このため、PCで編集したファイルを外出先でも編集ができ、他者との情報の共有も可能になります。

当記事では、あらゆるデータを扱え、編集保存ができるスマホでのGoogleドライブの利用方法をご紹介します。

目 次

Ⅰ.スマホにとってのGoogleドライブの利用価値

日常生活に必携のスマホですが、容量の大きいデータや扱えるファイルの種類に制約があるため、パソコンに比べて情報管理面での利用には制約を受けます。

しかし、Googleドライブを利用すれば、様々な種類や大きさのデータをクラウドのストレージに保存することができる上に、様々なソフトを使ってデータ処理やパソコンを含めた他の端末との共有などができどこでもアクセスできる強力な情報管理ツールとして利用できます。

1.Googleドライブとは

Google ドライブは、Googleが提供するオンラインストレージ(記憶領域)サービスで、スマホやパソコンからインターネット経由で写真・画像・音楽・動画などのあらゆる種類・サイズのファイルやフォルダをアップロードすることで安全にデータを保管することができます。

Google ドライブにアップロードしたファイルは「マイドライブ」に保存され、インターネットさえ繋がれば、他のパソコンやスマホ、タブレットなどから利用することができます。

また、Googleドライブ上では、パソコン上のWordやExcelに似た「Google ドキュメント」や「スプレッドシート」などのソフトを使って新規にファイルやフォルダを作成編集保管等ができます。

更に、他の人とのファイルの共有もできるので、家族で共有フォルダを作ってアルバムなどの整理を愉しむこともできるなど様々な使い方を可能にしてくれます。

Googleドライブの仕組みや使い方の詳細は以下のページでご確認ください。

Googleドライブは、スマホやPCにとってデーターの安全なクラウドストレージであり、万一端末が壊れたり紛失しても自動バックアップデータにより対処できる上、アカウント1つに15GBのストレージが利用できるので、端末容量の軽減化が図れ、かつどの端末からもアクセス共有できます。又、写真等を安全に保管整理できるのでアルバム整理にも貢献します。

2.スマホがGoogle ドライブを使ってできること

スマホは、ストレージ容量や機能面から利用範囲に制約がありますが、Googleドライブのクラウドサービスを利用することにより様々なファイルの保存や編集が可能となり、持ち運びができるという点ではパソコン以上の情報管理ツールとなります。

常時持ち運ぶスマホでGoogleドライブを利用すると、どこでもGoogleドライブにアクセスできGoogleドライブを通してパソコンなどと共同でデータ管理ができる上に、家族や他者ともデータの共有ができ、さらにスマホの利用価値が高まります。

1)あらゆる種類のファイルやフォルダをアップロードして保存することができる

Google ドライブはパソコンからも利用できるので、パソコンで使用できるファイルと同等のファイルを保存することができます。

従って、スマホの写真や動画、音楽、文章、表計算、プレゼンテーション、PDFなどのファイルを「アップロード」して保存することができます。

このため、次のようなことが可能になります。

①ファイルを整理したり、編集したりできる

②スマホで撮った写真をアップロードしてパソコンにダウンロードしたり、パソコンで作成したデータをスマホやタブレットで閲覧したりできる

◎保存及び編集可能なファイル

スマホでは処理できない様々なファイル形式やサイズの大きいデータであっても、Googleドライブでは対応可能となります。因みに以下の様なファイルは問題なく処理できます。

・テキストやWordやExce、PowerPointなどのアプリで作成された文書ファイル
・ PDFファイル(PDF化された取り扱い説明書や書類など)
・写真や動画ファイル(デジカメやビデオで撮影した写真や動画など)
・音声ファイル(音楽ファイルや録音した音声ファイル)
・スマホのアプリやデータのバックアップ

2)パソコンやスマホなど異なる端末からGoogleドライブのファイルやフォルダにアクセスできる

Googleドライブは異なる端末からからファイルをアップロードできるので、パソコンで作成したデータをGoogleドライブを介してスマホで閲覧及び編集等ができます。

逆に、スマホでアップロードあるいはGoogleドライブで編集したデータをPCで開いてパソコンのソフトを使って編集も可能になります。

3)互換性のあるGoogle ドキュメントなどの文書等のアプリを使ってファイルの作成や編集ができる

パソコンやスマホでMicrosoftのWordやExcel等のアプリを使って作成された文書等のファイルも、Googleドライブにアップロードすれば、自動的に互換性のあるGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシート等に変換されて保存され、それらのアプリを使って編集ができます。

逆も同様に、パソコンやスマホ等で開けば、WordやExcel形式に自動で変換されます。

4)Googleドライブにあるファイルやフォルダを端末にダウンロードできる

このため、スマホで撮影した写真をパソコンに「ダウンロード」することもできます。

つまり、スマホで撮った写真をGoogleドライブにアップロードして、それをパソコンにダウンロードできます。

5)他の人とファイルの共有や共同編集ができる

このため、グループで写真をシェアしたり、チームでプレゼン資料やデータ表を共同作成することができます。

また、メールなどでそのつどファイルをやり取りしなくても、Google ドライブの中でファイルを共有できるので、確認や編集もスムーズに行うことが可能です。

6)紙資料をスマホのカメラでスキャンして、PDFファイルとして保存できる

なお、PDFに注釈を付けたり、PDFファイルをコンビニなどで印刷することも可能になります。
書類や気になる新聞記事などをスマホのカメラで撮影してPDFなどに変換して保存できます。また、傾きを修正したり複数ページを1つのPDFファイルに保存することができます。

7)バックアップ機能を享受できる

万が一スマホの故障等でデータが消えてしまってもGoogleドライブに保存されているので、安心して利用できる効果もあります。

8)その他Googleドライブでできること

Googleドライブでは、以下のことも知っておくことが使いこなす上で必要な知識となります。

・作成したファイルやフォルダは名前は自由に変更できる
・アップロードしたファイルはGoogleドライブ上で編集や分類保存ができる
・オンライン中にファイルに加えた変更内容は自動的に保存される
・ファイルのコピーを作成したり端末にダウンロードすることができる
・ファイルやフォルダを検索できる
・ファイルやフォルダを整理できる

3.スマホでGoogleドライブを使うメリット

以上のとおり、Googleドライブを使えばスマでいろんなことができるようになりますが、Googleドライブをスマホで有効に使うことによるメリットを以下の様に整理しました。

1)PC等とデータを共有しスマホでもデータ管理が可能となる

Googleドライブは、マルチデバイス対応なので、PCやスマホなどあらゆるデバイスで利用できます。

スマホでGoogleドライブを利用すると、あらゆる種類のファイルを保存、管理、共有、バックアップ、ダウンロード等ができるようになり、パソコンと連携して情報管理が可能になります。

2)スマホのストレージ容量の節約に貢献

スマホは、内部ストレージに限りがあり、容量が少なくなると動作が重くなったり、アプリが強制的に終了したりする不具合が発生します。

このため、Googleドライブにデータを移して保存すれば、スマホのストレージ容量を節約でき、リスクも軽減できます。

なお、Googleのクラウドサービスには、「Googleドライブ」のほかに「Googleフォト」があり、同じアカウントで両方利用できますが、Googleフォトの場合は、写真や動画に限定されるのに対し、Googleドライブは、あらゆるデータの保存が可能であるため、情報管理に欠かせぬツールと言えます。但し、両方にアップデートすると両方の使用容量が合算されるので注意が必要です。

3)ファイルの共有(シェア)や共同編集が可能に

テキストやスプレッドシートをはじめ、画像に音声、動画などのファイルは共有が可能です。

グループで写真をシェアする
チームでプレゼン資料やデータ表を共同作成する
メールにファイルを添付する必要がない

4)スマホカメラであらゆる文書や画像をPDF化して保存が可能に

Android端末ではGoogleドライブのスキャン機能を利用してスマホカメラで文書をスキャンしてPDF化できます。

これにより、外出先から文書データをチームメンバーで共有することも可能です。

5)データはアカウントで保存されるためバックアップ機能を享受できる

スマホのキャリアを変えた、機種変更や故障した場合もデータの引き継ぎ復元が可能なのでバックアップ機能を享受できます。


Ⅱ.スマホのGoogleドライブ利用に必要な準備と基礎知識

スマホでGoogleドライブを十分に使いこなす為には、若干の事前準備と基礎知識を抑えておくとスマホとGoogleドライブの関係や、Googleドライブの使い方について理解しやすくなると思われます。

以下に、Googleドライブを利用するに当たって必要な「Googleドライブアプリとアカウントの取得」、パソコンで言えばエクスプローラーに当たる「Filesアプリの理解」、スマホにおける「スタート画面の構成とアイコン・メニューの配置」、そして、「バックアップ」「同期」「アップロード」「ダウンロード」等の用語についての説明をご紹介します。

1.Googleドライブアプリとアカウント取得が必要

Androidスマホ(含むタブレット)であれば、デフォルトの状態で「Googleドライブ」アプリがインストールされていますが、そうでないスマホの場合は、アプリのインストールが必要です。

また、Googleドライブの利用にはGoogleアカウントの登録が必要です。

2.Googleドライブ利用に欠かせないスマホのファイル管理アプリ「Files」の基礎知識

パソコンには、ファイルやフォルダの配置を示すエクスプローラーがあり、全てのデータにはエクスプローラからアクセスできますが、スマホには同様な機能を果たすFilesアプリがあります。

このアプリを開けば、Googleドライブや外付けのSDメモリに至る全てのスマホのファイルやフォルダがPCのエクスプローラーと同様に見ることができ、直接アクセスしたり、アプリを使ってアップロードやダウンロード、編集やコピーなども行なえます。

Googleドライブからスマホにダウンロードしたファイルも確認したりできます。

従って、Googleドライブを使いこなす上では、このFilesアプリの使い方を知っておくことが理解を深められることになります。

1)「Files」とは

「Files」とはGoogleの「File by Google」の略で、Androidスマホのファイル管理のためのアプリです。

「Files」は、Googleドライブアプリと同様にAndroidスマホにはデフォルトでインストールされており、パソコンで言う「エクスプローラー」の役割を担っています。

従って、Googleドライブを利用する上でスマホのファイルやフォルダの利用状況を把握したり移動や削除等を素早く行なうために欠かせないツールとなります。

2)Files の基本的な機能と使い方

「Files」アプリを使ってスマホ内及びGoogleドライブやSDカード等のファイルについて以下のようなことができます

・ファイルの検索、並べ替え、分類
・不要なファイルの削除
・ファイルの共有
・ファイルのバックアップ
・ジャンクファイルの削除
・デバイス同士でのファイル転送
・スマートフォンのカメラによる文書のスキャン

以下、これらの使い方をご紹介します。

(1)ファイルの検索方法

画面上部の検索バーを使ってスマホに保存されているファイルの検索ができます。

(2)ファイルの移動やコピー・バックアップなどの方法

保存したファイルを指定のフォルダに移動したり、コピーしたりできます。また、ファイルを[スター付き] に追加したり、データのバックアップとして Google ドライブへ保存することもできます。

◎保存したファイルの移動やコピーの手順

step1. Files by Google アプリを開く
step2. 移動したいファイルのファイル名を長押しして選択する
step3. 画面右上のその他アイコン 「その他アイコン」 をタップし、以下の中からやりたいことを選択する

やりたいこと やりたいことの内容
移動 内部ストレージのフォルダにファイルを移動する
コピー 内部ストレージのフォルダにファイルをコピーする
 [スター付き] に追加 スター付きにファイルを移動する
安全なフォルダに移動 安全なフォルダにファイルを移動する(移動したファイルは、 PIN / パターンによるパスコードでアクセスを管理できる)
Google ドライブにバックアップ Google ドライブにファイルをバックアップする

(3)SDカード等の外部ストレージの利用方法

スマホに装着したSDカードなどの外部ストレージを使用することもできます。

(4)ファイルの削除方法

スマホに保存されているファイルを削除することができます。

ファイル名を長押しして削除の選択をすれば、削除できます。保存した写真や動画や、ダウンロードしたアプリなどの整理に役立ちます。

(5)圧縮ファイルの解凍方法

圧縮された Zipファイルを解凍できます。Files内で直接解凍できるため、専用アプリをインストールしたり、アプリを切り替えたりする必要はありません。

(6)ファイルを開く方法

スマホに保存されているファイルが、ダウンロード、画像、動画、音声、ドキュメント、アプリなど、カテゴリごとに分けられているため、目的のファイルを素早く見つけることにも役立ちます。また、カテゴリ内の左側 [すべて] を見れば、ファイルが一覧で表示されます。

◎ファイルを開く手順

step1. Filesアプリを開く
step2.カテゴリから開きたいタイルをタップする

開きたいタイル 方法
ファイルの表示方法を変更する 画面右上のギャラリー表示アイコン ギャラリー表示アイコン をタップします。リストに戻るには、同箇所のリスト表示アイコン リスト表示アイコン をタップします
ファイルを並べ替える 右上にあるその他アイコン その他アイコン をタップします

※Files by Google と連携していないアプリや、デバイスにダウンロードしていないアプリのファイルを開くことはできません。

(7)削除可能なファイル候補を提案する機能を利用する方法

Filesでは、スマホに保存されたファイルの中から、サイズの大きいファイルや使用していないアプリ、重複しているファイルなどを削除候補として自動で表示してくれる機能があり、不要なファイルを一括で削除できます。

なお、削除候補の中にも必要なファイルが含まれている可能性もありますので、確認が必要です。

◎削除候補の中から、ファイルを削除する手順

step1. Android スマホの Files by Google アプリを開く
step2. 画面左上のメニューアイコン(≡)をタップする
step3. [削除] をタップする
step4. 表示された削除候補の中から [ファイルを選択] をタップし、画面の指示に従って不要なデータを削除する

(8)ファイルの共有方法

友人や家族との思い出の写真やドキュメントなどのファイルを共有したい場合は、Files by Google の共有機能を使いましょう。Files by Google を経由して、Android デバイスに保存したファイルを Gmail アプリやメッセージ アプリなどから共有できます。

◎Files に保存したファイルを共有する手順

step1. Android スマホの Files by Google アプリを開く
step2. 目的のファイルを長押しして選択する
step3. 共有アイコン 共有アイコン をタップします
step4. 共有方法を選択し、画面の指示に従ってファイルを共有する

3.スマホでのGoogleドライブの開き方

Google ドライブは、iPhone や Android スマホからも利用可能ですが、スマホでのGoogle ドライブの利用には、「Google ドライブ アプリ」が必要です。

Androidスマホ(含むタブレット)であれば、デフォルトの状態で「Googleドライブ」アプリがインストールされているので、ホーム画面にある「」アプリをクリックすれば開きます。

インストールされていない場合は、以下のサイトにアクセスすればインストールできます。

・iPhone版:「Google ドライブ (App Store)

・Android版:Google ドライブ ( Google Play)  



4.Google ドライブのスタート(初期)画面の見方と各アイコンの機能説明

「Googleドライブ」アプリをクリックすれば下図のようなスタート(初期)画面が表示されます。

Googleドライブのスタート(初期)画面

1)スタート画面のアイコン配置

スタート画面には、Googleドライブで作業するための各種アイコンが配置されています。

最下段には、Googleドライブに保存されているファイルを探し安くするために「ホーム」「スター付き」「共有中」「ファイル」という4個の分類アイコンが並び配置されています。

また、右側には、Googleドライブ上で新規に作業を行なうための「+新規」という追加アイコンが配置されています。

さらに、最上部検索枠左側には、「」というメニューアイコンが配置されています。

Googleドライブでの全ての作業は、このスタート画面に配置された各種アイコンやメニューをクリックして行なうことになります。

以下に、これらスタート画面に配置されたファイルの分類アイコン、新規作業を行なうための追加アイコン、その他作業を行なうためのメニューアイコンのそれぞれの機能についてご紹介します。

なお、これらのアイコン配置は、パソコンでのGoogleドライブのスタート画面(下表)とほぼ同様の配置となっています。

マホとパソコン版Googleドライブのスタート画面のアイコン配置

スマホ版Googleドライブ Web版Googleドライブ
「+新規」 「+新規」
「ホーム」 「ホーム」
「スター付き」 「スター付き」
「共有中」 「共有アイテム」
「ファイル」
(中身は「マイドライブ」、「パソコン」)
「マイドライブ」、「パソコン」
「三」 「最近使用したアイテム」「ゴミ箱」「スパム」など

スマホとパソコン(Web版)のスタート画面

スマホのスタート画面 パソコンのスタート画面

2)分類アイコン「ホーム」「スター付き」「共有中」「ファイル」とは

「ホーム」「スター付き」「共有中」「ファイル」アイコンはファイルの分類を示す分類アイコンです。

(1)各アイコンにリストされたファイルとは

それぞれのアイコンには、以下のようなファイルやフォルダーがリストされ、Googleドライブに保存されているファイルを見つけるための入り口となります。

各アイコンにリストされるファイルの種類

アイコン名 各アイコンに保存されているファイルの種類
[ホーム] 「ホーム」は、グーグルが学習分析により目的のファイルに素早くアクセスできるように提案したファイルやフォルダが「候補」としてリストされます。
なお、「ホーム」には、上部に「候補リスト」タブの外に「アクティビティリスト」タブがあり、「アクティビティ」タブには注意が必要なファイルがリストされています。
[スター付き] 見つけやすくするためのスター印「★」がついたファイルの一覧が掲げられます。
[共有中] 他のユーザーから共有されたファイルやフォルダの一覧が表示されます
[ファイル] Google ドライブ上に保存された全てのファイルやフォルダが一覧表示されます
なお、「マイドライブ」と「パソコン」の両タブがあり、「マイドライブ」には、Googleドライブに保存されるファイルや新規に作成したフォルダがリストされます。
(2)「ファイル」アイコンには全てのファイルがリストアップされている

「ファイル」アイコンは、Googleドライブに保存されている全てのファイルを「マイドライブ」と「パソコン」の区分に分かれてリスト表示されます。

・「マイドライブ」フォルダ

Googleドライブにアップロードしたファイルや新規に作成したフォルダなどGoogleドライブに保存されている全てのファイルがリストされされます。

「マイドライブ」は「Google ドライブ」の中で、自分のアカウント専用のクラウドに保存する場所です。
自分が利用しているパソコン、タブレット、スマホといったデバイスからファイルをアップロードする場所であり、複数のファイルを整理して保存するためのフォルダを作成することができます。

・「パソコン」フォルダ

パソコンフォルダは、パソコン版Googleドライブの利用によってPCとGoogleドライブの間でファイルやフォルダが同期されてGoogleドライブ上のデータをパソコンに保存されているフォルダのように扱える点に大きな特徴があります。つまり、WebブラウザでGoogleドライブを開くことなく、パソコンのエクスプローラー上にあるフォルダとしてアクセスできます。

「パソコン」フォルダには、「マイコンピュータ」と「USBと外部デバイス」の2つのフォルダが設けられており、パソコンで同期設定されたパソコン本体のデータは、「マイコンピュータ」に保存され、パソコンに接続した外部デバイスのデータは「USBと外部デバイス」フォルダに格納されています。

※「マイコンピュータ」は、パソコンに作成された「仮想ドライブ」内のフォルダで、パソコンから直接アクセスできPC上のフォルダと同じように扱えるファイルのリストが表示されます。

3)追加アイコン「+新規」

「+新規」アイコンは、Googleドライブ上で新規にファイルを作成したり、ローカルファイルをアップロードしたりするための「追加」アイコンです。

「+新規」アイコンを開く(クリック)すると、上段に「フォルダ」「アップロード」「スキャン」のアイコンが並び、それぞれ、「フォルダを作成する」「アップロードする(保存する)」「スキャンする」ためのアイコンです。

下段には、「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」「Googleスライド」のアイコンが並び、それぞれ「Googleドキュメントアプリを使って文書を作成・編集する」「Googleスプレッドシートアプリを使って計算表を作成・編集する」「Googleスライドアプリを使ってプレゼンテーションを作成・編集する」ためのアイコンです。

各アイコンの機能(目的)

アイコン名 アイコンの目的(何をする為のアイコンか)
「フォルダ」 新規にフォルダを作成する
「アップロード」 アップロードする(Googleドライブに保存する)
「スキャン」 スキャンする(カメラで撮影したものをPDF化する)
「Googleドキュメント」 Googleドキュメントアプリを使って文書を作成・編集する
「Googleスプレッドシート」 Googleスプレッドシートアプリを使って計算表を作成・編集する
「Googleスライド」 Googleスライドアプリを使ってプレゼンテーションを作成・編集する

4)メニューアイコン「≡」

スタート画面の左上にあるメニューアイコン(≡)をタップすると保存したファイルの種類別フォルダのメニューが表示されます。

メニューには、直近で作成・編集したファイル一覧が見られる [最近使用したアイテム]、30日以内に削除したアイテム一覧が見られる [ゴミ箱]、各種設定が行える [設定] などのアイコンが表示されます。​

各アイコンの機能(内容)

アイコン名 各アイコンで表示される機能(内容)
「最近使用した
アイテム」
直近で作成したり編集したファイルが日付つきで一覧表示される
「ゴミ箱」 30日以内に削除したアイテム一覧が表示され、30日経てば消去される
「バックアップ」 スマホやパソコン等のバックアップ一覧が表示され、バックアップ設定の状況が把握できる。
「設定」 各種設定が行える。「バックアップとリセット」項目で「GoogleOneバックアップ」がONになっていることに注意が必要(オンが望ましい)

5.「バックアップ」「同期」「アップロード」「ダウンロード」の用語説明

Googleドライブの利用に際して使われる「バックアップ」や「アップロード」等の用語の違いを知っておくことがGoogleドライブを使いこなす上で必要となります。

1)「バックアップ」とは

スマホ等のトラブルによってデータが損なわれることを防ぐために、今のデータを異なるストレージへコピーをしておくことで、元のデータは元の位置にも存在することになります。

なお、Androidスマホには、アカウント情報やインストールしたアプリ、アプリに保存したデータなどを保存できる自動バックアップ機能がありますが、これは、Googleドライブへのバックアップとは異なります。

これは、スマホが故障したり機種変更したりする場合に、元のスマホのデータを復元できるためのバックアップです。

自動バックアップは、スマホのセットアップ時に設定しますが、システム設定の「システム」や、Google ドライブ アプリの「三」をタップして表示されるメニューの「設定」→「バックアップとリセット」からも設定できます。

また、「三」のメニュー直下の「バックアップ」では、保存されたバックアップファイルを確認することができます。

なお、自動バックアップで保存されたバックアップデータは、最新のもののみが保存されます。

Google ドライブの無料15GBの容量には含まれないので、自動バックアップはオンに設定しておくことをおすすめします。

なお、継続的なデータ保護(CDP)やリアルタイムバックアップとも呼ばれる「自動バックアップ」の場合は、データは、Googleのサーバーにコピーされるので、Googleドライブなどへのバックアップとは異なります。

◎Android端末のデータを丸ごとバックアップする方法

step1. スマホの「設定」アプリを開く
step2. 「Google」に次いで[バックアップ] をクリックする
step3. 「
Google Oneへのバックアップ」 をオンにする

2)「同期」とは

異なるストレージ(Googleドライブやフォトなど)にも同じデータを作り、元のストレージのデータと同一に連動するよう設定されることを言います。

従って、一方でデータを変更すれば他方も連動することになります。

一方を削除すれば他方も削除されてしまうので削除には注意が必要です。

3)「アップロード」とは

現在の端末のストレージにあるデータをインターネットを介して異なるストレージ(Googleドライブやフォトなど)に保存することです。

従って、端末のデータはそのまま存在します。

なお、データの流れは「バックアップ」と同じですが、利用する意味が異なります。

4)「ダウンロード」と

逆に、インターネットを通して外部のストレージ(Googleドライブやフォトなど)のデータを端末のストレージに保存することを言います。

従って、元のデータは外部の元のストレージにも存在します。

5)バックアップ、同期、アップロード、ダウンロードの違い

違いをよく理解しておきましょう。

用語 違い
データを「バックアップ」する 万一に備えてデータのコピーをバックアップ先ストレージに送ること。従って、元のデータを編集してもバックアップ先のデータは変わらない
データを「同期」する 同期先ストレージのデータがこちらのデータと同じデータになるように設定すること。従って、どちらかのデータを編集すると他方のデータも変わる
データを「アップロード」する データをインターネットで送信し、送信先のストレージに保存すること。従って、元のデータは元のままで残り送信先データとは別個の存在になる
データを「ダウンロード」する 外部のストレージにあったデータをインターネットで受信すること。従って、送信元のデータはそのまま残る

6.目的のファイルを見つける方法

保存しているファイルを見つけたいときは、Googleドライブアプリを起動して「マイドライブ」をチェックします。

ここには、アップロードしたファイルだけでなく同期したフォルダなども表示されます。

ファイルの数が多くて目的のファイルを探すのが大変な場合は、検索機能を使用します

検索バーにキーワードを入力すると、関連性の高いファイルやフォルダが提案されます。

検索方法は、上部の検索バーに目的のファイルに含まれる文字列を入力します。また、検索結果を絞り込むには、タイプ、メンバー、更新日等のフィルタラベルを使用します。


Ⅲ.スマホでのGoogleドライブの使い方

以下、スマホでのGoogleドライブを使いこなす上で必要なGoogleドライブの基本的な使い方をご紹介します。

1.Googleドライブにフォルダを新規に作成する方法「+新規」

ファイルを整理するためにGoogle ドライブ上に新規にフォルダを作成することができます。

◎新規にフォルダを作成する手順

フォルダを新規に作成追加する手順は以下の通りです。

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする

スマホのホーム画面にあるGoogleドライブの「」アイコンをクリックします。

step2. 右下の追加アイコン「+」をクリックする

step3. 「フォルダ」アイコンをクリックする

step4. 任意のフォルダ名を入力し、「作成」をクリックする

以上で新しいフォルダが作成されます。

2.ファイルやフォルダを別のフォルダに移動させる方法

Googleドライブ上にあるファイルやフォルダは、ドライブ上の他のフォルダーに移動させることができます。

なお、この移動は、新規にGoogleドライブにファイル等を作成したり、新規にアップロードにファイル等を追加保存することでないため、追加の「+新規」アイコンは使いません。

◎ファイルを別のフォルダに移動させる手順

Googleドライブ内でファイルやフォルダを別のフォルダへ移動させる手順は以下の通りです。

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする

スマホのホーム画面にあるGoogleドライブの「」アイコンをクリックします。

step2. 移動させたいファイルやフォルダの右横にあるその他アイコン「三」をクリックする
step3. メニューにある「移動」をクリックする


step4. 「移動先を選択」画面の中で移動先となるフォルダをクリックする


step5. 移動先となるフォルダが表示されるので、ここで良ければ下にある「移動」をクリックする

step6. 以上で移動が完了。移動先にしたフォルダを開いて確認する。

なお、移動するには、移動する権限が必要です。権限がない場合は、移動されず、移動先フォルダにはショートカットのみが作成されます。

3.Googleドライブへファイルをアップロードする方法「+新規」

スマホに保存したファイルや、アプリで作成したファイル或いはネットから取込んだファイル等を端末からGoogleドライブにアップロードすることができます。

なお、ファイルには、画像や動画、文書、PDF等あらゆるファイルを含みます。

大切なファイルをクラウド上にアップロードしておけば、パソコン等からもアクセスでき、スマホに故障が生じた場合でも、データ移行でデータの復帰が可能となります。つまり、アップロード=クラウドストレージへのバックアップということにもなります。

なお、WordやExcel、PowerPointアプリで作成されたファイルについては、互換性が高いのでGoogleドライブにアップロードして開くと、Googleドライブ上ではGoogleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドアプリのファイルに変換しますが、若干フォント等に違いが生じることもあります。

従って、気になる場合は、Googleドライブでは開かずに、パソコン等で開いて作業することをオススメします。

1)スマホのデータをGoogleドライブにアップロードする手順

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする

スマホのホーム画面にあるGoogleドライブの「」アイコンをクリックします。

step2. 画面右下の追加アイコン「+新規」をクリックする

step3. 「アップロード」をクリックする

step4. 最近使用したスマホ内のファイル一覧が表示されるので、目的のファイルがあればクリック、無ければ、画面左上メニューアイコン「三」をクリックし表示されるメニューのファイルの種類や保存先からファイルを選択してクリックする

step5. Google ドライブへのアップロードが開始される

step6. アップロードしたファイルが「マイドライブ」フォルダにリストされる

以上で、アップロードしたファイルが、Googleドライブの「マイドライブ」にファイルが表示(保存)されます。

なお、Google ドライブのアップロードは、初期状態ではWi-Fi接続時にのみアップロードできる設定になっています。Wi-Fi接続していない時にアップロードする場合は設定変更が必要となります。

2)「アップロード」は「自動バックアップ」とは異なる

Android スマホは、スマホにGoogle アカウントを設定した際に「自動バックアップ」を設定することができます。

しかし、この「自動バックアップ」は、あらかじめ設定されたタイミングで、万一の際のデータ移行に必要なアプリのデータや写真、動画、通話履歴、連絡先、設定、SMS メッセージなどを 「Google アカウント」に紐付いた「復元ポイント」というバックアップファイルを作成し別のメディアにコピーして保存しておくというものです。

これにより、システムの不具合などで大切なデータが消えてしまわないようにできる措置です。

従って、自動バックアップによるデータはGoogleドライブにバックアップされるわけではないので、Googleドライブにデータを保存したい場合は、あくまでも、ファイル毎、あるいはまとめてアップロードすることが必要となります。

3)「自動バックアップ」を設定する手順

step1. スマホの「設定」アプリを開く
step2. [Google] を選択する
step3. [バックアップ] を選択する
step4. [Google ドライブへのバックアップ] をオンにする

なお、自動バックアップしたデータの状況を確認する手順は次のとおりです。

step1. スマホのホームにある「設定」アプリを開く
step2. [Google] にタップし、次に[バックアップ] をタップする
step3. [バックアップの詳細] で、どのデータがバックアップされているかの状況が確認できる

4.Googleドライブのファイルを端末にダウンロードする方法

Googleドライブにあるファイルやフォルダはスマホにダウンロードできます。

1)ダウンロードの手順

Googleドライブ上にあるファイルをスマホにダウンロードする場合は、Googleドライブ上の当該ファイルにアクセスし「︙」アイコンで表示されるメニューから「ダウンロード」を選んでダウンロードさせます。

なお、ダウンロードしたファイルは、「ダウンロード」フォルダに保存されます。

◎Googleドライブのファイルをスマホにダウンロードする手順

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする

step2. ファイル名の右にある「︙」アイコンをクリックする

ダウンロードするファイルは、表示された画面に無ければ、下段にある「ホーム」「スター付き」「共有中」「ファイル」を開いて目的のファイルを見つけ、そのファイル名の右端にある「︙」アイコンをクリックします。

step3. メニューの中の[ダウンロード] をクリックする

なお、ダウンロードしたファイルは、スマホ本体の [ダウンロード] フォルダから確認できます。

2)ダウンロードしたファイルの保存先を確認する方法

このフォルダは、多くのAndroid端末にあらかじめインストールされている「Files by Google」など、各種ファイル管理アプリで確認できます。

◎ダウンロードしたファイルの保存先確認手順

step1. Files by Googleを起動する
step2. 
「ダウンロード」をタップする


step3.
日付順にダウンロードしたファイルが表示されるので、一覧から保存したファイルが確認できる



5.Googleドライブで文書等のファイルを作成・編集する方法「+新規」

Googleドライブでは文書や計算表などが作成できる無料のアプリが用意されており、これらのアプリを使って文書や計算表、あるいはプレゼンテーション資料などを作成したり編集したりして保存できます。

あるいは、これらのアプリは、MicrosoftのWordやExcelなどとの互換性が高く、パソコンやスマホなどでは自動的に変換されWordやExcelなどの慣れたアプリで利用することができます。

このため、Googleドライブで編集可能な状況があることは、あらゆる端末からアクセスできるGoogleドライブでは、これら情報の共同編集や管理の場として使えることになります。

従って、これらのことを勘案してGoogleドライブの文書編集機能の使い方を習得することが、Googleドライブを使いこなす上で重要な事になります。

1)Googleドライブ上で利用できる文書等の作成編集可能アプリには

Googleドライブでは、①文書作成ツールとして「Google ドキュメント」アプリ、②計算表作成ツールとして 「Google スプレッドシート」アプリ、③プレゼンテーション資料作成ツールとして「Google スライド」アプリが用意されています。

これらのアプリはGoogleドライブの「+新規」アイコンの下に配置されています。

これらのアプリを使ってGoogle ドライブ上で作成されたのファイルは、Googleドライブ上で編集したり、他のユーザーと共有したり、共同編集したりすることができます。

◎Googleドライブで用意されている文書等の作成編集アプリ

アプリ名  アプリの機能
Googleドキュメント Wordと互換性がある文書作成&編集ソフト
Googleスプレッドシート Excelと互換性がある計算表の作成&編集ソフト
Googleスライド PowerPointと互換性があるプレゼン資料の作成&編集ソフト

◎重要:これらアプリには、単独で管理できるアプリがあります。

以上のアプリは、Googleドライブを開いて所与の手順でアプリを利用する必要がありますが、実は、以下のように単独でアプリを利用できる単独アプリがあります。

単独で利用できるアプリをスマホにインストールすれば、ファイルがそれぞれのファイル形式でまとまっているので大変、編集がしやすくなる上、よりきめ細かいツールが用意されているので使い勝手が良くなります。

従って、スマホでGoogleドライブの編集アプリを多用する場合は、これらのアプリを利用することをおすすめします。

Googleドライブ上にあるアプリ   単独で存在するアプリ
Googleドキュメントアイコン Googleドキュメントアプリ
Googleスプレッドシートアイコン Googleスプレッドシートアプリ
Googleスライドアプリアイコン Googleスライドアプリ

以上でドキュメント(文書)が作成され保存されます。

◎補足:スマホでの作成に役立つ方法は、以下の記事をご参考に願います。

Googleドキュメント Googleドキュメントの音声入力をスマホで行う方法
Googleスプレッドシート スマホ初心者のためのスプレッドシートの使い方
Googleスライド スマホでGoogleスライドを利用する際の基本的操作

2)これらのアプリはOfficeのWordやExcelなどの類似アプリと互換性が高い

これらのアプリは、MicrosoftOfficeのWordやExcelなどとの互換性が極めて高く、パソコンで作成したWordやExcelなどのファイルをGoogleドライブにアップロードすれば全て自動的にGoogleドライブのGoogleドキュメントやGoogleスプレッドなどの形式に変換されます。

但し、文書や表によっては、Googleドライブにアップロードして開くと、若干フォント等に違いが生じることもあります。気になる場合は、Googleドライブでは開かずに、パソコン等で開いて作業することをオススメします。

また、Googleドラブからパソコンなどの端末にダウンロードされても端末側のアプリであるWordやExcel形式に自動で変換されます。

従って、パソコン等が手元になく、スマホから直接Googleドライブで文書等の作成や編集する必要ある場合はやむを得ませんが、手元にパソコンがある場合は、パソコンでGoogleドライブを開いて慣れたワード等で作成編集されることをおすすめします。(データを端末に移して編集等を行なえば慣れたアプリで作成編集が可能となります。)

3)これらアプリを使った各種ファイルの作成方法

これらのアプリを使ってGoogleドライブ上で文書ファイル等を新規で作成、編集する方法をご紹介します。

なお、これらのアプリを使って作成や編集する際には、入力が即登録となるので、作成や編集を途中でやめた場合は、正式にファイルとして登録するかどうかを判断してしょりする事が必要であることに留意する必要があります。

つまり、これらのアプリで作成や編集を行なうと、入力と同時に変更が都度自動で保存される仕組みになっているため、途中で入力を打ち切ると、そのままファイルとして保存されるので、入力途中でやめた場合、保存する必要が無い場合は削除するなどの注意が必要です。さもなければ、入力途中の不要なファイルが溜まる一方になりかねません、

また、保存する際は、ファイル名をきちんとつけておかないと名無しのファイルが多数発生していくことになるので注意が必要です。

なお、これらアプリを使ってGoogleドライブで文書等を新規に作成または既存文書等を編集する場合は、以下の通り、新規に作成する場合は「+新規」から入る必要がありますが、既存文書等を編集する場合は、既存文書等のファイルに直接アクセスして編集を行なうことになります。

(1)新規に各種ファイルを作成する場合の手順

新規に文書等を作成する場合は、以下の通り、「+新規」アイコンから作業を行ないます。

◎新規各種ファイルの作成手順

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする
step2. 
画面右下の新規アイコン「+新規」をクリックする


step3. 
作成したいファイルの種類(Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライド)を選択する


step4. それぞれのアプリ
画面の上部にある各種ツールを使って文書等のファイルを作成する

各アプリのフォームと各種ツール配置

Googleドキュメント Googleスプレッドシート Googleスライド

step5. 作成が終われば右上の『︙』をクリックして「無題のドキュメント」をファイル名に変更し「OK」をクリックする

step6. 作成が終わり保存する場合は左上の「レ」点又は「×」をクリックする

step7. 保存が終わればGoogleドライブの「ホーム」リストトップに表示される

step8. 作成したドキュメントが「マイドライブ」に表示されるので、右端の『︙』をタップし「名前を変更」クリックしドキュメント名を変更する

(2)既存のファイルを編集する場合の手順

既存ファイルを編集する場合は、既存のファイルに直接アクセスして以下の手順手順で行います。(Androidスマホの場合)

◎既存ファイルの編集手順

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする
step2. 編集するファイルをクリックする
step3. Googleドキュメントの場合は、右下の編集アイコン(鉛筆マーク)をクリック、その他のアプリファイルは、そのまま編集に入る
step4. 画面上のツールを使って文書等を編集する
step5. 編集が完了したら、左上の完了アイコン(×)をタップする

6.Googleドライブのスキャン機能を使って書類や画像をPDF化する方法「+新規」

Google ドライブアプリには、スキャン機能が備わっており、書類や画像などをAndroidスマホのカメラでスキャンしてPDFファイルとしてGoogle ドライブに保存することができます。

スキャンした文書や画像はどの端末からでもアクセスできます。

1)Androidスマホのカメラを使ったPDF化手順

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする

step2. 画面右下の新規アイコン「+新規」をクリックする

step3. [スキャン] をタップする

step4. カメラが起動するので、書類を撮影する

カメラでの撮影と違って、傾きを修正したり複数ページを1つのPDFファイルに保存することができます。

色の指定や回転、切り抜きの編集画面が表示されるので、必要な操作を行います。

ここでは切り抜きアイコンをタップして傾きを調整してみました。

step5. 完了アイコン(チェックマーク)をタップする

step6. [保存] をタップする

step7. 保存先の [フォルダ] を選択して [保存] をタップする

以上でスマホカメラでスキャンした紙資料などがPDFファイルとして Google ドライブに保存されました。

2)PDFのタイトル記入及び変更手順

右端の『︙』をタップし「名前を変更」で名前をつけたり変更ができます。

終了したら「完了」ボタンを押して保存先を指定します。

なお、複数ページを1つのファイルに保存したい場合は、Google ドライブへの保存の前に+をタップすると次の撮影を行えます。

7.よく使うファイルにスター印をつける方法

使う頻度の高いファイルやフォルダには、素早くアクセスできるためのスター印「☆」を付けることができます。

スター印を付けたファイルやフォルダは、[スター付き] 画面に表示されるようになります。

◎スターを付ける方法手順(Androidスマホの場合)

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする

step2. ファイル名もしくはフォルダ名の右にあるその他アイコン(︙)をタップする

step3. [スターを追加] をタップする

8.Google ドライブのファイルを家族等他者と共有する方法

Google ドライブに保存しているファイルやフォルダは、特定の個人やグループ、不特定多数他者と共有することができます。

従って、家族などで共有したいアルバムや書類があれば、Google ドライブに保存することで共有が可能になり、どこにいても利用できるようにできます。

1)共有の設定方法(内容)

Googleドライブにあるファイルやフォルダの共有設定は、特定の個人またはグループに対しファイルやフォルダを特定して共有する相手のファイルへの関わり度合い(権限幅)を設けることができます。

つまり、共有設定は、以下の項目で設定することになります。

①他者との共有方法には、特定の他者(個人またはグループ)を追加する方法リンクを共有する方法があります。

②共有できるデータは、ファイル単位やそれらを含むフォルダ単位で共有設定します。

③また、関わり度合い(権限幅)については、共有する人の権限を「編集者」「コメント可」「閲覧者」の3段階で設定できます。

④他者またはグループとの共有の設定方法には、個別に追加設定していく方法と、ファイルやフォルダのURLを通知して共有に参加できるようにする方法が選択できます。

※GoogleドライブにあるファイルやフォルダにはそれぞれURLがついているので、このURLを共有したい相手に通知して相手にアクセス許可を与えて共有する方法です。

以上を表にすると下表のようになります。

共有設定項目 設定内容(何を設定するか)
誰に 個人(メールアドレス)又はグループ(Googleグループメールアドレス)を指定する
何を 共有するファイルまたはフォルダを一つ一つ指定する
どの程度 関わり度合い(権限の幅)として「閲覧するだけ」、「閲覧とコメントが可能」、「編集が可能」の3段階から選択する
共有の方法 「特定の他者(個人またはグループ)を追加する」方法と「リンクを共有する※」方法があり、追加方式が一般的と言えます。

「リンクを共有」は、リンク先URLを知る人であれば誰でも閲覧したり編集できるので注意が必要となります。

2)他者とのファイル等の共有手順

Googleドライブでファイルを共有する方法は、パソコンとスマホで異なります。

パソコンの場合は、Googleドライブ上の共有したいファイルの右に表示される「︙」をクリックし表示されるメニューから「共有」をクリックした後、「ユーザーやグループを追加」の欄に任意のユーザーやグループを追加、または「一般的なアクセス」で共有方法を指定して「完了」します。

一方、スマホ(Androidスマホ)の場合は、Google ドライブアプリ、Googleドキュメントアプリ、Googleスプレッドシートアプリ、Googleスライドアプリのいずれかのアプリからでも共有したいファイルやフォルダの右にある「︙」を開いて[共有] をクリックすれば共有設定ができます。

◎共有手順

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする
step2. 共有するファイルやフォルダをクリック (選択)する
step3. ファイルやフォルダの右にある「︙」をクリックする
step4. メニューから「
共有」をクリックする


step5. ユーザーの追加画面が表示されるのでユーザー欄に相手のメールアドレスを入力する

スマホの連絡先に登録されていれば自動的に候補が表示されるので、クリックして選択します。


step6. 権限についてはユーザー名の下の「閲覧者」の右の「▼」をクリックする

step7. 「閲覧者」「閲覧者(コメント可)」「編集者」の3つ権限から選択する

「閲覧者」はただ見るだけの権限、「閲覧者(コメント可)」は見るだけで無くコメントを記入できる権限、「編集者」は、編集できる権限も与えることになります。

step8. 通知を送信するかどうかを選択する


step9. 「送信」または「共有」をクリックする


9.オフラインで Googleドライブのファイルを開く方法

スマホで Google ドライブのファイルをオフラインで開くには、Googleドライブアプリで使用したいファイルを「オフライン使用可」に設定変更する必要があります。

なお、オフラインで編集したファイルは、インターネットに接続したときにクラウドと同期され、クラウドに保存されているファイルが更新されます。

◎オフラインでファイルを開く手順

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする
step2. オフラインで使いたいファイルを探すために画面の下部の[ファイル] をクリックする


step3. ファイル名の右にあるその他アイコン(︙)をタップする


step4. [オフラインで使用できるようにする] をタップする

これで、オフラインでもファイルを開くことができるようになります。

10.誤って削除したファイルを復元する方法

不要になったファイルをその他アイコン「︙」で削除した場合、削除したファイルは、30 日間、 [ゴミ箱] フォルダに残っています。

このため、その期間内であれば復元できます。

◎削除したファイルの復元手順

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする
step2. 
左上の設定アイコン「≡」をクリックする
step3. [ゴミ箱] をクリックする


step4. 
復元したいファイル右側のその他アイコン(︙)をクリックする
step5. 
[復元] をクリックする

11.Googleドライブを別アカウントに切り替える方法

複数の Google アカウントを持っている場合、他のアカウントのGoogleドライブに切り替えることができます。

Googleドライブを別のアカウントに切り替えるには、アプリ画面のプロヒィール画像から別のアカウントに切り替えます。

◎スマホでのアカウントの切り替え手順

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする
step2. 画面右上にある自分のアカウントアイコン(プロフィールアイコン)をクリックする
step3. ログイン可能なGoogle アカウントの一覧から切り替えたいアカウントをクリックする

ログインしているGoogleアカウントの一覧が表示されるので、使用したいアカウントをタップするstep4. 切り替え完了

12.Google ドライブの使用容量を確認する方法

Google ドライブのストレージ使用容量が契約している保存容量を超過すると、新しいファイルや画像を Google ドライブにアップロードできなくなり、保存容量を共有するGoogleフォト」においても写真や動画をバックアップすることができなくなります

このため、Google ドライブのストレージ使用容量を確認し超過しないように注意する必要があります。

なお、容量が圧迫されている場合は、不要なファイルを削除したり、保存するファイルを圧縮したり、Gmail やGoogle フォトなどのファイルの削除が必要になります。

または、契約プランのアップグレードで保存可能容量を増やすこともできます。

◎ストレージ使用容量の確認手順

step1. Google ドライブ アプリ()をクリックする
step2. 左上の「三」アイコンをクリックする
step3. 表示されるメニューから「設定」をクリックする
step4. 「保存容量」の状況が把握できる

なお、「ストレージの管理」をクリックすると、GoogleフォトやGmailなどの使用状況も確認できます。



Ⅲ.最後に

Googleドライブは、重要資料や記念写真等を全ての端末で共有でき他者とも共有できる安全で便利な整理保管場所になるが、常時携帯するスマホでのGoogleドライブの利用がなければ大きな機会損失を被っていることになります。

また、Googleドライブを利用すればあらゆるデータを扱うことがかのうになるばかりか、スマホの動きを軽くするためスマホでのGoogleドライブの利用は欠かせない価値があります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ーーーーーーー完ーーーーーーー
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