Googleドライブの使い方③|パソコン版アプリで利用価値大幅アップ

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パソコン版Googleドライブアプリをパソコンにインストールすれば、Googleドライブにリンクする仮想ドライブがパソコンの1ドライブとして配置され、パソコンの機能やソフトを使ってGoogleドライブの文書作成やその他の作業ができるようになります。

また、パソコンのフォルダを同期させることでパソコンの同期されたフォルダをクラウドに保存することができるので、重要データのバックアップや写真整理の最適の場所になります。

以上のように、パソコン版アプリはGoogleドライブを大変便利に利用することができるので、Googleドライブを有効に活用する為になくてならない必需品といえ、Web版と併用すれば大変使い勝手が良くなります。

当記事では、パソコン版Googleドライブの機能やメリット、使い方についてご紹介します。

クラウドの「Googleドライブ」は、スマホやパソコン等、どの端末からでもアクセスができ、安全にデータをクラウドに保存できるため、写真や重要書類の整理保管やバックアップに欠かせないツールとなります。

「パソコン版Googleドライブ」は、クラウドの「Googleドライブ」をパソコンから簡単に操作ができ、かつ、Googleドライブ上の文書作成や編集管理をパソコンの機能を使って作成しやり取りやができるようになるアプリです。

当記事では、PCに「パソコン版Googleドライブ」アプリをインストールして、Googleドライブを便利に利用する方法等についてご紹介します。

なお、Webからの利用の仕方については下記の記事をご覧願います。

Googleドライブを自由に使いこなすには、Googleドライブを開いた最初のページである「スタートページ」が、ユーザー専用の管理画面となってGoogleでの全て作業を行なうことができる仕組みと使い方を当記事でマスターすることが第一です。

目 次

Ⅰ.「パソコン版Googleドライブ」とは

「パソコン版 Google ドライブ」は、クラウドにある「Googleドライブ」をパソコンのデスクトップ上で操作できるパソコン用アプリです。

このアプリをパソコンにインストールすれば、パソコン上でGoogleドライブを直接操作ができ、また、パソコンのフォルダをGoogleドライブに同期させることができるようになります。

1.パソコン版アプリによりパソコンに備わる2大機能

パソコン版アプリをPCにインストールすることにより、パソコンには以下の2つの大きな機能が備わります。

1)仮想Googleドライブ機能:(GoogleドライブをPCの1ドライブとし扱える機能)

Googleドライブにリンクした仮想の「Googledrive(G:)」ドライブをパソコンのローカルディスク{C:)や{D:)に並ぶに位置に配置し、直接扱えることができます。

簡単に言うと、Googleドライブをパソコン上で他のデータと同様に使えるようにする機能です。

仮想ドライブ「Googledrive(G:)は、エクスプローラーでは下図のような位置に配置されます。

「デバイスとドライブ」での配置 「クイックアクセス」での配置

また、パソコン版アプリの設定画面では、下図ように「Googleドライブ(ドライブ内のフォルダ)」と称しています。

※アプリの設定画面は、タスクバー右側の通知領域にある「Googleドライブアイコン」(下図)を開き(クリック)し、画面右上の歯車をクリックすると表示される「設定」をクリックすると上図の設定画面が表示されます。

通知領域にある「Googleドライブ」アイコン

2)特定フォルダ機能:PCのローカルフォルダをGoogleドライブに同期させる機能

2つめは、「マイコンピュータ{又はマイノートパソコン)」と称して、自分のパソコン上のフォルダを特定してGoogleドライブにリンクさせることができる機能のことです。

簡単に言うと、パソコン上のフォルダを特定してGoogleドライブと同期設定するとそのフォルダはGoogleドライブに自動的に同期(アップロード)することができるということです。

なお、後述しますが、同期されたフォルダには下図のように「チェックマーク」がつきます。(チェックマークは、Googledrive(G:)と違って、パソコン側にデータが実在すると言う意味を持ちます。)

パソコン版アプリの設定画面では、下図のように「マイコンピュータ(パソコン上のフォルダ)」と表示されます。

※アプリの設定画面は、タスクバー右側の通知領域にある「Googleドライブ」アイコンを開き(クリック)、画面右上の歯車をクリックし表示される「設定」をクリックすると上図の設定画面が表示されます。

なお、この2つの機能(「仮想Googleドライブ機能」と「特定フォルダ機能」)は、互いに独立しており連携はありません。

また、2つの機能とも、パソコンとGoogleドライブのデータは同期されているので、一時的同期解除の設定をせずに一方を「削除」すれば他方も「削除」されるので、どちらかを残したい場合は注意が必要です。(削除とは実際に削除する行為で、PCの故障による場合は影響しません)

なお、これからご紹介する内容の理解を深めていただく為には、アプリをパソコンにインストールして頂き実際に操作しながら確認していただくと理解し易いと考えますので、まず、アプリのインストール方法をご紹介します。

2.パソコン版Googleドライブのインストールと画面構成

「パソコン版Googleドライブ」のアプリをパソコンにインストールしてGoogleドライブをパソコンの一部として利用できる状態にする手順をご紹介します。

1)「パソコン版Googleドライブ」アプリのインストール手順

まずは、パソコンに「パソコン版 Google ドライブ」アプリ(Windows)をインストールする必要があります。

◎インストール手順

step1. Googleドライブページにアクセスし「パソコン版Googleドライブをダウンロードする」のボタンをクリックする

下記ページにアクセスします。

⇒「Googleドライブのページ

または、Web版から「Googleドライブ」ドライブを開いて右上にある歯車(設定)をクリックし「パソコン版ドライブをダウンロード」を開けば同じページにアクセスできます。

⇒パソコン版GoogleドライブをインストールするURLページ


step2. PCにダウンロードされたGoogledriveアプリをダブルクリックする

パソコンのエクスプローラー上のダウンロードフォルダにある「Googledriveアプリ」をダブルクリックします。

・パソコンにダウンローロードされたパソコン版Googleドライブアプリ


step3. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら「はい」をクリックする

step4. 「インストール」をクリックするとインストールが始まるのでいくつかの問いに答えながら進める

「インストール」を選択すると「デスクトップにアプリケーションのショートカットを追加する」や「Googleドキュメント、スプレッドシート、スライドのデスクトップショートカットを追加」などの問いにチェックを入れます。

※デスクトップにアプリケーションのショートカットを追加することをオススメします。


step5. 自分のGoogleアカウントとGoogleドライブを紐づける

インストールが完了するとログインを求められるので、登録済みのアカウントでログインします。

以上で、パソコン版Googleドライブへのアクセスができる状態となりました。

なお、初めてパソコン版ドライブを開くと、Google ドライブが同期の開始をリクエストしていることを知らせる通知が表示されるので[OK] をクリックします。

2)PCデスクトップにパソコン版アプリのショートカット

(1)デスクトップにショートカットアイコンが表示される

インストールの際に「デスクトップにアプリケーションのショートカットを追加する」にチェックを入れていれば、インストールが完了すると、デスクトップ画面に、Googleドライブのショートカットアイコンが表示されます。

(2)アイコンには「マイドライブ」と「その他パソコン」フォルダ

ショートカットを開くと、エクスプローラにあるGoogledrive(G:)フォルダが表示され「その他のパソコンと「マイドライブ」のフォルダが確認できます。

詳細は後述します。



次に、この2つの機能の特徴と使い方をご紹介します。

Ⅱ.「仮想Googleドライブ機能」(GoogleドライブをPCの1ドライブとして扱える機能)の特徴と使い方

以下に、仮想ドライブの機能の特徴やメリット、使い方をご紹介します。

1.Googleドライブにリンクした「仮想ドライブ」がPCに配置され全てのデータはGoogleドライブと同期される

「パソコン版Googleドライブ」アプリをPCにインストールすると、パソコンには、クラウドのGoogleドライブにリンクした仮想「Googledrive(G)」ドライブが、CドライブやDドライブに並ぶ1ドライブとしてエクスプローラーに作成されます。

これにより、パソコンからGoogleドライブに直接アクセスができ、かつ、パソコンの機能を使ってGoogleドライブの操作、共有などができるようになり、かつ、全てのデータは自動同期されるので、一方に変化を加えれば他方も変更され双方はいつも最新の状態に維持されます。

また、Googleドライブとの自動同期機能によってパソコンでの様々なアプリで作成されたファイルはGoogleドライブのアプリに自動変換されるためパソコンの多彩な機能やソフトを使ってGoogleドライブの文書作成や編集などを行なうことができるようになります。

1)PC上の仮想ドライブ「Google drive(G:)」の配置場所

アプリをインストールすると、「Googleドライブ」はエクスプローラー上では下図の様な形で配置されます。

従って、クラウドのGoogleドライブにアクセスするには、エクスプローラーに配置されたこれら「Google drive(G)」をダブルクリックすればGoogleドライブの「マイドライブ」フォルダが表示されます。

◎「デバイスとドライブ」での配置

◎「クイックアクセス」での配置

2)「Googledrive(G:)」には「マイドライブ」と「その他パソコン」フォルダが配置されている

Googledrive(G:)には、下図のように、「マイドライブ」と「その他パソコン」フォルダのみが配置され、その他のGoogleドライブ上にあるフォルダ(「ホーム」、「パソコン」、「共有アイテム」、「スター付き」、「スパム」、「ゴミ箱」)は対象外となっています。

なお、ビジネス用などのGoogleアカウントによっては、そのほかに、「共有ドライブ」が作成される場合があります。

(1)「マイドライブ」とは

「マイドライブ」とは、「Google ドライブ」においてユーザーが自由に使用できる領域を指し、ユーザーのファイルを保存・管理するためのフォルダです。

従って、同じアカウントであれば、どのパソコンとも共有することになるため、例えパソコンが壊れても、他のパソコンで繋がっているので安心できます。

なお、表示方法は若干違いますが、パソコンの「マイドライブ」とGoogleドライブの「マイドライブ」には同じフォルダとファイルがリストされます。

パソコンのマイドライブ Googleドライブのマイドライブ
(2)「その他のパソコン」とは

「その他のパソコン」とは、今使っているパソコン以外のパソコンとのリンク状態にあるかどうかが確認できるフォルダです。

2.同期方法には「ストリーミング」と「ミラーリング」があり選択が可能

仮想ドライブの全てのデータはGoogleドライブと同期されますが、同期のさせ方には「ストリーミング」と「ミラーリング」の2方式があります。

パソコン版アプリの設定画面で選択できますが、一般的には、パソコン側に容量の負担がかからないストリーミングが選ばれる傾向が多いと言えます。

1)同期とは

同期とは、一方に変化を加えれば他方も瞬時に変更され双方はいつも最新の状態に維持されることです。

また、OS等の環境が異なる中で自動的に同期が可能になるということは、パソコン側とGoogleドライブ間においてソフトに互換性が備わっているということです。

例えば、パソコン側で作成したWordファイルは、Googleドライブ側ではGoogleドキュメントに自動的に変換されるということです。このため、パソコンの多彩な機能やソフトを使って各種操作ができることになります。

同期には、「ミラーリング」方式と「ストリーミング」方式があり選択が可能です。

なお、同期とバックアップには違いがあるので注意が必要です。

◎同期とバックアップの違い

両者には、データの保存方法や復元方法、アクセス性などで異なります。

「同期」は、2つの場所にあるデータが常に同一の状態になるように、双方向でコピーや削除が連動します。

このため、いちいちファイルを転送する必要がないため複数のデバイスで同じデータにアクセスすることできます。

もちろん、どちら側からでもデータを削除すると双方ともデータは削除されてしまうので、削除には注意が必要です。

「バックアップ」は、データを別の場所にコピーして保管し双方にデータが保存されますが、同期はされていないので、どちらかが削除されても他方ではデータは削除されません

従って、不要な側でデータを削除しても他方にはデータが残ります。

このため、「バックアップ」は、破損した場合に備えてバックアップ先にデータのコピーを保存しておくことができます。

2)「ミラーリング」と「ストリーミング」の違い

仮想フォルダでは、同期のさせ方に「ストリーミング」方式と「ミラーリング」方式の2種類が用意されており、どちらかをパソコン版の設定画面から選択及び変更ができます。

どちらも「同期」でありますが、データの残し方に違いがあります。

両方式の違いを簡単に言うと、「ミラーリング」方式では、クラウドのGoogleドライブとパソコンのGoogledrive(G:)ドライブの両方にデータが保存されますが、「ストリーミング」方式では、パソコンのGoogledrive(G:)ドライブにはデータを保存されずパソコンの利用時のみPC上にデータが映し出されます。

(1)ストリーミング方式とは

パソコンの仮想ドライブ(Google Drive(G:))上にデータを置かずにクラウド(Googleクラウド)上にのみ保管する「ストリーミング」という設定ができます。

従って、ストリーミングとは、Google Drive(G:)のフォルダが閉じてる間はデータが存在せず、開いた時にGoogleドライブに繋がるという仕組みです。

このため、ストリーミングの場合は、パソコンなどの端末のストレージ容量を制約しなくてすませることがメリットとなります。

(2)ミラーリング方式とは

パソコンの仮想ドライブ上にもクラウドのGoogleドライブ上にも同期したデータを置く「ミラーリング」という設定ができます。

ミラーリングのメリットは、データをパソコンとクラウドの両方に保存するため、オフラインでもデータが利用できることです。

しかし、パソコンにもデータが置かれるのでパソコンの容量を圧迫する要因になります。

このため、パソコンの容量に余裕があり、オフラインで作業する機会が多い場合は、ミラーリングが便利ですが、データがPC に保存され容量が圧迫されることを考えて判断する必要があります。

3)同期方式(ストリーミングかミラーリング)の設定方法

アプリではGoogledrive(G:)にある「マイドライブ」フォルダの同期方式の設定を下図の様な設定画面から行います。

(1)マイドライブの同期方式の設定手順

step1. 通知領域にある「Googleドライブ」アイコンをクリックし、表示される画面右上の歯車アイコンをクリックし設定画面を開く

通知領域とは、下図のようにタスクバーの右側にバッテリーやWi-Fi、音量、時計、カレンダーなどのアイコンが並ぶ位置を言います。

この位置に配置された「Google ドライブ」アイコン「」をクリックし画面右上の歯車マークをクリックすればメニューが表示されるので「設定」をクリックします。

右側の「通知領域」にアイコン「」が見当たらなければ、その他アプリを格納している「∧」をクリックすれば、「Googleドライブアイコン「」」が表示されます。

通知領域にある「Googleドライブ」アイコンをクリックします。

画面右上の歯車アイコンをクリックします。

以下のように若干表示内容が異なる場合もありますが、どちらでもOKです。

step2. 表示されるメニューの一番上にある「設定」をクリックする

歯車アイコンのクリックで以下の様なメニューが表示されるので一番上の「設定」をクリックします。


step3. 「Googleドライブの設定」画面左上の「Googleドライブ(ドライブ内のフォルダ)」を選択し、表示される「マイドライブの同期オプション」から「ストリーミング」と「ミラーリング」の何れかを選択してチェックを入れる

ここでいう「Googleドライブ」は、仮想ドライブのことを指します。「エクスプローラーを開く」をクリックすれば、「マイドライブ」と「その他パソコン」フォルダがあることがわかります。


step4. 以上で「マイドライブ」の同期方式の設定は完了します。

以上の設定が終われば、パソコンに配置されている「マイドライブ」に、Googleドライブに上げたいフォルダやファイルをドラッグ等でアップすれば、選択した同期方式によって全てのフォルダやファイルには「雲マーク」か「チェックマーク」が付きます。(詳細は後述)

ストリーミングは雲マーク ミラーリングはチェックマーク

なお、「マイドライブ」がストリーミング設定の場合、個別にオフラインで使いたいファイルやフォルダがあれば、そのデータを右クリックし「オフラインアクセス」選択すれば、オフラインでもデータにアクセスできる様になります。この場合は、チェックマークに変わります。

以上で同期設定は完了です。

(2)「マイドライブ」の同期方式の変更方法

パソコン版のGoogleドライブで同期方法を変更することができます。

〈同期方式を変更する手順〉

step1. タスクバーにあるGoogleドライブアプリをクリックする

step2. 右上の歯車(設定)をクリックし表示される「設定」をクリックする

step3. 「Googleドライブの設定」画面左側にある「Googleドライブ(ドライブ内のフォルダ)」を選択する

step4. 「ファイルをストリーミングする」または「ファイルをミラーリングする」を選択(チェック)して変更する

step5. 確認の画面が表示されるので、「続行」をクリックする

step6. 画面が戻ったら「保存」をクリックする

設定の変更には再起動が必要なので、「今すぐ再起動」をクリックして再起動して完了です。

4)同期されているPC内フォルダには同期の方式によって「雲マーク」か「チェックマーク」が付く

Googleドライブと同期されているPC内のフォルダには雲マークかチェックマークが付きます。

「雲マーク」は、パソコン側に実データを置かないストリーミングデータを表し、「チェックマーク」は、パソコン側にもデータを置くミラーリングかバックアップ方式のデータであることを表します。

(1)「雲マーク」は、ストリーミングにより同期されていることを表す

ストリーミング方式のため、開く前のフォルダ内にはデータがありませんが、開くとGoogleドライブ側のデータが表示されます。

なお、「Googledrive(G:)」を設定画面でストリーミング設定した場合は、(G:)ドライブにドラッグでアップしたフォルダやファイルには全て雲マークが付きます。

しかし、オフラインでも利用したい場合は、フォルダやファイルを個別に右クリックしメニューから「オフラインアクセス」をクリックし「オフラインで使用可能にする」を選択すれば、「雲マーク」は「チェックマーク」に変わり、オフラインでもデータの編集が可能になります。

(2)「チェックマーク」は、ミラーリングで同期されていることを表す

チェックマーク(レ)の付いたフォルダやファイルは、ミラーリングでGoogleドライブと同期されていますが、フォルダには同じデータが保存されています。

こちらは、データが存在するのでオフラインでも利用可能です。インターネットに繋がれば、瞬時に同期されます。

3.同期により得られるメリット

PCとGoogleドライブのデータが同期されることにより以下のようなメリットが享受できることになります。

1)アップロードやダウンロードの手間が不要に

パソコンとGoogleドライブのどちらかでファイルを編集、削除、移動すると、他方も自動的に変更されるので、いちいちその都度、GoogleドライブのファイルをPCにダウンロードしたり、PCからアップロードする必要がなく手間は大きく省く事ができます。

2)どのデバイス(端末)からでもアクセスしファイルの作成・保存・共有が可能に

パソコン版ドライブを使用すると、Googleドライブとパソコンのファイルが自動的に同期され、ファイルは常に最新の状態に保たれるため、どの端末からもGoogle ドライブのデータを管理、共有することが可能になります。

3)PCの各種ツールやソフトを使ってGoogleドライブのファイル作成や編集管理ができる

自動的に同期されるのは、PCとGoogleドライブのソフトに互換性があるからです。

データが自動的に同期される為には、PCのソフトで作成したものがGoogleドライブのソフトに自動で変換される互換性がなければなりませんが、パソコン版Googleドライブではこれが可能になります。

Web版からGoogleドライブの文書や計算表などを開くと、Googleドキュメントやスプレッドシートで表示されますが、パソコン版で開くと、PCのWordやExcelソフトなどで表示されます。

従って、PCのソフトを使ってGoogleドライブでの文書等の作成や編集ができるので大変便利です。

通常なら一度 Google ドライブからファイルをダウンロードして編集後、再度アップロードする必要がありますが、パソコン版 Google ドライブであれば、Googleドライブの文書ファイルをパソコン上で開けば、パソコンのソフトで編集が可能になります。

同様に、会計ソフトや動画編集も、パソコン版 Google ドライブを使えばPCのソフトで編集することができるようになります。

従って、パソコンのソフトに慣れている場合は、パソコン版が欠かせないツールと言えます。

4)Googleドライブ上の目的ファイルが見つけ易い

パソコン版を使用すると、Googleドライブ上にある目的のファイルやフォルダがエクスプローラーを使って表示できるため、簡単に見つけることができます。

Web版の場合は、並べ替えなどのフィルターを使って目的のファイルやフォルダを探す為に、慣れない場合は手間取りますが、パソコン版の場合は、慣れていることもあり見つけやすいと言えます。

5)エクスプローラー上でドラッグでアップロード及びダウンロードができる

ブラウザ版でも、PCからGoogleドライブに直接ファイルをドラッグすることもできますが、パソコンとGoogleドライブを並べて表示する手間が掛かります。しかし、パソコン版の場合はエクスプローラー上で仮想ドライブ「Googledrive(G)」との間でデータをドラッグ&ドロップでアップロードまたはダウンロードが簡単にできます。

◎ファイルやフォルダをドラッグ&ドロップしてアップロードする手順

step1. エクスプローラーを開く
step2. アップロードしたいファイルやフォルダを選択する
step3. 選択したファイルやフォルダを「Googleドライブ」フォルダにドラッグ&ドロップする
step4. ドラッグしたファイルやフォルダがドライブにアップロードされる

なお、Googleドライブのファイルをフォルダにドラッグして移動する場合は、逆の流れになります。

4.同期を一時停止させたり再開させたりできる

検証やオフラインで作業するために同期を一時的に停止させたり再開させることができます。

なお、同期を一時停止させる方法には、Googleドライブとの同期を「全面的に停止させる方法」と、「フォルダ単位で停止させる方法」があります。

いずれも、再開すれば、また同期が継続され両者は同一のデータとなります。

以下に、両方の一時停止の手順をご紹介します。

1)全面的に一時停止させる方法

同期を一時停止させると、仮想ドライブ内のストリーミング設定されたファイルの更新は停止され、ミラーリング設定されたフォルダの双方向への同期も停止されます。また、Google フォトへのバックアップも停止されます。

なお、再開は、同じ手順で、「再開」に変えればOKです。

◎全面的に一時停止させる手順

step1. タスクバーにあるパソコン版アプリを開き右上の歯車(設定)をクリックする

step2. [同期を一時停止] をクリックする

以上で、Googleドライブとパソコン間の同期は一時的に停止されました。

再開するには、再度同手順で進み「再開」をクリックすればOKです。

2)フォルダ単位で一時停止させる方法

step1. [設定] をクリックする

step2. [同期オプション] をクリックする

step3. [これらのフォルダのみ同期] をクリックする

step4. 同期するフォルダのボックスをオンにする

step5. 同期しないフォルダのボックスをオフする

Ⅲ.特定フォルダ機能(PCのローカルフォルダをGoogleドライブに同期させる機能)の特徴と使い方

特定フォルダ機能とは、自分のパソコンに保存したローカルフォルダを指定してGoogleドライブにリンクさせることができる機能のことで、同期させたフォルダは、エクスプローラ上の当該フォルダをクリックすればGoogleドライブのデータにアクセスできるようになります。

1.パソコンのローカルフォルダをGoogleドライブに同期追加させることができる(Googleフォトへのバックアップも可)

パソコン上の特定のフォルダをGoogleドライブに同期設定することができます。

また、ここでの設定では、特定のフォルダの写真や動画をGoogleフォトにバックアップすることもできます。

なお、フォルダを同期やバックアップした場合、フォルダやフォルダ内のファイルを削除するときは、以下のことに注意願います。

「Google ドライブと同期する」に設定した場合、 同期したフォルダやファイルに変更を加えると、Googleドライブに反映されます。従って、片方で削除すれば他方の削除されます。

一方、「Google フォトをバックアップする」に設定した場合、写真と動画のバックアップが行われます。この場合、両方に同じデータが残るだけなので、パソコンで画像等を削除してもGoogleフォトでは削除されません。

1)特定のフォルダをGoogleドライブやGoogleフォトに同期(追加)させる手順

設定はフォルダごとに設定していくことになります。

「Googleドライブ」を選択すると、全てのデータはGoogleドライブに同期することができますが、Googleフォットを選択すると、フォルダ内の写真や動画のみがバックアップされます。

これらの選択は、フォルダごとに設定しますが、通常、写真や動画は「Googleフォト」を、その他のファイルは「Googleドライブ」を選びます。

◎パソコンフォルダの同期又はバックアップ設定手順

特定のフォルダをGoogleドライブやGoogleフォトに同期(追加)させる手順は以下の通りです。

step1. 通知領域にある「Googleドライブ」アイコンをクリックし、表示される画面右上の歯車アイコンをクリックし設定画面を開く

通知領域にある「Googleドライブ」アイコンをクリックします。

画面右上の歯車アイコンをクリックします。

以下のように若干表示内容が異なる場合もありますが、どちらでもOKです。

step2. 表示されるメニューの一番上にある「設定」をクリックする

歯車アイコンのクリックで以下の様なメニューが表示されるので一番上の「設定」をクリックします。


step3. 「Googleドライブの設定」画面が開くので、左上の「マイ ノートパソコン」選択してみぎがわにある「フォルダを追加」をクリックする

左上に「マイコンピュータ」と「Googleドライブ」とありますが、「マイコンピュータ」がフォルダの同期に関する設定となります。


step4. 「バックアップするフォルダを選択してください」という選択画面が表示されるので、同期させたいフォルダを選んで右下の「フォルダーの選択」をクリックする

同期させたいフォルダをクリックし、下にある「フォルダの選択」をクリックします。

ここでは、パソコンのフォルダの中で、フォルダー内にある全ての中身をGoogleドライブにも保存して同期させたいフォルダを選びます。


step5. 「設定」メニューが表示されるので、「Googleドライブ」か「Googleフォト」かの同期先にチェックを入れ、下の「完了」をクリックする

同期先を、「Googleドライブ」か「Googleフォト」から選べ、両方にチェックを入れることもできます。

「Googleドライブ」には、全てのデータはGoogleドライブに同期することができますが、Googleフォットには、フォルダ内の写真や動画のみがバックアップされます。

これらの選択は、フォルダごとに選択して決めますが、通常、写真や動画は「Googleフォト」を、その他のファイルは「Googleドライブ」を選びます。


step6. 設定画面に戻ると、同期設定したフォルダが表示されており、「保存」をクリックすると選択したフォルダのデータがアップロードされ、同期が始まる

同期設定したフォルダが表示される。最後に「保存」をクリック
step7. 同期設定したフォルダが表示されるので「保存」をクリックする

同期やバックアップしたフォルダが表示されるので「保存」をクリックして完了します。

step8.同期設定の完了を確認する

Googleドライブと同期しているフォルダには、「レ点」マークが付きます。

以上で同期設定は完了です。

2)フォルダの設定で「Googleドライブ」と「Googleフォト」の両方にチェックをいれる際の留意点

なお、パソコンのフォルダを、GoogleドライブとGoogleフォトの両方に同期及びバックアップ設定をする場合は、両方に容量が加わることになります。

両方共にチェックをいれるとデータは合算されるので、アカウントでの利用可能枠(無料の場合、両方及びGメール合せて15ギガ)を圧迫することになります。

従って、GoogleフォトにバックアップするフォルダはGoogleドライブに同期させない選択をされることをおすすめします。(容量に余裕があれば別ですが。)

3)同期させたフォルダの確認方法

(1)アプリの設定画面での確認できる

下図のパソコン版アプリの設定画面で確認できます。

(2)パソコンのエクスプローラー上で確認できる

エクスプローラ上で「雲マーク」が付いているフォルダーが同期しているフォルダであると確認できます。

(3)Googleドライブ上で確認できる

Web版からアクセスしスタート画面を開くと、サイドバーにある「パソコン」には自分のパソコンと同期しているフォルダが保存されています。

他にもパソコンを使っていて、そのパソコンも同じアカウントでGoogleドライブと同期している場合も、この同じ「パソコン」に保存されています。

この「パソコン」をダブルクリックすると右側に「マイコンピュータ」というフォルダが確認できます。

なお、他のパソコンも同じGoogleドライブに「マイコンピュータ」というフォルダ名で存在する場合は、区別するためフォルダを右クリックして「名前を変更」を選択すればフォルダ名を変更することができます。

次に、このサイドバーの「パソコン」をダブルクリックすると、右側に自分のパソコンとGoogleドライブとで同期されているファイルがリストアップされます。

4)フォルダを同期対象から外す手順

特定フォルダを同期対象から外す場合は、上の画面で同期設定したフォルダをクリックし同期先選択画面のチェックを外して「完了」をクリックし確認画面で「同期を停止」をクリックします。


2.同じGoogleドライブを共有する他のパソコンの特定フォルダにアクセスする方法

1)複数のパソコンで同じアカウントのGoogleドライブが共有できる

複数のパソコンそれぞれに「パソコン版アプリ」をインストールして同じアカウントでGoogleドライブに同期設定すれば、Googleドライブは全てのパソコンの共有ドライブとなります。

(1)「マイドライブ」はどのパソコンも同じ中身

この場合、それぞれのパソコンの「Googledrive{G:)」にある「マイドライブ」は、Googleドライブの「マイドライブ」と同期されているため、どのパソコンを開いてみても同じ内容となります。

従って、他のパソコンにアクセスして「Googledrive{G:)」にある「マイドライブ」を確認する必要は生じません。

(2)特定フォルダはパソコン独自のフォルダなので中身は異なる

しかし、各パソコンで独自にローカルフォルダをGoogleドライブに同期(アップロード)させた特定フォルダでは、中身はパソコン毎に異なります。

2)各パソコンの特定フォルダにアクセスする方法

同じアカウントのGoogleドライブを共有する複数のパソコン間において、他のパソコンの特定フォルダにアクセスするほほうをご紹介します。

これをマスターすれば、パソコンを買い換えた時などに古いパソコンの特定フォルダにアクセスができデータを取込むことが可能になるので、バックアップとしても利用できます。

「特定フォルダ」は、パソコンの「Googledrive(G:)」ドライブの「その他パソコン」からアクセスできるようになっています。

つまり、パソコン版アプリでは「その他のパソコン」を使って、同じアカウントでGoogleドライブを共有している他のパソコンの特定フォルダにアクセスできるようになっています。

これにより、万一パソコンが壊れても、同じアカウントでGoogleドライブに繋がればそのパソコンの特定フォルダにアクセスができバックアップも取れることになります。

復習:◎パソコンのローカルフォルダをGoogleドライブに同期させる方法

パソコン版では、ローカルフォルダをGoogleドライブに同期させる方法には、アプリの「設定画面」から行なう方法と、簡単に、特定フォルダにしたいフォルダを右クリックして表示されるサブメニュー「このフォルダを同期又はバックアップ」をクリックして作成する方法があります。

◎設定画面による方法

下図の画面を使って設定します。

◎特定したいフォルダを直接右クリックして設定する方法

特定したいフォルダを右クリックしてメニューから「このフォルダを同期又はバックアップ」クリックする。設定画面が出るので「Googleドライブに同期する」を選択する

〈その他のパソコンの特定フォルダにアクセスする手順〉

step1. エクスプローラー画面を開き「Google Drive(G:)」(仮想ドライブ)をクリックする

step2. 「その他のパソコン」と「マイドライブ」が表示されるので「その他のパソコン」をダブルクリックして開く

「Google Drive(G:)」には、「その他のパソコン」と「マイドライブ」のフォルダがあり、「その他のパソコン」をダブルクリックして開けば、フォルダを同期設定しているほかのパソコンが表示されます。

step3. ほかのパソコンの同期設定されているフォルダが表示されるのでダブルクリックして目的のファイルを開き編集する

フォルダをダブルクリックすれば中身が表示されるのでファイルを開いて閲覧、編集ができます。

step4. 保存する

そして、編集して保存すると、同期によってそのパソコン上のファイルも編集済みのファイルに置き換わります。(念のため、そのパソコンを開いて確認しておきましょう)

以上で、編集して保存するとそのパソコン上のファイルも編集済みのファイルに置き換わります。



Ⅳ.「オフライン設定」でオフラインでもファイル編集が可能に

Googleドライブに同期していると、通常、パソコン或いはGoogleドライブのどとちらかでファイル等を削除すると、両方とも削除されてしまいデータは回復不能になります。

従って、そのような事がないようにするためにはオフラインで作業する必要があります。

また、通常、オンライン上にあるGoogleドライブに関連する作業をする場合は、インターネットに繋がった状態で作業する必要がありますが、オフライン設定をしたり、一部フォルダーなどに「オフライン設定(オフラインでも使える設定をする)競って」をしておけばオフライン作業が可能になります。

1.Googleドライブとの同期を一時停止するオフライン設定

オフライン設定とは、インターネットに接続されていない環境でもGoogleドライブを利用できる設定にすることです。

なお、ミラーリング設定の場合は、パソコン側にもデータがあるので設定なしにオフラインでも使用できます。

従って、オフライン設定が必要なのは、ストリーミング設定されたファイルやフォルダとなります。

なお、オフラインでの変更内容はキャッシュに保存され、オンライン接続時にクラウドに同期されます。

◎PCとGoogleドライブ間の同期一時停止のオフライン設定の手順

step1. パソコン版アプリを開き、画面右上にある歯車マークをクリックする

step2. 「同期を一時停止する」をクリックする

◎再開する手順

オフライン設定の手順で「同期を再開する」をクリックすればオンライン時に同期されます。

2.フォルダやファイル単位でオフライン設定にする方法

ファイルやフォルダ単位でオフライン作業ができる設定方法は以下の通りです。

オフライン設定手順

step1. オフラインで使用したいファイルやフォルダを右クリックする

エクスプローラーの「Google drive(G)」にある「マイドライブ」をダブルクリックして表示されるGoogledドライブのファイルまたはフォルダを右クリックします。

step2. 「オフラインアクセス」をクリックする

するとメニュー表が表示されるので「オフラインアクセス」アイコンがクリックします。もし、「オフラインアクセス」が表示されなければ、メニューの「その他のオプションを確認」をタップすれば、それにより表示されるメニューに「オフラインアクセス」アイコンが表示されるので、それをクリックします。

step3. 「オフラインで使用可能にする」をクリックする

以上で当該ファイルは、オフラインでも編集が可能になり、マイドライブの右側のマークが雲マークからオフラインで使用可能マークになっています。

◎再開する手順

オフライン設定の手順で「オンラインのみ使用可能にする」をクリックすればオンライン時のみ同期されます。

Ⅴ.最後に

パソコン版Googleドライブは、Googleドライブとリンクする仮想ドライブをパソコンに作成することによりGoogleドライブに直接アクセスができ、かつパソコンのソフトや機能を使ってGoogleドライブの文書作成やその他作業ができるアプリです。

また、パソコン上のフォルダをGoogleドライブに同期させることができるので重要データのバックアップや写真整理にも便利なツールとなりGoogleドライブをフルに活用する為には必携のアプリと言えます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ーーーーーーーーーー完ーーーーーーーーーーー

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