株主優待に魅力ある「第一興商」株は、今なら投資妙味があると言えるのではないでしょうか?
7月30日記述
〖魅力ある株主優待銘柄は安定株!〗
私は永年、株主優待銘柄を一つの投資対象と位置づけ一定の枠内で売買をしてきました。優待内容が魅力的である銘柄は、長期的に見れば株価は底堅く、波があってもやがて回復して総じて右肩上がりの傾向がみられると感じています。
勿論、経済環境の変化や、業界の急変あるいは当該企業業績の一時的な落ち込みなどによって株価に急落場面があっても、優待狙いなどで買い支えられ株価下落は総じて他の銘柄に比べて緩和される傾向があると感じています。(もちろん例外もありますが)。あくまでも優待内容が株主にとって魅力的である銘柄に限っての話です。 私は、株式の分散投資の一つとして、企業の成長が期待でき優待に魅力ある銘柄を一定割合保有するようにしています。もちろん長期に保有しているものもありますが、やはり株価の変動は避けられないものですから、株価の変動を捉えて売買益も狙っています。 狙う株は、あくまでも優待の利用価値が高く企業の株主優遇の姿勢に好感が持てる銘柄に絞るようにしております。(無配でも企業の成長戦略優先のため優待で株主に報いようとしている場合は○) ここでは、「優待内容の魅力度」、「2.株価の位置」、「3.業績の現状と見通し」等を通して、今の株価水準ならば投資妙味があると思われる銘柄をピックアップしていきたいと考えます。 株主優待内容の魅力度は人それぞれで違いますが、一応私は、「金額的価値(優待券価格+配当)」と「使い勝手・利便性(特定の人しか利用価値がないものは×)」、「人気度(フリマで高値がつくなど)」で判断しています。 但し、常態として日々の出来高が極端に低い銘柄は、株価が大きくぶれる恐れがあるために対象外としています。 また、年2回優待実施企業に絞っています。これは、優待取りは株価に貢献作用が働くため、年1回の場合は間が空きすぎて優待取りの機運が薄まるためです。株価の安定には年2回が望ましいと考えています。 なお、株主優待制度を株主数増加の主な目的にしている企業では、株数に比例した優遇制度となっていないケースが多い為、優待狙いの投資としては、株当たりの優待利回りを考えた株式数の保有にすることが賢明と考えています。 ご興味を持って頂ければ幸いです。勿論、最終的判断はご自身のご判断でお願いします。 |
〖最小単位100株で魅力ある投資妙味がある株主優待株〗
数ある優待銘柄のうち、100株という最小単位で優待に魅力を感じる銘柄をご紹介します。
今回ご紹介する銘柄は、業務用カラオケ事業、カラオケ・飲食店舗事業、音楽ソフト事業、その他の事業を展開する「第一興商」をご紹介します。
「第一興商(7458)」サービス業(9月、3月権利) |
1.優待内容の魅力度
[優待内容]
[推奨持ち株数]
100株あたりの優待額は、持ち株100株の場合は5000円/100株、持ち株1000株の場合は1250円/100株となり、断然持ち株100株のほうが優待利回りが高いので推奨持ち株は100株と考えます。(また個人で使う場合半年での利用頻度は①10枚あれば良いのでは?ご自分の利用度を考えて持ち株数を決めればいいと思います。)
[魅力度]
46万円(7/29の株価4630円×100株)の投資で、年間10千円相当(優待利回 2.1%)の優待メリットが得られる。
グループのカラオケルーム「カラオケマック」、「楽蔵」「ウメ子の家」「びすとろ家」等の飲食店舗、ホテル「うたゆの宿」など豊富な店舗で利用できるので利用価値は高い。
配当も年113円(56+57)/100株(配当利回り2.3%)と高い。
2.株価の位置
株価は、昨年2月6000円近辺を高値として調整が続き昨年8月の4900円近辺で反転。その後5500円と5000円の値幅の中で揉まれた後、今年2月に5500円を上抜けて4月に6000円の高値に顔合わせ。しかし、達成感から利食いに押され、現在は、4500円近辺(一昨年の上昇波動形成のスタート点)まで下落している。
一目均衡表の雲の下にあり価格帯別出来高を見ても売り圧力が強そうですが、割安感から早晩5000円を目指すと考えますが、如何でしょうか?
3.業績の現状と見通し
下記「会社四季報」の情報によれば、環境等に大きな悪材料はなく、業績は底堅く推移しているように見える。高収益体質を維持しつつ業容拡大を進めている当社は、いずれ業績上乗せが見込めるように思われる。
[見通]
[業績]
4.私の投資判断
以上から、株価は現在大きく下落し、高値6000円から1500円下げ(▼25%)の4500円の安値に位置している。
高収益体質の当社は、業績の順調な開示があれば、株価回復の足は軽く、9月の優待取りに向けて5500円近辺までの戻しは早いと考えます。大きな下げがあれば買場ではないでしょうか?
(7/29の株価)4630円 ⇒ 5500円? |
くれぐれも投資判断はご自身のご判断でお願いします。