今(7/19)なら投資妙味がある株主優待株|「ANA」空運業(9月、3月権利)

株主優待に魅力ある「ANA」株は、今なら投資妙味があると言えるのではないでしょうか?

7月18日記述

〖魅力ある株主優待銘柄は安定株!〗

私は永年、株主優待銘柄を一つの投資対象と位置づけ一定の枠内で売買をしてきました。

優待内容が魅力的である銘柄は、長期的に見れば株価は底堅く、波があってもやがて回復して総じて右肩上がりの傾向がみられると感じています。

勿論、経済環境の変化や、業界の急変あるいは当該企業業績の一時的な落ち込みなどによって株価に急落場面があっても、優待狙いなどで買い支えられ株価下落は総じて他の銘柄に比べて緩和される傾向があると感じています。(もちろん例外もありますが)。

あくまでも優待内容が株主にとって魅力的である銘柄に限っての話です。

私は、株式の分散投資の一つとして、企業の成長が期待でき優待に魅力ある銘柄を一定割合保有するようにしています。もちろん長期に保有しているものもありますが、やはり株価の変動は避けられないものですから、株価の変動を捉えて売買益も狙っています。

狙う株は、あくまでも優待の利用価値が高く企業の株主優遇の姿勢に好感が持てる銘柄に絞るようにしております。(無配でも企業の成長戦略優先で優待で株主に報いようとしている場合は○)

ここでは、「1.優待内容の魅力度」、「2.株価の位置」、「3.業績の現状と見通し」等を通して、今の株価水準ならば投資妙味があると思われる銘柄をピックアップしていきたいと考えます。

株主優待内容の魅力度は人それぞれで違いますが、一応私は、「金額的価値(優待券価格+配当)」と「使い勝手・利便性(特定の人しか利用価値がないものは×)」、「人気度(フリマで高値がつくなど)」で判断しています。

なお、株主優待制度を株主数増加の主な目的にしている企業では、株数に比例した優遇制度となっていないケースが多い為、優待狙いの投資としては、100株当たりの優待利回りを考えた株式数の保有にすることが賢明と考えています。

ご興味を持って頂ければ幸いです。勿論、最終的判断はご自身のご判断でお願いします。

〖今回ご紹介する銘柄は、「ANA」(9月、3月権利)です。〗

1.優待内容の魅力度

[優待内容]

[推奨持ち株数]

優待券は、100株当たりでみると400株までが有利(100株につき1枚)。利用場面を考えると400株が推奨持ち株数と考えます。

[魅力度]

143万円(7/18の株価3582円×400株)の投資で年間航空運賃半額券(4枚×2回=)8枚が得られる。優待券の価値は、実際に航空を利用した場合、運賃2万円であれば1万円相当、8枚で8万円に相当します。仮にフリマで売却すれば、1枚5千円相当(有効期限との絡みがありますが。)と見られ8枚で4万円(利回り2.8%)相当となる。

また、提携ホテルを割引で利用できるなどの優待も利用できる。

更に、配当が年間75円(利回り約2%)も得られる。

優待に魅力がある株と位置付けています。

2.株価位置

昨年1月に4800円近辺の高値を付けた後、相場の地合いの悪化もあり昨年10月の安値3500円まで途中自力反発で4500円まで戻す場面もあったが下落相場が続いた(下落幅1300円)。その後4200円近辺(700円の半値戻し)まで3度ほどチャレンジしたが、4月以降の下落で昨年10月安値3500円に顔合わせし直近はもみ合っている。株価は割安圏内にあり、国際線の好調を織り込みにいく相場が期待できるのではないか?9月の優待取りもあり突っ込みがあれば好買場と考えますが?

3.業績の現状と見通し

下記「会社四季報」の情報によれば、業績は順調で償却後は、すこぶる好調な成長が期待できると思われる。

[見通し]

[業績]

4.私の投資判断

以上から、私は今後9月の優待権利取りに向けて、地合いがよければ75日移動平均線の3850円近辺までの戻しは早いものと考えますが如何でしょうか?そこから上は、価格帯別出来高の厚みがあるのでさらなる業績の朗報待ちになるかも知れません。しかし、割安にあることは間違いないのでこれからの特需で動意づくと考えています。大きな下落場面があれば好買場ではないでしょうか?

くれぐれも投資判断はご自身で願いします。