洗濯機のおすすめ|乾燥機付きなら縦型とドラム式のどちらがいい?着眼点は?

乾燥機をよく使う必要があるならば、高価だが衣類に優しく仕上がりも良く省エネ効果が高いドラム式が断然お得!

1.洗濯機は乾燥機付きにしますか?

洗濯機の購入を検討される場合は、まず、乾燥機付きか洗濯機能だけかを決めなければなりませんね。

その際、乾燥機付きのメリットをあらためて理解した上で判断されることをお勧めします。乾燥機付きのメリットとしては次のようなことが考えられます。つまり、乾燥機機能の使用頻度が少なくても万一に備えて乾燥機付きにしておくと重宝な面が多いということです。それを知っても高いお金を払ってまでも必要性を感じなければ乾燥機付きは不要ということになります。

乾燥機付きのメリットとしては、

①天気を気にしなくて済む、②時間を気にしなくて済む(タイマー設定)、③干す手間が要らない、④外干ししないのでアレルギー、花粉症対策になる、⑥消臭・除菌・ダニ対策機能などが使える、⑦外干し禁止でも大丈夫

等々があり必要に応じて対処できる。

2.乾燥機付きの洗濯機は、縦型にしますか?ドラム式にしますか?

次に、乾燥機付き洗濯機には、縦型とドラム式があります。縦型とドラム式の特徴の比較表を下表に整理しました。

結論として、縦型にするかドラムにするかは、簡単に言うと、「乾燥機をよく使う必要があるかどうか」でほぼ決まると考えます。

滅多に使わないのであれば、価格が圧倒的に安い「縦型」をお勧めします。

乾燥機を多用する必要性がある場合は、初期購入価格は高いが、省エネ効果(特に電気代)が高く、衣類に優しく(傷みや縮み)、仕上がり(シワにならない)も良い「ドラム式」をお勧めします!特に家族が多く乾燥機を多用される家庭には断然お勧めです!

〖縦型とドラム式の比較(概略)〗

対象 縦型 ドラム式 メモ
①価格帯 洗濯乾燥機 10~25万円 15~35万円 ドラム式が圧倒的に高い
②サイズ 標準タイプ 総じコンパクト 総じて大きい 構造上
③洗浄 洗浄力 総じて差がない
洗浄方法 揉み洗い、こすり洗い 上から下へのたたき洗い
洗濯1回使用水量 93ℓ位 78ℓ位 ドラム式の方が優位
洗濯1回水道料 21.2円 17.78円 ※228円/㎥として
④乾燥 乾燥方式 ヒーター乾燥方式

:90度前後の「熱風」で乾燥

×熱風のため衣類が縮む、傷む    ×高音のため乾燥中のドア開閉は不可(追加で乾燥できない)       ×乾燥中、槽内冷却のため水道使用

◎ヒートポンプ方式

:熱交換器による熱の効率的利用、60度の「温風」で乾燥

○電気代が安い   ○水道不要      ○温度が低いので途中ドア開閉は可    ○洗濯から乾燥までの時間が短い。

日立のドラム式は◎風アイロン方式:時速300kmの高速風を吹きかけ乾かす

○シワのない仕上がり

⑤洗濯から乾燥までの水道光熱費 水道代:1回当たり 180ℓ×228円/㎥=41円 78ℓ×228円/㎥=17.8円 ドラム式は縦型の約三分の一
消費電力量と電気代:1回当たり 約2,600Wh

 約70円

約900 Wh

 約24円

ドラム式は縦型の約三分の一
111円 41.8円 差約71円
消費コスト比較 毎日1回洗濯するとすると、年間365日では365x71=25,915円の差がつきドラム式の方が断然維持コストが安くつく。 使用頻度が増せば増すほどドラム式の方がメリットが大きいといえる。
⑥洗濯から乾燥までの時間 洗濯から脱水まで 40分台 30分台 ドラム式の方がメリットが大きい
洗濯から乾燥まで 170~240分 100~200分 ドラム式の方がメリットが大きい
⑦その他

○毛布・布団も乾燥できる              ×手入れが必要      ①乾燥フィルター     ②ドアパッキン     ③排水フィルター

〖製品決定に際しての留意点〗  

1.サイズの問題  

・洗濯機サイズと自宅洗濯置き場スペース(防水パンサイズ)の適合性

・蛇口位置の適合性

・洗濯機扉の右左の開き適正

・設置場所までの運搬経路の横幅や高さがクリアできるサイズを選ぶ

2.洗濯・脱水容量の問題  

・1人1日1.5kgを目安に少し大きめの容量を選ぶ

※洗濯と乾燥の容量がいくらのものにするか、容量にゆとりがあれば、まとめ洗いや毛布などの大物を洗うのに便利なことにも留意

3.音の問題  

・住宅環境から静音性に問題ないかを確認、「静か」と感じるのは45dB以下