
初の軽症治療薬承認はコロナ鎮静へ大きな前進、しかし厚労省、なぜ今頃?
漸く念願のコロナ感染軽症患者用治療薬が国内で初めて承認された。初期対応で重症化や死亡者を抑え、且つ感染者数の減少に効果が大きい感染拡大防止に不可欠な治療薬だ。しかし米国では既に昨年11月に承認されているのに何とも遅い厚労省の対応かと痛感させられる!
漸く念願のコロナ感染軽症患者用治療薬が国内で初めて承認された。初期対応で重症化や死亡者を抑え、且つ感染者数の減少に効果が大きい感染拡大防止に不可欠な治療薬だ。しかし米国では既に昨年11月に承認されているのに何とも遅い厚労省の対応かと痛感させられる!
厚労省専門家組織が現状を重症・死亡者数が高止まりの状況で緊急事態延長が望ましいと表明との事。初期・中等症状向け治療薬がなければ重症者や死亡者が増え続けるのは当然。そうさせない為の治療薬開発にどれだけ尽力したかが問われるがまるで他人事の弁。
世界で既に6カ月前から接種が進みコロナ禍鎮静に大きく寄与している米モデルナと英アストラゼネカワクチン。世界では人命第一に1か月掛けずに承認しているが日本は申請から3か月経って承認。何とも緊急事態認識乏しい厚労省審査機構の改革が急務でる。
厚労省は、コロナの国産ワクチンの創出の遅れに危機感、創薬強化の為の指針改定に取り組むと報道された。国民の命を守る重要なワクチン開発で創薬企業に積極関与できない現行システムを是正し、一刻も早く提供できるよう創薬企業を支援できる基盤作りが急務
1980年代迄ワクチン技術で世界最先端国であった日本は、1992年の予防接種副作用訴訟で国が敗訴、薬害エイズ訴訟で厚労省担当課長が有罪判決を受けたのを機にレベル低下。厚労省の薬品開発への不作為が今回のワクチン開発での敗戦を招いたのは必然。
菅首相、一向に国産コロナ治療薬、ワクチンが実現できない厚労省の動きに対し「治験を待たず緊急使用を可能とする法改正の実現を目指す」取り組みに強い意向を示した。コロナ終息には一刻も早い国産治療薬、ワクチンの開発が必要。厚労省は全勢力を注ぐべし!
昨年12月申請のリウマチ薬「バリシチニブ」のコロナ治療薬転用承認と12月承認見送りのアビガンの再治験開始が4月下旬に至って漸く承認に至った。いずれもコロナ禍終息に寄与が期待できる好材料だが非常事態における厚労省の緩慢な動きに危惧を覚える
日本のワクチン接種進捗度は先進国中で最悪。コロナ終息には行動自粛による感染拡大防止も重要だがコロナを克服するワクチンや治療薬の普及が不可欠。厚労省は、ワクチンの早期100%実施国産ワクチン、治療薬の開発に当事者意識を持って早期実現に役割を果たすべきだ
海外では昨年からワクチン接種が進む中、日本はワクチン確保と接種見通しすら立たない。国民の命第一なら治療薬、ワクチンの開発を民間企業任せにせず、政府は積極的推進役を担うべき。厚労省や政治家に国民の命を守ることを最優先にした非常時対応の欠如を感じる。
低位株の抗体医薬カイオムは今が仕込み場!カイオムの導出社とのライセンス契約では、上市以降の販売ロイヤリティーを含めず、上市迄の収入総額が100億円近くとある。パイプライン1本のリターンは膨大。11本の内、1本の開花で会社の業態は一変する。
低位株の魅力は小額で投資ができ人気化すると一方通行の値上がりが期待できることです。環境悪化で主流株が急落する場合でも底堅い銘柄が多いのでリスクヘッジ効果も期待できる。但し、自ら企業実態を良く知って銘柄を厳選し、底値広いと小額長期投資が基本。
富士フイルムは世界のコロナ感染救済に向けアビガンの販路拡大に着手。まずは、年初からのコロナ対応でアビガンの有効性を確認し既に現地企業によるアビガン後発薬の生産販売が行われている中国の現地企業と販売・開発で提携。世界への販路拡充第一歩!
タミフル等はノイラミニダーゼ酵素の働きを抑えてウイルスの増殖を防ぐが、新型コロナはそれを持っていないため術がないのですが、アビガンは全てのウイルスが持つRNAポリメラーゼ酵素の働きを阻害して増殖を防ぐ為、他のインフルにも有効ではないか(仮説)?
アビガンの承認が待たれる中、世界では1日30万人を超える新規感染者が発生し未だ終息の兆しが見えず人々・経済はコロナ禍に苛まれている。一刻も早く新規感染治療薬のアビガンが承認され治療実証が進めばコロナ禍は飛躍的に鎮静化へ進むと期待したい!
NHKの前日報道「コロナワクチンの量産化は早くて2022年後半にずれ込むと担当者の発言があった」でアンジェス株は投資家の狼狽売りを誘い急落。曖昧な報道表現でワクチンの正式承認が2022年までずれ込むかの印象を与えた。正式承認と量産化は別物。